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味仙(みせん)の辛!辛っ!辛~い!「台湾ラーメン」(名古屋めしⅢ)

2018年09月16日 | グルメガイド
名古屋めしの最後は、9/7(金)のランチタイムに訪ねた「元祖台湾ラーメン 味仙」JR名古屋駅店の「台湾ラーメン」の大盛り(税込み1,026円)。とにかく辛い!涼しい駅ビルで引いた汗が、またどっと吹き出してきた。しかしカウンターの隣にいた若い女性は、文字通り涼しい顔で食べていたので驚いた。
※トップ写真(JR名古屋駅店)は、お店のHPから拝借した

噂に聞く名古屋人の「辛いもの好き」には恐れ入った。とにかく私の感想は「辛い!」しか書けないので、お店のHPに載っていた2000年(平成12年)3月16日(木)付の中日新聞の記事を引用しておく。

由来と人気の秘密は?
辛さをこらえながら、額に汗して食べるのがだいご味の「台湾ラーメン」。このラーメンが名古屋で生まれ、主にこの地域だけで食されているご当地ラーメンであることをご存じだろうか。でも、名古屋のラーメンなのに、なぜ名前は台湾なの? その由来と人気の秘密に迫ってみた。



見るからに辛そうだが、本当に辛い!麺大盛りなので、麺が表面に顔を出している

名古屋人好みの“濃い味”
麺(めん)の上にいためたひき肉とニラがどっさり載り、スープは鶏ガラ。そして、たっぷりの唐辛子。店によって差はあるものの、これが台湾ラーメンの標準的なスタイルだ。口に入れた瞬間、激しい辛さが襲ってくる。最初は涙ぐみ、せき込んでしまうことも…。だが、何度か口に運び、慣れてくると、この刺激が癖になる。

台湾ラーメンの元祖は名古屋市千種区今池一の中国台湾料理店「味仙」だといわれている。30年ほど前、同店の主人郭明優さん(60)が台湾で小皿に盛って食べる「台仔(たんつー)麺」を、激辛にアレンジして出したのが最初という。郭さんが台湾出身であることから台湾ラーメンと命名した。当の台湾には似た麺はあっても、同一の激辛ラーメンは存在しないという。


麺は中細麺だが、麺を味わう余裕もなかった

最初は「味仙」の一部の客の間だけで愛されいたこの麺が、急激に広まったのは、激辛ブームに沸いた10年ぐらい前から。辛い食べ物にはやせる効果があるとか、スタミナが付くといった触れ込みもあって、人気に火がついた。

どこかで人気メニューが生まれれば、他店でも便乗するのが商売の常。名古屋市内の多くのラーメン店でも、台湾ラーメンというそのままの名のメニューが続出した。名古屋では「激辛ラーメン=台湾ラーメン」という図式がすっかり定着してしまった。

県中華料理環境衛生同業組合によると、現在名古屋市内に約380あるとされるラーメン専門店のうち、200店以上が台湾ラーメンを出している。全国規模のチェーン店でさえ、この地域では特別にメニューに加えているほどだ。それにしても、全国津々浦々激辛ラーメンは数あれど、名古屋での人気は特筆もの。これほどまでに地域に根付いたのはなぜか。



同組合組織委員長で、瑞陵高校食物調理科非常勤講師の牧野光朗さんは「名古屋人は、みそは八丁みそ、しょうゆはたまりを使うなど濃い味が好き。みそ煮込みうどんなども日常から食べていたぐらいだから、辛い台湾ラーメンだって違和感なく受け入れたのでは」と分析する。だが、最近は激辛の部分ばかりがエスカレートする傾向にあるようだ。

「味仙」を切り盛りする郭明優さんの妻美英さん(50)は「やはり台湾ラーメンは、スープと辛味の程良いバランスが命。辛さばかり追求して、スープのおいしさが分からなくなるようでは、ちょっと残念なこと」と複雑な心境だ。せっかく名古屋に根付いた食文化の一つ。奇をてらわず大事に育てていこう、という元祖からのメッセージとも受け取れた。(伊東 浩一)


具の多い担々麺の激辛版、といえば分かりやすいだろう。麺の底にはもやしも入っていて、栄養バランス的には良いのだが、表面の具材があまりに辛いので、そんなことは忘れてしまう。私は一応、麺ともやしだけは残さずいただいた。残った具を白いご飯にかけるという手も思いついたが、やはり辛そうなのでそれはやめておいた。ここはラーメン専門店ではなく中華料理屋さんなので、今度訪ねる時は、ほかのメニューを試そうと思う。

激辛好きの方は、いちどお試しを!
※食べログは、こちら
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