数日前は憲法記念日。アベのような邪悪で危険な人間を野放しにしないために存在する憲法を、その危険な人間が己に都合のいいように変えようとしているという事実に対して、多くの国民は危機感を持ち、各地で憲法集会が開かれました。民主主義国家ですから、憲法が国民の大多数にとって不都合であるなら、国民の総意のもとに変更を加えるというのは当然だと思います。しかし、それを国民の総意も何もないのに、法律も民主主義も倫理も論理も何も理解できない出来損ないの人間のクズが手前に都合の良いように変えようとしているのは、XXガイに刃物にお墨付きを与えよとそのXXガイが言っているようなものです。当然のように、改憲反対の集会は「アベ辞めろ」とセットのシュプレヒコール。
ところで、読売、産経、ついでにNHKといえば、アベ政権擁護の提灯記事ばかりを書く偏向プロパガンダ メディアですが、記者のみんながみんなカネのために魂を売ってしまったわけではないとは思います。しかし、名前を聞くたびにのび太くんを思い出す、阿比留瑠比が政治部編集委員長をつとめる産経は、その異常な政権擁護の記事がたたってか、部数を大きく減らし、経営不振となって新規採用も見送りに近いような落ち目ぶり。
どういう風の吹き回しか、その産経がアベの改憲姿勢を批判する元NHK記者の人のスピーチを載せています。政権与党にすり寄る経団連も憲法を変えられるのはまずいと思っているのでしょうか。
産経新聞、元NHK・永田浩三氏「安倍君、憲法をいじるのはやめろ」から。
憲法記念日の3日、東京都内で開かれた護憲派集会で、元NHKプロデューサーで武蔵大教授の永田浩三氏がマイクを握った。安倍晋三首相と同じ1954年生まれであることを明かした上で、「大事な憲法をいじるのはやめておとなしく身を引きなさい」などと強調した。、、、、
「皆さん、こんにちは。32年間、NHKでプロデューサー、ディレクターをしていました。、、、今日は、総理の仕事をしている安倍晋三君について話したいと思います。知らない人は、あの嘘つきといえば思い出されるかもしれません」、、、
「私たち1954年生まれは、皆、戦後民主主義教育の申し子です。日本国憲法の3つの柱、『国民主権』『基本的人権の尊重』『平和主義』がどれほど大事なのか、小学校や中学校でしっかり学んだんです。先生たちも熱心でした」、、、
「大学を卒業し、安倍君はサラリーマンを経て、政治家になり、私はNHKのディレクターになりました。ある時、思いがけない接点ができました。2001年のことです。私は、日本軍の慰安婦として被害に遭った女性たちを扱ったNHKの番組の編集長でした。一方、その時、安倍君は内閣官房副長官。君は放送の直前にNHK幹部たちにちょっかいを出し、番組が劇的に変わってしまいました。永田町でどんなやりとりがあったのか。その後、朝日新聞の取材で輪郭が明らかになっています」 「私は抵抗しましたが、敗れました。体験したことを世の中に語ることができず、孤立し、長い間、沈黙を続けました。悔しく、また恥ずかしいことです。あのとき君はそれなりの権力者でした。放送前に番組を変えさせるなんて、憲法21条の言論の自由、検閲の禁止を犯すことになり、そのことが世の中にさらされれば、君は今のような総理大臣になっていなかったことでしょう」
「今、官邸記者会見で、東京新聞の望月衣塑子記者が菅(義偉)官房長官からさまざまな圧力を受け、質問が十分にできない中、それでも、われわれの知る権利の代行者であろうと必死で頑張っています。私には人ごととは思えません。でも、私と大きく違うのは、望月さん自身が勇気を出してSNSや集会で状況を発信し、市民とともに事態を共有することで、ジャーナリストを含めた連帯の輪が広がっていることです。市民とジャーナリストの連帯、メディアを市民の手に取り戻す。希望の光がわずかに見える思いです」
、、、君とトランプ米大統領は友達なんかじゃない。欠陥だらけの高額な兵器を買わされるカモにされているだけです。君には戦争の中で傷ついた人、声を上げられない弱い人を思いやる気持ちが欠けています。君の『You’ve Got a Friend』は友達にえこひいきをし、国の仕組みを私物化することです。それは友情ではない!」、、、
「同い年、同じ学年として忠告します。『これ以上、日本社会を壊すことはやめなさい! これ以上、沖縄をいじめるのはやめなさい! 大事な憲法をいじるのはやめておとなしく身を引きなさい!」
「歴史から学ぶことが嫌いで、不得意の安倍君、戦争の道を断じて進んではなりません。30年前にベルリンの壁が壊れたとき、私は東欧各地の取材をしていました。そのとき、人々が何より大事だと考えたのは、言論の自由と連帯、そして多様性です。憲法21条に明記された言論・表現の自由、一方、放送法第1条には『放送は健全な民主主義に資すること』とあります。、、、、
「今日は5月3日、32年前、朝日新聞阪神支局で小尻知博記者が銃弾に倒れました。言論の自由が脅かされる社会なんてあってはなりません。ここにお集まりの皆さんが思っておられるのは多分、こうだと思います。リセットすべきなのは、元号ではなく、今の政権なのだと」、、、、今の政権は嘘をつく、今の政権は嘘をついているのです。嘘にまみれた安倍政権こそ終わりにすべきです。心あるジャーナリストとの連帯で、安倍政権を今年中に終わりにさせましょう。ありがとうございました」
産経がこれを記事にしたのはガス抜きなのか、経団連の意向なのかわかりませんけど、すでに偏向政治記事を書く信用できない新聞という評判をとってしまった落ち目の今では、遅すぎました。ももっと早くに、この前代未聞の邪悪で無能の人間のクズを、公平な立場で鋭く批判しておけば、今の経営不振はなかったかもしれません。
最後にもう一つ、小ネタ。「原稿のアベ」と呼ばれるほど、原稿を読むことしかできないアベですが、その原稿もフリガナがないと漢字が読めずに、醜態を晒す。天皇陛下の前で「願って已みません」が読めず、「願っていません」と真逆のことを言ってしまい、全国に恥を晒しましたが、その映像を官邸のホームページからコッソリ削除、というのもアベらしい。今更、取り繕って何の意味があると思っているのですかね。すでに誰もが、アベがウソつきで低脳なのは知っているのだから、もう堂々とバカを晒し続けて、歴史上、最も愚かで邪悪な首相というレガシーを残してさっさと去っていって欲しいです。
天皇陛下の退位礼正殿の儀。安倍先生「天皇皇后両陛下には末永くお健やかであらせられます事を願って・・・あらせられます事を願っていません」もうさ、こいつメチャクチャ。何がダメっていい間違いなんかより、官邸のHPから映像を削除してるって事。政府官邸が歴史修正主義だって事が如実にわかる pic.twitter.com/eEMaGJCEcu
— umekichi (@umekichkun) May 5, 2019