百醜千拙草

何とかやっています

一発で決まらない

2018-08-14 | Weblog
6ヶ月をかけたリバイス、1ヶ月後に返事、さらに再リバイスを要求されました。小さな弱点を突かれました。真面目に審査してくれているのね、と思う一方、結論には影響しない体裁上の問題に近いものだったので、これでまたアクセプトまで1ヶ月伸びるのか、がっかり、と思っていたら、Editorial officeからまたメール。最初のメールの書き間違いがあり、締め切りは3-4週間ではなく、3-4ヶ月の間違いだったと説明されました。これで、コメントの真意を読み間違えていたことがわかりました。体裁上の問題ではなく、ある実験の二つを実際にやり直せという意味らしいということです。その実験は最低でも3ヶ月はかかるのです。しかし、そうでなければ締め切りが3-4ヶ月という理由が不明です。念のためEditorにその真意を確認したら、やっぱりサンプル数を増やしてやり直して欲しいとのこと。おかげで、すっかり気分はブルー。6ヶ月のリバイスのあと、さらに3ヶ月以上はかかる再リバイスを要求されるとは。この論文、最初の投稿からすでに一年以上、経っています。レビューアは神様ですから、ま、気を取り直して淡々とやるしかないです。
 これで今年の三つの論文はすべて2ラウンドのリバイスをすることになりました。なかなか一発で決まらなくなってきたのは、私がモウロクして、世間との間にズレが出来かけているのかもしれません。悪いことは三度続き、そこで止まらなければ7度続くといわれているそうです。これで二回リバイスは打ち止めになって欲しいです。

さて、自民党総裁選、石破氏が出馬表明
石破元幹事長は安倍首相との対決姿勢を鮮明にしている。会見場で配られたビラには「正直、公正」と大きく書かれている。石破氏の周辺は「正直・公正の裏返しはウソつき・えこひいきだ」と話していて、「森友・加計」問題をめぐる安倍首相への批判を強く意識していることがうかがえる。

政策や理念やビジョンではなく、この当たり前であるはずの「正直で公正」を全面にあげて、総裁選を戦うというのだから、アベとその取り巻きの「ウソつき、えこひいき」が、いかに度を越えたものであるか、今の政権のレベルがいかに低いか、ということが如実に示されていると思います。そもそも、アベ政権を支持しない人々の不支持の第一の理由が、政策の失敗や政治理念への危惧でもなく、「アベの人間性が信用できないから」という理由なのですから、ま、正直、開いた口が塞がりません。事実、「アベ以外なら誰でもいい」と多くの人が思っているし、私もそういう気持ちが大きいです。しかし私欲のためにアベを支持する自民党議員が多数と聞くと、アベ以外なら誰でもいい、とはちょっと軽々しく言えないです。ウソをつかない、誤魔化さない、逆ギレしない、わかっていないのにわかったふりをしない、それから、中学生レベル文章が読み書きできる人、つまり、アベレベルの人以上なら誰でもいいと、縛りをつけなければなりません。その上で、公正な態度を貫ける高潔さのある人を望みますが、今の自民党には無い物ねだりでしょうかね。

この石破氏出馬表明を受けて、私と同じように思った人は多くいたようです。

世直し党@verygoodloser:石破さんが言う、正直、公正、謙虚、丁寧なんていうキーワードは、政治家の基本中の基本。いかに今の政治が腐敗しているがよくわかる。どうしてそんな政権が長続きしているのか。

民主主義を取り戻す@wHYLhvnLDoDm4ki:石破さん本人も、こんな公約で総裁選を闘うなんて、思ってもいなかっただろう。しかし幼稚園児と闘うのだから仕方がない。幼稚園児に失礼かもしれませんが。

hammaponnta@hammaponnta:石破氏「正直で公正、謙虚で丁寧」安倍の真逆を言っているが、これが新鮮に聞こえるほど安倍政治は腐敗している

クロウタドリの囀りで目覚めたい@bokkle0724:石破氏が「正直、公正、謙虚、丁寧」を声高にアピールするということは、現総理は「嘘つきで不当、傲慢でぞんざい」な政治をしているという認識が党にはあるということですかね。(政策上)ぜんぜん安心はできないけど少なくとも言葉のキャッチボールはできるので、なんとかひとつここは石破氏でと願う。

東京新聞 筆洗 「あたぼう」:、、大工の棟梁(とうりょう)が「あたぼう」のいわれを与太郎に教える場面がある。「あたりまえだ、べらぼうめのことだ。だ、、、、自民党総裁選への出馬を表明した石破茂さん。記者会見で「正直で公正、謙虚で丁寧。そういう政治をつくりたい」とおっしゃった▼確かに、政治家の国民への態度としては「あたぼう」である。それでも、その主張が不思議に新鮮に聞こえ期待さえ持ちたくなるのは、国民にとっての「あたぼう」が失われた政治の現状のせいかもしれぬ▼正直でも公正でも謙虚でも丁寧でもなかった「あたぼう」ならぬ、安倍さんの「べらぼう」な政治が続く中で、正直という素朴な看板はよく目立つことだろう▼もっとも総裁選、既に安倍さんが国会議員票で優位に立つ。派閥の論理とポストがほしいという自民党議員の「あたぼう」の壁に石破さんの「あたぼう」はどこまで通じるか。
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