百醜千拙草

何とかやっています

ドリー

2012-11-02 | Weblog
ちょっとした縁で、この一年半余り預かっていた女の子が、ようやく大学院入学が決まりました。本国でマスターをとってから大学院が始まるまでの3ヶ月という約束で来たのですが、あてにしていた大学院のプログラムが突然閉鎖になって、行き場を失ったのでした。そもそも二十歳半ばの若い女の子で遊びたい年頃、3ヶ月でまともな研究などできるはずもありませんから、大学院入学前の3ヶ月間を気楽に過ごすつもりでやってきています。実験するのはそれなりに好きなようですが、それほど研究に燃えているというわけではありません。私も若いころはそうで、結局、後々に、長期的な視野にたって自己を規律することを怠ってきたツケを随分払うハメになりました。それで、この子にも機会を見つけて、やさしく言ったりキツくいったり、なだめたりすかしたり、色々、わかってもらえるように話をしたりしてきたのですけど、ウチの子供と同じで、右の耳から左の耳。同じことを何度も何度も言っても5分後には忘れているとしか思えない「Finding Nemo」のドリーのような記憶力で、ま、明るくてくよくよしないサバサバした良い性格といえば、そうとも言えるのですけど。しかし、私もずっと面倒みれるわけでもないし、任せたプロジェクトは遅々として進まないしで、困ったなと思っていたので、今回、彼女が見つけてきた別の大学の大学院の申し込みには、全面的に援護射撃、推薦状もほめ殺しかというようなものを書きました。結局、大学院に入れたばかりか奨学金まで貰えるということで、本当にホッとしました。

ドリーと言えば、羊のドリーをクローニングしたキース キャンベル博士、58歳で死去との話。死因は公表されていません。羊のドリーのCellの表紙を覚えていますが、確か1997年で、この年は私の分野にも複数の重要な発見がなされた年でした。今まで知りませんでしたが、ドリーの名はカントリー歌手のドリー パートンに因むとのことです。ドリー パートンの曲としては、シーナ イーストンの曲と同名の「9 to 5」、ウィットニー ヒューストンのカバーで大ヒットした「I will always love you」ぐらいしか知りません。どちらも、シーナ イーストンやウィットニー ヒューストンの曲がヒットしたので聞きました。コテコテの南部のブロンドのおばちゃんですね。私は演歌とカントリーはちょっと苦手です。シーナ イーストンの名前は聞かなくなって久しいですし、ウィットニー ヒューストンはついこの間亡くなってしまいました。羊のドリーもドリーの生みの親も亡くなりましたが、本家、ドリー パートンはまだまだ元気です。

ドジョウの情けない所信表明演説と非常に評価が高かった東幹事長の代表質問聞きました。アホウ政権の末期にアホウ氏を追いつめた鳩山氏の代表質問もなかなか良かったでしたが、東氏の方が落ち着きがあって良かったですね。ドジョウはどうも官僚に利用されるだけされてすでに抜け殻になっているような感じです。
コメント (2)
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