百醜千拙草

何とかやっています

米権力移動と小沢氏の今後

2012-05-08 | Weblog

フランス大統領選、下馬評どおり、サルコジ氏は社会党オランド氏に敗れ、政権が交代しました。サルコジ氏は、ロックフェラーの後ろ盾があったと言われていますから、今回のフランスでの政権交代は、ひょっとしたら、後で述べるアメリカ、ロックフェラーの権力交代を反映しているのかも知れません。

政権交代に関して、ちょっと前に読んだ下の議会制民主主義についてのアイク氏の批判、日本の空きカン以来の民主党と自民党を見ていると、その通りだなあ、と思います。

この政治的『選択』の幻想を与える目くらましはこの様に働く。

(1)与党はどんな時も人々を奴隷状態にするためのカバルのアジェンダを導入する。
(2)野党や野党員はそのアジェンダに反対する:これは彼らには力がないので意味が無いのだが、政治を議論しているという幻想を提供する
(3)選挙をして野党が与党になった時、選挙運動でそれに反対して選挙に勝ったにも関わらず、カバルのアジェンダを導入する。
(4)今までそのアジェンダを進めていた与党は、今、野党となり同じアジェンダを批判する。

このように、この終止符を打つべき非道行為に国民が十分気がつくまで、奴隷状態の人々に希望が叶うだろうと思わせたまま、この茶番劇は続いていく。

この言説には民主主義というのは表向きだけのことで、実は一部の人間によって民主主義国家の国民は支配されている、という仮説に基づいてます。この仮説も証拠が出そろってきて、いよいよ陰謀論というレッテルを貼っておしまいにはできなくなりました。これまで、陰謀だ、勘ぐり過ぎだ、と言われていたことのどれほどの多くが実は事実であったかを考えると、陰謀論を語る側ではなく、陰謀論とレッテルを貼る方がむしろ思考停止していたのだと思わざるを得ません。仮説を立て、目に見えるものをとりあえず疑ってみる、その方法的懐疑によって、隠れているものを明らかにしていく作業が、科学という方法でした。仮説を立てて、仮説をテストして、その正否を判定する、そうやって、目の前にある事柄の後ろに隠れているものを明らかにしてきました。今、目の前に見えているものとは、空きカン以来の民主党が政権交代の時の公約を片っ端から破棄し、自民党と同じような政策を主張し、原発を強引に再稼働させようとし、IMFやアメリカにはドンドン金を出す約束をする一方で、国内にはカネがないと叫び回って、貧乏人からも税金を巻き上げようと消費税増税を命がけでやろうとしている異常な政府です。目に見えないものとは、この異常なできごとをcoherentに説明できる論理です。暫定的には、日本政府は国民を搾取し、アメリカの利益になるように働いており、アメリカの「誰か」が日本政府に指示を出している、というのが最も強い仮説でしょう。(もうこれは余りに証拠が多過ぎるので仮説や陰謀論とは言えませんが)。

そのアメリカの「誰か」に変化の兆しがあるという話は、ちょっと前からあって、元毎日新聞記者の人が書いているこのブログの最近の記事では、こうあります。

米国最大財閥デイビッドロックフェラー失脚後、世界支配の実権を掌握したジョン デビッドソン ロックフェラー四世(民主党上院議員、ゴールドマンサックス社オーナー)が、日本の政治について、「小沢一郎元代表を支持する」と明言しているという。

ジョン (ジェイ)ロックフェラーはロックフェラー家の本流からみれば異質で、共和党ではなく民主党議員であり、デイビッド ロックフェラーとは確執があるという話を聞いたことがあります。この権力の移動は、「戦争で儲けるか」、「金融で儲けるか」の差ですから、どっちに転んでも、究極的には日本にとっては大差はないとも言えます。しかし、これまでデイビッド系の勢力が日本の政治を操ってきたのだとすれば、今回のロックフェラー家の権力移動により、アメリカは小沢支持に向かうことになり、それに伴って、マスコミの論調も変化していくであろうことが想像されます。

前回、触れたように、陸山会事件での、捏造調書のコピーがインターネット上にリークされ、その悪質な捏造の手口がパッと広がったせいもあるでしょうが、突然、マスコミが小沢バッシングを抑え出して、検察批判をし始めました。変わり身の早い連中です。ひょっとしたら、ジェイ ロックフェラーの小沢支持明言の影響が早くも出始めたのかも知れません。

因みにこの捏造調書などをリークしたのは、一市民T氏が考えているように、たぶん最高裁事務局でしょう。検察に全部押し付けて、自分は知らないフリをするつもりなのだと思います。そうは行きません。森ゆうこ議員らが最高裁が発注したイカサマくじ引きソフトの不正の証拠をつかんでいますし、検察側も最高裁が最初からグルなのは重々承知の国策捜査ですから、最高裁に手が及ぶのも時間の問題でしょう。現在、国民の批判は主に検察に向いていますが、田代検事やその上司らのクビを切って幕引きさせてしまっては行けません。最高裁と謀略を最初に思いついた麻生内閣自民党まで追求する必要があります。

話もどって、ジェイロックフェラーが実権を握り、小沢支持を明言したというこの動きは、思うに、これまでよりも少なくともマシな結果に繋がると思います。これで、多分、口害をまき散らす言うだけ番長や悪徳弁護士も力を失い、消えてくれるのではないかと期待しています。

最高裁と検察は大チョンボをやらかし、もう小沢氏失脚を画策することはできなくなりました。加えて、このJ ロックフェラーのendorseで、小沢氏は復権し、新党結成という話はなくなると思います。この辺は間もなく、明らかになるでしょう。

国民にとってその後の問題は、小沢氏が復権し小沢内閣ができたときに、本当に「国民の生活が第一」の約束を守ろうと努力するかどうかです。アイク氏がいうように、これが茶番である可能性が皆無とは言えません。ただ、小沢幹事長、鳩山内閣の時に、結局、うまく行きませんでしたが、努力はしていたと私は思いますから、小沢内閣となった時にも、国民のために働いてくれることを期待したいです。

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