世界中から危険なxxと見なされているアベ氏ですが、いよいよデタラメの経済政策が失速し、振り付け師は人気浮揚と政権維持のための小細工を仕掛けているようです。
サイエンスとしてのSTAP細胞の話はもうしません。しかし、植草さんのブログのエントリーを読んで、この騒動の違和感の説明がつきそうな気がしました。STAP細胞の背景に確かにおかしな点が多いです。最初の論文が出た時、私もPubmedで筆頭著者の人の過去の仕事をチェックしてみました。筆頭で3本の論文があるだけで、どれも注目すべきような論文ではありません。そのような人がなぜ、日本のトップクラスの研究所でPIをできるのかヘンだなというのが最初の違和感でした。理研の採用システムをよく知りませんが、例えば理研をアメリカのJanelia Farmハワードヒューズ研究所ぐらいだと仮定してみると、そこのJunior fellowのポジションにつくには、普通、Cell, Nature, Science、その姉妹紙クラスの論文が複数必要です。そこで何十倍という競争を経て、ポジションが与えられることになります。STAP論文の著者の人の場合、そもそも、理研のPIポジションに見合う業績がなく、自力で論文を書く実力もなく、(単なる言い訳でないとすると)データや文章の盗用、画像の切り貼り、使い回しが悪いことでさえ知らなかったような人が、なぜか日本のトップの研究所の研究チームのリーダーに採用されたという異常な事態が起こったということになります。確かにアメリカでもearly independenceということで、一部の若手にもっと自由に研究できる環境を与えようとするプログラムがありますが、このプログラムも非常に高い競争率で、選りすぐられた一部の人が手にすることができるだけです。そう思うと、この理研の人事は確かにおかしいのです。また、割烹着を着て実験するような不自然な人は普通いません。
植草教授のブログのエントリーは、これらの違和感に説明を与えると思います。なぜ30歳の若手女性研究者で、なぜ割烹着なのか、何となく分かった気がしました。政治的な思惑があるというウワサはチラホラ聞いてはいましたが、確たる証拠があるわけではなかったので、余り深く考えませんでした。しかし、前のエントリーでの内部の人が、「政治的」な問題があり、STAPに関して告発 (?) したのを理研は取り合わなかったという話が本当だとすると辻褄があいます。一発「花火」を打ち上げたかった神戸の理研、そして政権の人気向上に科学を利用したいアベ政権の思惑があったところへ、渡りに船とばかりに、現れたのがこの人でした。(本当だったら)大花火、ということで、理研とアベ氏がろくにdue deligenceもせずに飛びついたのだ、と考えれば、腑に落ちます。政府に優遇してもらいたい理研、理研を政権浮揚に利用したい政府、理研で利権、結局、つきつめればいつもと同じ、カネと権力。わざわざ割烹着という異常な姿で実験させて派手に報道演出した理由もそういうことだったのでしょう。あいにく、セルシードの株価と同じく、山高ければ谷深し、逆効果になってしまいました。そう思うと、身から出た錆とは言え、この研究者の人も多少は気の毒な面もあります。理研は組織を守るため、この人に全てを押し付けて幕引きしようとするでしょうから。
「知られざる真実」のエントリーの一部を転載します。
STAP細胞論文共著者と株式市場を結ぶ点と線
サイエンスとしてのSTAP細胞の話はもうしません。しかし、植草さんのブログのエントリーを読んで、この騒動の違和感の説明がつきそうな気がしました。STAP細胞の背景に確かにおかしな点が多いです。最初の論文が出た時、私もPubmedで筆頭著者の人の過去の仕事をチェックしてみました。筆頭で3本の論文があるだけで、どれも注目すべきような論文ではありません。そのような人がなぜ、日本のトップクラスの研究所でPIをできるのかヘンだなというのが最初の違和感でした。理研の採用システムをよく知りませんが、例えば理研をアメリカのJanelia Farmハワードヒューズ研究所ぐらいだと仮定してみると、そこのJunior fellowのポジションにつくには、普通、Cell, Nature, Science、その姉妹紙クラスの論文が複数必要です。そこで何十倍という競争を経て、ポジションが与えられることになります。STAP論文の著者の人の場合、そもそも、理研のPIポジションに見合う業績がなく、自力で論文を書く実力もなく、(単なる言い訳でないとすると)データや文章の盗用、画像の切り貼り、使い回しが悪いことでさえ知らなかったような人が、なぜか日本のトップの研究所の研究チームのリーダーに採用されたという異常な事態が起こったということになります。確かにアメリカでもearly independenceということで、一部の若手にもっと自由に研究できる環境を与えようとするプログラムがありますが、このプログラムも非常に高い競争率で、選りすぐられた一部の人が手にすることができるだけです。そう思うと、この理研の人事は確かにおかしいのです。また、割烹着を着て実験するような不自然な人は普通いません。
植草教授のブログのエントリーは、これらの違和感に説明を与えると思います。なぜ30歳の若手女性研究者で、なぜ割烹着なのか、何となく分かった気がしました。政治的な思惑があるというウワサはチラホラ聞いてはいましたが、確たる証拠があるわけではなかったので、余り深く考えませんでした。しかし、前のエントリーでの内部の人が、「政治的」な問題があり、STAPに関して告発 (?) したのを理研は取り合わなかったという話が本当だとすると辻褄があいます。一発「花火」を打ち上げたかった神戸の理研、そして政権の人気向上に科学を利用したいアベ政権の思惑があったところへ、渡りに船とばかりに、現れたのがこの人でした。(本当だったら)大花火、ということで、理研とアベ氏がろくにdue deligenceもせずに飛びついたのだ、と考えれば、腑に落ちます。政府に優遇してもらいたい理研、理研を政権浮揚に利用したい政府、理研で利権、結局、つきつめればいつもと同じ、カネと権力。わざわざ割烹着という異常な姿で実験させて派手に報道演出した理由もそういうことだったのでしょう。あいにく、セルシードの株価と同じく、山高ければ谷深し、逆効果になってしまいました。そう思うと、身から出た錆とは言え、この研究者の人も多少は気の毒な面もあります。理研は組織を守るため、この人に全てを押し付けて幕引きしようとするでしょうから。
「知られざる真実」のエントリーの一部を転載します。
STAP細胞論文共著者と株式市場を結ぶ点と線
安倍政権は6月にも「新・成長戦略」を打ち出すスケジュールを設定しているが、そのなかに、技術立国を打ち出し科学技術振興を提示する予定である。、、、
いまや、利権政治家は競い合うように、「科学技術利権」と「スポーツ利権」に食い込もうと必死である。
安倍晋三氏は1月11日に理化学研究所・発生・再生科学総合研究センター(CDB)を訪問している。
中日新聞報道によれば、理研CDBでは、STAP細胞作製発表会見に合わせて、研究室の改装、かっぽう着の着用などの「演出」を実行したとのことである。
すべてが「やらせ」「偽装」演出だったことになる。
もうひとつの重大問題は、2011年に小保方氏が執筆した「Nature Protocol 論文」と呼ばれる論文の共著者に、今回のSTAP細胞論文の共著者である大和雅之氏と同じく東京女子医大の岡野光夫教授が名を連ねていることである。
この論文が記述する”cell sheets”は上場企業である株式会社セルシード社の製品であり、著者の岡野光夫氏はこの企業の取締役であり大株主である。しかし、論文には「利益相反事項の記載」がなされていなかった。
セルシード社は大幅な営業赤字計上を続ける無配企業である。
この企業の株価がSTAP細胞作製報道のあった直後の1月30-31日にかけて急騰し、1月31日に第11回新株予約権(行使価額修正条項付)が大量行使・行使完了された。(http://goo.gl/6BsBjG)
1月31日に2400円をつけた株価は、3月14日には1183円に下落している。1ヵ月半で半値以下に暴落したことになる。
いまや、利権政治家は競い合うように、「科学技術利権」と「スポーツ利権」に食い込もうと必死である。
安倍晋三氏は1月11日に理化学研究所・発生・再生科学総合研究センター(CDB)を訪問している。
中日新聞報道によれば、理研CDBでは、STAP細胞作製発表会見に合わせて、研究室の改装、かっぽう着の着用などの「演出」を実行したとのことである。
すべてが「やらせ」「偽装」演出だったことになる。
もうひとつの重大問題は、2011年に小保方氏が執筆した「Nature Protocol 論文」と呼ばれる論文の共著者に、今回のSTAP細胞論文の共著者である大和雅之氏と同じく東京女子医大の岡野光夫教授が名を連ねていることである。
この論文が記述する”cell sheets”は上場企業である株式会社セルシード社の製品であり、著者の岡野光夫氏はこの企業の取締役であり大株主である。しかし、論文には「利益相反事項の記載」がなされていなかった。
セルシード社は大幅な営業赤字計上を続ける無配企業である。
この企業の株価がSTAP細胞作製報道のあった直後の1月30-31日にかけて急騰し、1月31日に第11回新株予約権(行使価額修正条項付)が大量行使・行使完了された。(http://goo.gl/6BsBjG)
1月31日に2400円をつけた株価は、3月14日には1183円に下落している。1ヵ月半で半値以下に暴落したことになる。