やらねばならないがやりたくない仕事が少し溜まっています。そういう仕事を先延ばしにすることは大抵よくない結果を生みますから、とにかく始めてしまうのがいいのは良くわかっているのですが、私もしばしば、やるべき仕事にとりかかる前に、メールをチェックしたり、どうでもよい雑用をやってみたりして時間を消費することがよくあります。(これを書いている今もそうです)一方で、物事には流れというものがあり、自然な流れに乗って、物事を進めることが最終的に良い結果につながるのも事実です。その流れをいかにうまく見つけるか、あるいは一歩進んで積極的に流れを作りだすか、というのが技術なのでしょう。
人生は死ぬときまでのヒマつぶし、ともいいますから、別に、頑張って何かを成し遂げたところで「それはそれ」、ぼんやり日々を送って一生を過ごすのも一局、と思います。何か夢中になれることに一生懸命になる方が、素人はヒマをうまくつぶせるように私は思いますが、もっと修行のできた人ならそんなものさえ必要ないのでしょう。いずれにしても、ヒマつぶしなのだから楽しくヒマつぶししたいものです。やるべき仕事をやらずにぐずぐずすることが、ストレスになって楽しくなくなるのであれば、ぐずぐずせずしてはいかんですね。ぐずぐずすることを先延ばしにしてみたらどうか、という思考実験をしてみました。二重否定みたいになって、やれるような気になってきました。
なかなか仕事にとりかかれない間に、それ用のBGMをYoutubeで漁ってみました。私が若い頃にジャズを好きになるきっかけになった曲を見つけました。New York Jazz Quartett が1975年に東京公演をした時のライブ版レコードにあるロン カーター作曲の「Littel Waltz」です。
この曲は、ジャズにしてはワルツでメインがフルートというちょっと変わった曲です。レコードもとっくの昔に手放してしまっていて長らく聞いてなかったのですが、当時は何が良かったのかなあ、と思いながら聞き返してみました。あらためてしみじみと良い演奏だなあと思いました。四人の対話の様子が暖かい感じで伝わってきます。フランク ウェスとピアノのローランド ハナのソロが自然体でいいです。また、そこに絡むリズムセクションの合いの手が素晴らしい。ロン カーターのところどころにコブシを利かせるベースライン、ドラムの控えめながらも細かい気配りのサポート、まるで四人でリビングルームのテーブルを囲んで、昔話をしているかのような暖かい雰囲気がででいます。
時は過ぎ、ローランドハナは故人となってすでに十数年、フランクウェスは去年に91歳で亡くなりました(マイルスより年上)。ドラムのベン ライリーは81歳、ロン カーターも喜寿を迎えました。
人生は死ぬときまでのヒマつぶし、ともいいますから、別に、頑張って何かを成し遂げたところで「それはそれ」、ぼんやり日々を送って一生を過ごすのも一局、と思います。何か夢中になれることに一生懸命になる方が、素人はヒマをうまくつぶせるように私は思いますが、もっと修行のできた人ならそんなものさえ必要ないのでしょう。いずれにしても、ヒマつぶしなのだから楽しくヒマつぶししたいものです。やるべき仕事をやらずにぐずぐずすることが、ストレスになって楽しくなくなるのであれば、ぐずぐずせずしてはいかんですね。ぐずぐずすることを先延ばしにしてみたらどうか、という思考実験をしてみました。二重否定みたいになって、やれるような気になってきました。
なかなか仕事にとりかかれない間に、それ用のBGMをYoutubeで漁ってみました。私が若い頃にジャズを好きになるきっかけになった曲を見つけました。New York Jazz Quartett が1975年に東京公演をした時のライブ版レコードにあるロン カーター作曲の「Littel Waltz」です。
この曲は、ジャズにしてはワルツでメインがフルートというちょっと変わった曲です。レコードもとっくの昔に手放してしまっていて長らく聞いてなかったのですが、当時は何が良かったのかなあ、と思いながら聞き返してみました。あらためてしみじみと良い演奏だなあと思いました。四人の対話の様子が暖かい感じで伝わってきます。フランク ウェスとピアノのローランド ハナのソロが自然体でいいです。また、そこに絡むリズムセクションの合いの手が素晴らしい。ロン カーターのところどころにコブシを利かせるベースライン、ドラムの控えめながらも細かい気配りのサポート、まるで四人でリビングルームのテーブルを囲んで、昔話をしているかのような暖かい雰囲気がででいます。
時は過ぎ、ローランドハナは故人となってすでに十数年、フランクウェスは去年に91歳で亡くなりました(マイルスより年上)。ドラムのベン ライリーは81歳、ロン カーターも喜寿を迎えました。