余りに気の重い話題なので触れなかったですが、今回、二人目のISISによる犠牲者が出てしまいました。私もモスリムの知り合いは複数いますし、今はシーア系の人と一緒に働いています。イスラム教はアフリカ、中東、インドネシアと非常に広く広がっており、その内部は既に多様化しています。大多数の日本人と同様、大多数のイスラム信者が世界の平和と自由を望んでいます。
アベ氏が、世界中を無意味にウロウロしてカネをバラまいては、好戦的で不穏な発言を繰り返すからと言って、日本人が皆戦争をして平和を破壊したいと思っていないのと同様、ISISの過激な行動はモスリムの人々の考えを代表しているわけではありません。そもそもISISはアル カイーダ系組織であり、アルカイーダは、冷戦時代にアメリカが対ソ連用に使った諜報、工作機関ということですから、本来のイスラム圏大多数とはほぼ無関係な集団です。アルカイーダにしてもISISにしても、その中心には、中東を蹂躙し自国の利益にために利用してきたアメリカ牽制し抵抗することが具体的な目的としてあり、当然そこには、世界のいじめっ子、アメリカに対する恨みがあります。人は感情の動物です。軍事力に乏しい彼らが、アメリカに対抗するにはテロ行為しかありません。加えて、アメリカに対する積年の恨みと憎しみが、彼らの極端で残虐な行動となって表れるのだろうと想像できます。しかも彼らにとってみれば、行動こそ極端であれ、わがもので彼らの土地を利用し侵略し虐殺するアメリカからわが身を守ろうと必死なのでしょう。しかし、憎しみの連鎖をどこかで断ち切らなければなりません。それをするのは力を持っている方です。
この人質事件に対するアベ氏の対応に対する山のような批判を聞くにつれ、私は絶望的な気分になります。
客観的にアベ氏のしたことを見ると、
1. 平和憲法の改正を公言し、好戦的、排他的言動を繰り返して、諸外国に不安を与え続けてきた。
2. その一方で、アメリカの絶対隷属主義を続けて、アメリカの子分であることを世界に吹聴し、日米軍事同盟強化を訴えてきた。
3. 親米諸国のみを取り巻きをつれて税金で遊び回っては、カネをバラまく約束をした。これらの行動を通じて、日本は、軍国化してアメリカの下っ端として、アメリカの世界軍事戦略に協力する、というメッセージを反アメリカ諸国に出した。
4. 今回、外務省ルートでの人質救出交渉の妨げになるにもかかわらず、今回、外務省が止めるにもかかわらず、わざわざ中東に行き、ISISを名指して、ISISと戦う国を支援するという挑発的発言をして、ISISを怒らせた。
5. 人質救出に失敗した上に「テロには屈しない」「卑劣だ」などと発言をした。
アベ氏がもし自分自身が人質にとられた場合も、日本のその時のトップに同じ行動、同じ言動をとってもらいたいかどうか、聞いてみたいものです。戦争がしたいのなら、まず自分が前線に出る覚悟があるのか知りたいものです。(答えは自明ですけど)自分の人気取りのためにバラまくカネは国民の税金、ポーズをつけるための勇ましい言葉は人質の命の犠牲、自衛隊を戦場に送って流される血は国民の血、から成り立っています。この人に最も欠けているのは、もし自分が人質の立場だったら、国民の立場だったら、あるいは、テロリストの立場だったら、アメリカの立場だったら、という他人の立場になって考えることができる想像力と物事を客観的に多角的に考えることができる思考力でしょう。
テロは彼らの戦略です。「お前のやっていることは卑劣だ」と言ったところで、テロリストが行動を改めるでしょうか?テロリストにしてみれば、アメリカやその取り巻き(日本)が力に任せてやっていることの方がはるかに卑劣だと思っているでしょう。「テロは卑劣だ、テロには屈しない」というのは当然、諸外国や一部の日本人に対するポーズにしか過ぎません。そう言っておけば、アメリカは「よしよし」と頭をなでてくれるだろうと思っていっているのです。そう言っておけば、自分の失敗を責任転嫁した上に軍国化するのに都合がいいから言っているのです。すべて自分の身かわいさだけの言動です。アベ内閣が本来すべきことは、愚かな行動の挙げ句に人質救出に失敗し、国民の命を守れなかったことへの謝罪と反省です。理想家の鳩山さんは「命を守りたい」と言いました。少なくとも建前上は国民を守ることが国家の第一の責任だと私は思います。
然るに、アベ氏は自分のやったことに何の反省も見せていないように見えます。立場上、公に反省して自己批判するのは難しいでしょうが、少なくとも反省しているのであれば、それがわかるような行動があって然るべきでしょう。それが全くない。これは、やはり「播磨屋」がいう通り、この人が「裸の王様」なのだということなのだろうと思います。それが私の絶望感のもとです。この人は治しようがないのです。
いまさらながら、松原さんの25年前の予言が不気味です。「恐怖の男・安倍氏は、男に生まれながら男人形として、日本の名で世界を歩くでしょう。、、、その人こそ、わが国が『戦争』の言葉を身近に感じる流れを作る人物であり、操り人形です。政治家たちのランクを、国民1人ひとりが見極め、日本の国のために命を捧げられるほどの人間選びをしなければ、草も口にできなくなります」
結局は、国民が自らを滅ぼすことになるアベ氏を選んでしまったのです。奇しくも先週、ユダヤ人虐殺などドイツの「過去」への沈黙を鋭く批判したワイツゼッカー元ドイツ大統領が死去しました。ナチス ドイツを思い出させるアベ政権ですが、国民一人一人が前の戦争の愚かさを思い出すことで、その暴走を止めなければなりません。
アベ氏が、世界中を無意味にウロウロしてカネをバラまいては、好戦的で不穏な発言を繰り返すからと言って、日本人が皆戦争をして平和を破壊したいと思っていないのと同様、ISISの過激な行動はモスリムの人々の考えを代表しているわけではありません。そもそもISISはアル カイーダ系組織であり、アルカイーダは、冷戦時代にアメリカが対ソ連用に使った諜報、工作機関ということですから、本来のイスラム圏大多数とはほぼ無関係な集団です。アルカイーダにしてもISISにしても、その中心には、中東を蹂躙し自国の利益にために利用してきたアメリカ牽制し抵抗することが具体的な目的としてあり、当然そこには、世界のいじめっ子、アメリカに対する恨みがあります。人は感情の動物です。軍事力に乏しい彼らが、アメリカに対抗するにはテロ行為しかありません。加えて、アメリカに対する積年の恨みと憎しみが、彼らの極端で残虐な行動となって表れるのだろうと想像できます。しかも彼らにとってみれば、行動こそ極端であれ、わがもので彼らの土地を利用し侵略し虐殺するアメリカからわが身を守ろうと必死なのでしょう。しかし、憎しみの連鎖をどこかで断ち切らなければなりません。それをするのは力を持っている方です。
この人質事件に対するアベ氏の対応に対する山のような批判を聞くにつれ、私は絶望的な気分になります。
客観的にアベ氏のしたことを見ると、
1. 平和憲法の改正を公言し、好戦的、排他的言動を繰り返して、諸外国に不安を与え続けてきた。
2. その一方で、アメリカの絶対隷属主義を続けて、アメリカの子分であることを世界に吹聴し、日米軍事同盟強化を訴えてきた。
3. 親米諸国のみを取り巻きをつれて税金で遊び回っては、カネをバラまく約束をした。これらの行動を通じて、日本は、軍国化してアメリカの下っ端として、アメリカの世界軍事戦略に協力する、というメッセージを反アメリカ諸国に出した。
4. 今回、外務省ルートでの人質救出交渉の妨げになるにもかかわらず、今回、外務省が止めるにもかかわらず、わざわざ中東に行き、ISISを名指して、ISISと戦う国を支援するという挑発的発言をして、ISISを怒らせた。
5. 人質救出に失敗した上に「テロには屈しない」「卑劣だ」などと発言をした。
アベ氏がもし自分自身が人質にとられた場合も、日本のその時のトップに同じ行動、同じ言動をとってもらいたいかどうか、聞いてみたいものです。戦争がしたいのなら、まず自分が前線に出る覚悟があるのか知りたいものです。(答えは自明ですけど)自分の人気取りのためにバラまくカネは国民の税金、ポーズをつけるための勇ましい言葉は人質の命の犠牲、自衛隊を戦場に送って流される血は国民の血、から成り立っています。この人に最も欠けているのは、もし自分が人質の立場だったら、国民の立場だったら、あるいは、テロリストの立場だったら、アメリカの立場だったら、という他人の立場になって考えることができる想像力と物事を客観的に多角的に考えることができる思考力でしょう。
テロは彼らの戦略です。「お前のやっていることは卑劣だ」と言ったところで、テロリストが行動を改めるでしょうか?テロリストにしてみれば、アメリカやその取り巻き(日本)が力に任せてやっていることの方がはるかに卑劣だと思っているでしょう。「テロは卑劣だ、テロには屈しない」というのは当然、諸外国や一部の日本人に対するポーズにしか過ぎません。そう言っておけば、アメリカは「よしよし」と頭をなでてくれるだろうと思っていっているのです。そう言っておけば、自分の失敗を責任転嫁した上に軍国化するのに都合がいいから言っているのです。すべて自分の身かわいさだけの言動です。アベ内閣が本来すべきことは、愚かな行動の挙げ句に人質救出に失敗し、国民の命を守れなかったことへの謝罪と反省です。理想家の鳩山さんは「命を守りたい」と言いました。少なくとも建前上は国民を守ることが国家の第一の責任だと私は思います。
然るに、アベ氏は自分のやったことに何の反省も見せていないように見えます。立場上、公に反省して自己批判するのは難しいでしょうが、少なくとも反省しているのであれば、それがわかるような行動があって然るべきでしょう。それが全くない。これは、やはり「播磨屋」がいう通り、この人が「裸の王様」なのだということなのだろうと思います。それが私の絶望感のもとです。この人は治しようがないのです。
いまさらながら、松原さんの25年前の予言が不気味です。「恐怖の男・安倍氏は、男に生まれながら男人形として、日本の名で世界を歩くでしょう。、、、その人こそ、わが国が『戦争』の言葉を身近に感じる流れを作る人物であり、操り人形です。政治家たちのランクを、国民1人ひとりが見極め、日本の国のために命を捧げられるほどの人間選びをしなければ、草も口にできなくなります」
結局は、国民が自らを滅ぼすことになるアベ氏を選んでしまったのです。奇しくも先週、ユダヤ人虐殺などドイツの「過去」への沈黙を鋭く批判したワイツゼッカー元ドイツ大統領が死去しました。ナチス ドイツを思い出させるアベ政権ですが、国民一人一人が前の戦争の愚かさを思い出すことで、その暴走を止めなければなりません。