沖縄の翁長雄志知事(67)が死去とのニュース。病状が急激に進行したようで、急逝に驚いております。前知事、仲井真知事が中央に押し切られたあと、辺野古反対を掲げて闘い続けました。
辺野古基地の問題は、沖縄だけの問題ではなく、人権と民主主義の問題であると思います。大げさに言えば、翁長知事の闘いは、本土に住む人を含む全日本国民の権利を守るための闘いでもあったと思います。力づくで沖縄を蹂躙する国家権力を相手に、たとえ勝てる見込みは少なくとも、人権と民主主義のために、最後の日に至るまで闘い続けました。壮絶という思いしかありません。その遺志は必ず引き注がれると思います。
翁長知事死去「ショックだ」与野党から悼む声(毎日)では、立憲民主党の辻元清美国対委員長は「あっと声を上げるぐらいショックだった。ご自分の命を削ってまでも沖縄を守ろうとしたように思う」とのこと。私も同感です。翁長氏の姿、その生き方に感動した人は多いでしょう。
こういう時、尊敬すべき人の壮絶な闘いの人生に思いをはせるべきであり、人の悪口を言いたくはないのですけど、知事が守ろうとした沖縄と沖縄県民を蹂躙してきた敵は、約束を守らず、力づくで無理を押し付けてきた日本政府なわけで、特にアベ政権の沖縄への仕打ちは目に余るものがあります。そのアベ、オトモダチの津川雅彦さんの死去に関しては、連続ツイート、官邸のツイッターでもツイートして顰蹙を買ったというのに、翁長知事逝去に関してはツイッターでは無言。わかりやすいですな。翁長知事は民主主義と人権を守ろうとし、アベはそれを骨抜きにしようとしている。命の最後の日まで県民と沖縄を守るために巨大な壁に向かって闘いつづけた姿は、村上春樹の「卵の側に立つ」との言葉を思い出させます。
リテラの記事から
翁長雄志知事は命を削り最後まで安倍政権の“沖縄いじめ”と闘い続けた! 安倍首相が翁長知事に見せた冷酷
翁長知事の闘いは引き継がれなければなりません。問題は限られた期間しかない知事選までの間にその遺志を継ぐ人を立てなければならないことです。昨年の辺野古反対運動での演説で、最後は翁長知事と一緒に座り込むとの決意を述べた夫人は、確かに翁長知事の遺志を強く継ぐ人であると思いますし、翁長夫人を後継に押す意見も聞こえます。しかし、この闘いはタフです。オトモダチ以外の国民や県民を「へ」とも思っていないアベやガースーが国家権力を濫用して、力ずくで抵抗する人々を押しつぶしていくのですから。気力と体力と根性と勇気と強い曲がらない意志を兼ね備えた若き闘士の出現を、沖縄県民だけでなく民主主義と人権を大切に思う日本国民はのぞんでいると思います。
辺野古基地の問題は、沖縄だけの問題ではなく、人権と民主主義の問題であると思います。大げさに言えば、翁長知事の闘いは、本土に住む人を含む全日本国民の権利を守るための闘いでもあったと思います。力づくで沖縄を蹂躙する国家権力を相手に、たとえ勝てる見込みは少なくとも、人権と民主主義のために、最後の日に至るまで闘い続けました。壮絶という思いしかありません。その遺志は必ず引き注がれると思います。
翁長知事死去「ショックだ」与野党から悼む声(毎日)では、立憲民主党の辻元清美国対委員長は「あっと声を上げるぐらいショックだった。ご自分の命を削ってまでも沖縄を守ろうとしたように思う」とのこと。私も同感です。翁長氏の姿、その生き方に感動した人は多いでしょう。
こういう時、尊敬すべき人の壮絶な闘いの人生に思いをはせるべきであり、人の悪口を言いたくはないのですけど、知事が守ろうとした沖縄と沖縄県民を蹂躙してきた敵は、約束を守らず、力づくで無理を押し付けてきた日本政府なわけで、特にアベ政権の沖縄への仕打ちは目に余るものがあります。そのアベ、オトモダチの津川雅彦さんの死去に関しては、連続ツイート、官邸のツイッターでもツイートして顰蹙を買ったというのに、翁長知事逝去に関してはツイッターでは無言。わかりやすいですな。翁長知事は民主主義と人権を守ろうとし、アベはそれを骨抜きにしようとしている。命の最後の日まで県民と沖縄を守るために巨大な壁に向かって闘いつづけた姿は、村上春樹の「卵の側に立つ」との言葉を思い出させます。
リテラの記事から
翁長雄志知事は命を削り最後まで安倍政権の“沖縄いじめ”と闘い続けた! 安倍首相が翁長知事に見せた冷酷
本日、翁長雄志知事が亡くなった。、、、
今年6月23日の慰霊の日には沖縄全戦没者慰霊式典に出席し、見るからに痩せた身体に心配の声があがっていたが、「平和宣言」のスピーチでは安倍首相を前にして「20年以上も前に合意した辺野古への移設が普天間飛行場問題の唯一の解決策と言えるのでしょうか」「『辺野古に新基地を造らせない』という私の決意は県民とともにあり、これからもみじんも揺らぐことはありません」と言明。、、、、
最後の最後まで「辺野古に新基地はつくらせない」という民意に基づいた公約を実現するべく、最前線で安倍政権と対峙し、闘いつづけてきた翁長知事。だが、約3年9カ月にわたる知事在任期間は、折れない、言うことをきかない翁長知事に対し、安倍政権が陰湿ないじめ、報復を仕掛けつづけた歴史でもあった。、、、陰湿な政府のいじめの具体例が2ページほど(略)、、、
翁長知事の意見を無視し、沖縄を切り捨てる政策で民意をズタズタにしてきた安倍首相と、その横暴な態度に毅然と抗議をおこなってきた翁長知事。翁長知事が誕生していなければ、沖縄はさらに奴隷的な扱いを受けながら、その問題がクローズアップされることもなかっただろう。翁長知事こそが、権力の言いなりにならず、民の声を代表するという民主主義の“最後の砦”となってきたのだ。、、、
翁長知事は2015年、国連人権理事会でおこなった演説でこう述べた。
「自国民の自由、平等、人権、民主主義、そういったものを守れない国が、どうして世界の国々とその価値観を共有できるのでしょうか。日本政府は、昨年、沖縄で行われた全ての選挙で示された民意を一顧だにせず、美しい海を埋め立てて辺野古新基地建設作業を強行しようとしています。私は、あらゆる手段を使って新基地建設を止める覚悟です」
今年の「平和宣言」のなかで翁長知事が述べた、「『辺野古に新基地を造らせない』という私の決意は県民とともにあり、これからもみじんも揺らぐことはありません」という強い言葉。この遺志を、わたしたちは翁長知事から引き継がなくてはいけない。
今年6月23日の慰霊の日には沖縄全戦没者慰霊式典に出席し、見るからに痩せた身体に心配の声があがっていたが、「平和宣言」のスピーチでは安倍首相を前にして「20年以上も前に合意した辺野古への移設が普天間飛行場問題の唯一の解決策と言えるのでしょうか」「『辺野古に新基地を造らせない』という私の決意は県民とともにあり、これからもみじんも揺らぐことはありません」と言明。、、、、
最後の最後まで「辺野古に新基地はつくらせない」という民意に基づいた公約を実現するべく、最前線で安倍政権と対峙し、闘いつづけてきた翁長知事。だが、約3年9カ月にわたる知事在任期間は、折れない、言うことをきかない翁長知事に対し、安倍政権が陰湿ないじめ、報復を仕掛けつづけた歴史でもあった。、、、陰湿な政府のいじめの具体例が2ページほど(略)、、、
翁長知事の意見を無視し、沖縄を切り捨てる政策で民意をズタズタにしてきた安倍首相と、その横暴な態度に毅然と抗議をおこなってきた翁長知事。翁長知事が誕生していなければ、沖縄はさらに奴隷的な扱いを受けながら、その問題がクローズアップされることもなかっただろう。翁長知事こそが、権力の言いなりにならず、民の声を代表するという民主主義の“最後の砦”となってきたのだ。、、、
翁長知事は2015年、国連人権理事会でおこなった演説でこう述べた。
「自国民の自由、平等、人権、民主主義、そういったものを守れない国が、どうして世界の国々とその価値観を共有できるのでしょうか。日本政府は、昨年、沖縄で行われた全ての選挙で示された民意を一顧だにせず、美しい海を埋め立てて辺野古新基地建設作業を強行しようとしています。私は、あらゆる手段を使って新基地建設を止める覚悟です」
今年の「平和宣言」のなかで翁長知事が述べた、「『辺野古に新基地を造らせない』という私の決意は県民とともにあり、これからもみじんも揺らぐことはありません」という強い言葉。この遺志を、わたしたちは翁長知事から引き継がなくてはいけない。
翁長知事の闘いは引き継がれなければなりません。問題は限られた期間しかない知事選までの間にその遺志を継ぐ人を立てなければならないことです。昨年の辺野古反対運動での演説で、最後は翁長知事と一緒に座り込むとの決意を述べた夫人は、確かに翁長知事の遺志を強く継ぐ人であると思いますし、翁長夫人を後継に押す意見も聞こえます。しかし、この闘いはタフです。オトモダチ以外の国民や県民を「へ」とも思っていないアベやガースーが国家権力を濫用して、力ずくで抵抗する人々を押しつぶしていくのですから。気力と体力と根性と勇気と強い曲がらない意志を兼ね備えた若き闘士の出現を、沖縄県民だけでなく民主主義と人権を大切に思う日本国民はのぞんでいると思います。