百醜千拙草

何とかやっています

銀行のイカサマ

2012-06-08 | Weblog

しばらく前に何度か、財政赤字は、管理通貨制度を利用した国家レベルのイカサマの結果だという話を書きましたが、最近、このビデオを知りました。このカナダ人の12歳の女の子が自分で、このイカサマのカラクリを発見したのか、誰かから教えてもらったのか、その辺はわかりませんが、現代の管理通貨性金融システムのイカサマ、を非常にわかりやすく解説している上、その解決法も述べています。アメリカでロンポールがFRBのシステムを批判するのと同じことです。日本では、財政赤字は銀行に原因があるという論調を余り聞きませんが(アメリカが量的緩和を許さないからでしょうか)国民が困っている上に、悪質な財務省がドジョウを操って、国民を騙して増税しようと躍起になってるのだから、日銀を100%国有化して、通貨制度の悪用を止めさせるという視点からの議論があっても良いと私は思います。この手のイカサマで国民の富を独占し、国民を奴隷化してきた連中は抵抗するでしょうが、騙す方と騙される方とどちらが悪いか、となれば騙す奴が悪いに決まっています。そういうワケでこのサイトを紹介します。

http://dandomina.blogspot.co.uk/2012/05/corrupt-banking-system.html (原文、邦訳)

下はちょっと以前の記事ですが、政府が銀行から通貨を購入して流通させるというシステムの問題について、アメリカの例を上げて解説してありますので、ご一読をおすすめします。

リンカーンのグリーンバックス

リンカーンは戦争が終わったとき、
「政府の費用をまかない、一般国民の消費に必要なすべての通貨と銀行の預金を、政府は自分で発行し流通させるべきである。通貨を作製し、発行する特典は政府のたった一つの特権であるばかりか、政府最大の建設的な機会なのである。この原理を取り入れることによって、納税者は計り知れないほどの金額の利子を節約できるのです。それでこそお金が主人でなくなり、人間が人間らしい生活を送るための召使いになってくれるのです」
と語っているのです。

この彼の言葉から推察できるように、政府が利息付きの通貨を中央銀行から借りていると、人間がお金の奴隷になってしまうことをリンカーンは明確に認識したのでした。

彼はこの経験で金融の仕組みを理解し、同時に金融資本家の悪巧みを身にしみて知りました。アメリカが統一されたあとは中央銀行を置く意思はなく、グリーンバックスを使っていくことを決めていました。ところが、戦争が終わった1865年4月9日の5日後の14日に、彼は観劇中にジョン・ウィルクス・ブースに後頭部をデリンジャーで撃たれてしまいます翌日の15日に56歳の生涯に幕が下りたのです。 

日本でも、国民の生活が苦しくなってくれば、諸悪の根源、日銀のシステムを何とかしろ、という動きが起きてくるかも知れません。(起きるべきです)国民の声が大きくならない限り、並の政治家は動きません。国民の後ろ盾がないとリンカーンのような目にあいますからね。


もうひとつ、ドジョウ内閣改造でクビを切られた小川前法相のインタビュー記事が「ニュースの深層」に出ていました。興味深いです。ドジョウに止められたというわけではないと述べています。八木さんたちが地検の陸山会事件にかかわった検察幹部をひとまとめに刑事告発したのが28日。あわてた検察、法務省が手を回して、ドジョウに小川法相のクビを切らせたというところでしょう。一部、抜き書き。

小川: ぼくは何度も言っているとおりで、国民の理解が得られる対応をしなくちゃいかんと。つまり田代個人の記憶違いということで終わらせるな。それではなんの反省にもなりませんから、と言い続けたわけ。でも馬耳東風で聞き流されて、新聞にどんどんリークして。(田代の)記憶違いという弁解を破れないだなんて言って、ちょろっと人事で相談なんて言ってるから。一般的に言っても聞かないんだから、じゃあどうするかっていう話になる。

長谷川: そこで指揮権発動を考えた。

小川: うん。それしかないでしょ。たとえば今朝(6月6日)の朝日新聞の社説でね、検察審査会で判断すればいいだなんて言ってるけど、まったくトンチンカンですね。

長谷川: どうして?

小川: 検事は無罪になる証拠しか集めてないんですよ。田代の記憶違いだと。それを破る証拠を集めてないんですよ。それが検察審査会にいって、どうなります?

長谷川: それで「指揮権を発動する」と言ったんですね。

小川: 「それだけの覚悟は持ってんだぞ」ということは言った。「発動する」って言ったら発動になっちゃう。

長谷川: それはそうですね。対応は。

小川: 向こうの? まあ、ぜんぜんでしたね。やらないんだから。記憶違いで済ませてね。それでは国民の理解が得られず、検察の信頼が失われる。それなら法務大臣の職責としてね、こういうケースでこそ指揮権を発動すると。会見で述べたとおりです。

小川: (反響について)激励の電話、ファックスが多いですよ、普通の国民から。批判はほとんどありません。ツイッター、見ると面白いですよ。(筆者:批判しているのは、朝日とか毎日とかどうしようもないクズ新聞ばかりですね。東京新聞も多少批判はありましたが、はるかにバランスのとれた社説でした。このような発言をされるようなことをそもそも検察がやっているということがそもそもの問題の根源です)

コメント
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