tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

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大須亭(おおすてい)のクセになる「焼き鳥」(名古屋めし そのⅡ)

2018年09月14日 | グルメガイド
名古屋めしの第2弾は焼き鳥の「大須亭」(名古屋市中区大須3-44-22)。9月6日(木)に訪ねた。昭和21年の創業というから、もう70年以上続く老舗なのだ。ウレぴあ総研のサイトに、詳しい情報があった。「焼き鳥の聖地5店」のトップに出ていた。



【焼き鳥酒場】毎日でも通いたい! 名古屋の厳選「焼き鳥の聖地」5店
名古屋のあちこちに点在するという、焼き鳥に取りつかれた人々の聖地。味はもちろん、情緒もあれば、新しい息吹もある。そんな焼き鳥の名店探訪記。




食べて、飲んで、元気になる焼き鳥屋の存在意義がここに『大須亭』(名古屋・上前津)
ガラッと引き戸を開くと、奥に延びる長いカウンターが目に飛び込んでくる。真ん中あたりに大皿料理が4、5皿ある。そのどれもうまそうだ。すぐ脇からジュージューと鶏を焼く音とともに香ばしい香りが漂ってきた。20年ぶりに足を運んだ店で目にした光景は、20年前と何ら変わりない、懐かしいものだった。



この写真のみ、ウレぴあ総研のサイトから拝借。昭和レトロなお店だ


まずは、ねぎま(2本370円)と肝(2本260円)からスタート

「大須亭」は昭和21年に創業。長らく名古屋の焼き鳥文化を担ってきた老舗だ。鶏は、名古屋コーチンと美濃鶏を掛け合わせたこだわりの鶏。刺身で食べられるほど新鮮な物を毎日仕入れている。その鶏に、創業以来注ぎ足されてきたたれをつけ、これまた年季の入った焼き場で焼いたその味は、単なる“うまい”を通り越している。


絶品!からりと揚った手羽先、中はジューシー(トップ写真とも)。確か600円くらい

開店から間もなく、店内はみるみる常連客で埋まっていく。その多くが中高年のサラリーマンだ。焼き鳥を食べて、一杯引っ掛けて、マスターや女将とたわいない話をしては笑顔になる。それこそが明日への活力。常連が毎日でも通う理由はそこにあるのだ。20年前には分かる由もなかった、焼き鳥屋の真髄を見た気がした。


鶏みぞれ(580円)。若鶏のぶつ切りに大根おろしとネギがトッピング

大須亭(名古屋・上前津)昭和21年に創業。現在の場所に移ってきたのは30年ほど前のこと。二代目主人の太田和一さんは、血縁関係のない同店に、営業マンを辞して入ってきた異色の経歴の持ち主。


締めは鶏スープ(450円)

17時の開店時にはお客さんはまばらだったが、どんどん人が入ってくる。「ええっ、今日は木曜日なのに!」と驚いた。サラリーマンやOLのグループ客が多い。1人飲みしているお年寄りも、ちらほら。奈良市でいうと「蔵」のように、地元民に支持される老舗なのだ。結構飲んだのに、お勘定は「おお、こんなに安いのだ」と感動した。手元のムック『名古屋本』(エイ出版社)には「名古屋の焼き鳥文化を継承してきた老舗の味」と紹介されている。

名古屋にお出ましの折は、ぜひ足をお運びください!
※食べログは、こちら
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