新年おめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
型どおりの挨拶ですが、無事に一年が越せて、正月からおいしいものを食べたり飲んだり、コタツで暖まったりできる幸せを素直に喜んでおります。
今年の抱負は、今年も「楽しく」研究して論文を書いたりグラントを書いたりしながら過ごすぞ、です。そのうち研究もできなくなりますから、できるうちは、ベストのことをやってそれを楽しむこと、これに尽きます。
二つ目は我流でやっているピアノですが、もうちょっとうまくなりたいな、と思っております。「ナントカ弾ける」と「良く弾ける」の間のギャップは果てしなく大きく、やればやるほど欠点が見えてきて嫌になります。
かつてご近所さんだった某市民病院の某科部長はプロ並みのピアニストで、医者になってからも国際コンクールにも参加していた方ですが、プロのピアニストに届かずに医者を職業に選んだ理由の一つを、若いときに師事したピアノの先生の指導が自分と合わず、そこから伸びなやんだと説明してくれました。
そんな人から、若いときに良い師に巡り会うことの大切さを説かれて、改めて私も若い頃の己の傲慢さを後悔したものでした。若い時は、一本の論文の裏にある大変な努力の存在を理解できずに、研究を舐めてかかり、自分にとってのベストの研究の場、ベストの師を探すということを怠り、そのために随分と回り道をし、今だに苦労しています。この若さゆえの傲慢さが早いうちに矯正されないと、その後の人生は(私の自己愛ポスドクの人のように)間違いなく辛く厳しいものになると思います。
「正師を得ざれば学ばざるに如かず」、「三年勤め学ぶより三年師を選ぶべし」という古人の言葉のように、若いうちに良い先生について正しい指導を受けながら基礎をみっちり身につけることは大変、重要だと思います。
しかし、そのためには、まず自分が、素直に、謙虚に、学びへの熱意を燃やす必要があります。なぜなら「己の志相応の師しか、決してあなたの前には現れない」というのも真実だからです。
しかし、ピアノに関しては、手慰みに全く我流で適当にやっていたもので、そもそもうまくなりたいという欲求もあまりなかったのです。クラッシックの曲も今のレベルのような曲に取り組むのは初めてです。今は、昔より我慢強くなり、もうちょっと弾けるようになるまで練習しようという気持ちになりました。
今、練習している曲にどうしてもうまく弾けない場所が何箇所かあり、なぜうまく弾けないのかと我流で解析してみたら、意外に簡単にその理由がわかりました。
つまり、とりわけ私の左手の薬指と小指の筋力とコントロール能力が自分が思っていたよりもはるかに劣っていたのです。チェックしてみると、左手だけの問題ではありませんでした。ちゃんとした師について正しい訓練をしたわけではなかったので、指を動かすための基礎ができていないという当たり前の理由でした。
それで、ピアノを弾くための指の訓練法をサーチしてみました。ピアニストの櫻井大介さんのブログにある基礎トレーニングをやることにしました。(簡単ピアノ攻略法)
やってみて、笑ってしまいました。全然できないのです。右手でさえまともにできません。例えば中指と小指の訓練(親指、人差し指、薬指を(ド、レ、ファで)押さえて、中指と小指でミとソだけ、交互に20回弾く)。
今年は心気一転して、基礎トレをやって基本を身につけたいと思います。
型どおりの挨拶ですが、無事に一年が越せて、正月からおいしいものを食べたり飲んだり、コタツで暖まったりできる幸せを素直に喜んでおります。
今年の抱負は、今年も「楽しく」研究して論文を書いたりグラントを書いたりしながら過ごすぞ、です。そのうち研究もできなくなりますから、できるうちは、ベストのことをやってそれを楽しむこと、これに尽きます。
二つ目は我流でやっているピアノですが、もうちょっとうまくなりたいな、と思っております。「ナントカ弾ける」と「良く弾ける」の間のギャップは果てしなく大きく、やればやるほど欠点が見えてきて嫌になります。
かつてご近所さんだった某市民病院の某科部長はプロ並みのピアニストで、医者になってからも国際コンクールにも参加していた方ですが、プロのピアニストに届かずに医者を職業に選んだ理由の一つを、若いときに師事したピアノの先生の指導が自分と合わず、そこから伸びなやんだと説明してくれました。
そんな人から、若いときに良い師に巡り会うことの大切さを説かれて、改めて私も若い頃の己の傲慢さを後悔したものでした。若い時は、一本の論文の裏にある大変な努力の存在を理解できずに、研究を舐めてかかり、自分にとってのベストの研究の場、ベストの師を探すということを怠り、そのために随分と回り道をし、今だに苦労しています。この若さゆえの傲慢さが早いうちに矯正されないと、その後の人生は(私の自己愛ポスドクの人のように)間違いなく辛く厳しいものになると思います。
「正師を得ざれば学ばざるに如かず」、「三年勤め学ぶより三年師を選ぶべし」という古人の言葉のように、若いうちに良い先生について正しい指導を受けながら基礎をみっちり身につけることは大変、重要だと思います。
しかし、そのためには、まず自分が、素直に、謙虚に、学びへの熱意を燃やす必要があります。なぜなら「己の志相応の師しか、決してあなたの前には現れない」というのも真実だからです。
しかし、ピアノに関しては、手慰みに全く我流で適当にやっていたもので、そもそもうまくなりたいという欲求もあまりなかったのです。クラッシックの曲も今のレベルのような曲に取り組むのは初めてです。今は、昔より我慢強くなり、もうちょっと弾けるようになるまで練習しようという気持ちになりました。
今、練習している曲にどうしてもうまく弾けない場所が何箇所かあり、なぜうまく弾けないのかと我流で解析してみたら、意外に簡単にその理由がわかりました。
つまり、とりわけ私の左手の薬指と小指の筋力とコントロール能力が自分が思っていたよりもはるかに劣っていたのです。チェックしてみると、左手だけの問題ではありませんでした。ちゃんとした師について正しい訓練をしたわけではなかったので、指を動かすための基礎ができていないという当たり前の理由でした。
それで、ピアノを弾くための指の訓練法をサーチしてみました。ピアニストの櫻井大介さんのブログにある基礎トレーニングをやることにしました。(簡単ピアノ攻略法)
やってみて、笑ってしまいました。全然できないのです。右手でさえまともにできません。例えば中指と小指の訓練(親指、人差し指、薬指を(ド、レ、ファで)押さえて、中指と小指でミとソだけ、交互に20回弾く)。
今年は心気一転して、基礎トレをやって基本を身につけたいと思います。