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南都銀行とJR西日本が連携協定!県の魅力を発信/新大阪・奈良が直結、桜井線・和歌山線に新車両も(2018 Topic)

2018年09月29日 | お知らせ
昨日(9/29)、南都銀行とJR西日本が「地方創生に関する連携協定」を締結した。今朝の奈良新聞には「県の魅力発信で連携 南都銀とJR西が協定締結 観光客誘致、特産品販売」の見出しで、大きく紹介されている。全文を引用すると、

南都銀行(奈良市、橋本隆史頭取)は28日、JR西日本(大阪市)と「地方創生に関する連携協定」を締結した。県内への観光客誘致推進などが目的。JR西が管内の地方銀行と同様の協定を結ぶのは5例目になる。

連携の目的は、県への観光客誘致活動の推進▽県内の地域資源を活用した特産品などの販売活動の推進▽県内の歴史的資源、建築物を活用した観光振興、地域活性化の推進▽駅周辺を中心とした魅力あるまちづくりの推進―など6項目。

JR西と通販会社「フェリシモ」(神戸市)が連携して実施する海外向けインターネット販売サイトで、同行が紹介する県内の特産品を販売し、県内事業者の販路拡大と県の魅力を発信するといった取り組みを行う。

また来春には、JR西の奈良、新大阪両駅を直結する「おおさか東線」が全線開通し、「和歌山線・万葉まほろば線(桜井線)」に新車両が導入される。県内への観光客増が見込まれる中、来年1月ごろにJR奈良駅構内で吉野地区のPRイベントを開き、県中南部地区への観光誘客が図られる。さらに奈良市内に設置されるJR新駅周辺を中心とした魅力あるまちづくりにも着手する。協定期間は同日から2021年3月まで。以後1年ごとに自動更新する。

奈良市橋本町の同行本店で行われた協定締結式では、JR西の川井正執行役員大阪支社長が「奈良のよさを知ってもらう取り組みはもとより、駅前周辺のまちづくり活性化などに尽力したい」と抱負。橋本頭取は「県内の魅力ある資源、隠れた観光資源を創出、発信して県の活性化に全力で取り組みたい」と語った。



また当日の南都銀行・橋本頭取の挨拶(概要)は以下のとおりである。

今回の連携協定締結により、JR西日本が有する機能や地方創生に関するノウハウをお借りし、国内外からの観光客誘致と県内の観光消費額アップを図り、「活力の創造」「地域経済力の創出」に努めたい。現在、奈良県には多くの外国人観光客が訪れており、その中でも多くの方は、「ジャパン・レール・パス」を使い、JR線でお越しになる。

奈良県の活性化を図るためには県北部だけでなく中部・南部の観光振興への取組が不可欠である。JR西日本の万葉まほろば線の沿線には、卑弥呼の住居跡といわれる遺跡が巻向駅の正面にあり、三輪駅の前には、わが国最古の神社である大神(おおみわ)神社が鎮座する。

和歌山線の御所と五条には、わが国でも有数の歴史的市街地である御所町(ごせまち)や五條新町が広がり、なかでも「明治維新先駆けの地」といわれる五條市は、今年「明治維新150年」「天誅組決起155年」を迎えた。

奈良県には、こうした歴史のロマンを感じることができる観光スポットだけでなく、自然、地域に根ざした伝統的産業や、食材・食品等、奈良の隠れた魅力が多く存在する。南都銀行は、JR西日本と連携し、県内の魅力ある隠れた観光資源の創出と発信を通じて県内各地の活性化に全力で取り組んでいく。


確かに訪日外国人観光客は、たいてい「ジャパン・レール・パス」(訪日外国人旅行を対象に、JRグループ各社が発行するJR各社の鉄道・路線バスが乗り降り自由で利用できる特別企画乗車券)を利用するので、今でもJR奈良駅にはたくさんの外国人観光客が来る。

今後、JR奈良駅と新大阪駅が直結するのは朗報だ。万葉まほろば線や和歌山線の沿線には歴史遺産が集積しているので、ここに国内外からの観光客を誘致するのは中南部の活性化にとって大きなプラス材料になる。ぜひお座敷列車などJRお得意の「ジョイフルトレイン」を中南部に引っ張ってきて、酒蔵めぐり、古墳めぐり、グルメツアーなどで誘客したいものである。

コメント (6)
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