tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

コロナも落ちつき、これからが観光シーズン、ぜひ奈良に足をお運びください!

奈良まほろばソムリエ友の会 by 支局長からの手紙(毎日新聞奈良版)

2012年08月26日 | 奈良検定

毎日新聞奈良版の「支局長の手紙」は、香取泰行支局長手描きのイラストとともに「奈良の人」を紹介する名物コーナーである。これまで私の知人だけでも、フルコトの新井シノブさん、ならどっとFMの中川直子さん、ロンドン五輪に出場した南都銀行女子ホッケー部のメンバーなどが可愛いイラスト入りで紹介された。その名物コーナーに、恥ずかしながら私が登場することになった。タイトルは「ソムリエ友の会」、イラストのキャプションは「『“本物”があるのが奈良の魅力。でも、気づいていない人が多い』と話す鉄田さん」である(毎日新聞奈良版8/26付)。

「奈良にうまいもんなし、は間違い」。そう話すのは、「奈良まほろぱソムリエ友の会」事務局長の鉄田憲男さん(58)です。1日約1800人の訪問者がある人気ブログ「日々ほぼ好日」でご存じの方も多いかもしれません。友の会は、奈良まほろぱソムリエ検定(通祢・奈良検定)の最高ランク「奈良まほろぱソムリエ」の合格者で作る有志のグループです。昨年6月に発足し、現在の会員数は約200人。ポランティアガイド、広報、会員の親睦行事などの活動をしています。



平城遷都1300年祭でのツアーガイド風景(下の写真も)。
2010年4月29日、tsujikenさんに撮影していただいた

「後発の団体なので新しいことをやろう」と、今年5月にはランニングで奈良公園の名所を巡る「旅RUN」に協力。ガイドとして4人が参加しました。参加者からは「ソムリエさんが一緒に走ってくれるとは思わなかった」と好評だったそうです。秋には奈良交通との共同企画で、「『古事記』をめぐるバスツアー」を行います。

今月11日、県立大学であった「まほろぱ地域づくり塾」で鉄田さんが講義をすると聞き、足を遅びました。鉄田さんは「日本は経済重視から文化重視、グローバリズムからローカリズムヘと変化している。これからが奈良(の)時代です」と力説。「県民が奈良のことを知り、その魅力を県外に発信しよう」と訴えていました。



2010年に「平城宮跡探訪ツアー」のガイドを務めたことが、
その後のボランティア活動への大きな糧(かて)になった

奈良検定にはほかに1級と2級があり、下のクラスから順番に合格しなければなりません。「私も挑戦してみようかな」と話したところ、さっそく鉄田さん作成の虎の巻が届きました。その名も「ソムリエが作る ズバリ!奈良検定2級の要点整理(決定版)」。次回の試験は来年1月に実施される予定です。日程次第ではほかの行事と重なって受験できないかもしれませんが、まずは奈良の勉強と思って、取り組んでみようかと―。【奈良支局長・香取泰行、イラストも】

香取支局長は学生時代にはプロの漫画家をめざしたという腕前で、毎日新聞の新入社員時代には名刺に自分の似顔絵を描いて配り、話題になったという。今回の記事を書かれるにあたり、県立大学を含めて3回もお会いし、たくさんの写真を撮っていただいた。「素人ブロガーと違い、やはりプロは丁寧に取材されるなぁ」と思い知った次第である。

それにしても、このような形で「奈良まほろばソムリエ友の会」を取り上げていただけることは、とても有り難い。奈良検定に関心を持つ方が増え、受験者数が増えるからだ。そうなると、奈良ファンの裾野が広がることにも通じるのである。香取支局長、ご紹介有難うございました!

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カリスマ・袁文英氏の無料講演会、9月4日(火)東大寺金鐘ホールで開催!(2012Topic)

2012年08月25日 | お知らせ
袁文英氏は、香港で日本への送客No1.を誇るEGLツアーズの創業社長である。日本にとっては、インバウンド(訪日外国人客)ツーリズムの恩人だ。東日本大震災の直後にも訪日ツアーを再開され、昨年(2011年)には観光庁長官表彰を受けられた。袁氏は香港での講演・テレビ出演は一切断っておられるが、日本では各地で講演活動をされている。

「香港VIPインタビュー」(NNA ASIA)によると《日本向け送客数で香港業界首位を誇る地場旅行代理店、東瀛遊旅行社(EGLツアーズ)。日本に送り込む観光客は年間10万人以上に達し、地域振興に力を入れる地方自治体や全国の旅行業界の間では知られた存在だ。創業社長の袁文英氏は、一介の日本語ツアーガイドから身を起こした立志伝中の人。起業20年余で35階建て自社ビルを構えるまでに至ったサクセスストーリーとは対照的に、低姿勢を貫く語り口が印象的な人物だ》とある。日本語を学び始めたきっかけは天理教だというから、奈良県ともご縁がある。

「訪日旅行のカリスマ」というべき袁文英氏の講演会が、9月4日(火)16:00~17:30、東大寺金鐘ホール(東大寺ミュージアム内)で開催される。入場は無料である(定員200人)。
また同日の講演会終了後(18:00~20:00)には、金鐘ホールから徒歩数分の「クイーン・アリス・シルクロード」(シルクロード交流館1階)で交流会が行われる(定員50人)。こちらは参加費7,000円である(当日支払い)。


すでに締め切り日を過ぎているが、定員までにはまだ余裕があるとのこと。以下の1~6を明記して、次のメールアドレスにお申し込みいただきたい。

iad-nara@mahoroba.ne.jp

1.所属団体名・担当部署名・担当者名(個人の場合は不要)
2.所在地(住所)
3.電話番号
4.FAX番号
5.参加者の氏名(ふりがなも。複数名参加の場合は全員の氏名)
6.参加者ごとの「講演会参加」「交流会参加」の区別


お問い合わせ先は、県国際観光課(観光局)の西橋さん、葛本さん。
(電話 0742-27-8553 FAX 0742-23-0620)



上記「香港VIPインタビュー」で、袁氏は《日本旅行はまだこれから開発する余地がいっぱいある。特に地方。大都会はもうみんな個人旅行で行けるが、交通の便があまりよくない地方の場合は、旅行会社の存在価値が生きている。お客さんが行きたくても自分たちではなかなか行けないところ。そこに活路がある》と答えておられる。確かに、ゴールデンルートばかりが日本旅行ではない。奈良公園では、よく「結婚写真」を撮っているカップルを見かけるが、これもEGLツアーズで来られるお客さんが多いのだろう。

めったに聞けない貴重な機会である。ぜひお申し込みいただきたい。
※申込書(PDF)は、こちら。プロフィール(PDF)は、こちら



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宇陀松山夢街道 町並みライトアップ2012は、8月25日(土)まで!(Topic)

2012年08月24日 | お知らせ
平城京天平祭、バサラ祭りと奈良市のイベントを紹介してきたが、宇陀市松山地区でも、昨日からこんな催しをやっている。「大和路アーカイブ」(奈良県ビジターズビューロー)によると、

宇陀松山夢街道 ―町並みライトアップ―

開催日時 : 2012年8月23日(木)~2012年8月25日(土) 18:00~21:00
開催場所 : 奈良県宇陀市大宇陀「宇陀市松山重要伝統的建造物群保存地区」
問合せ先 : 宇陀松山夢街道実行委員会 TEL : 080-2386-4637
近鉄大阪線「榛原駅」より大宇陀行きバス「大宇陀」下車、徒歩2分
国の重要伝統的建造物群保存地区に選定された大宇陀松山地区の町家を灯りで演出。

詳細解説 : ◆にぎわいイベント◆
23~25日/うだ・アニマルパークに3,500基行灯を灯す「ほんのりあんどん」
25日/午前:絵本朗読「おはなし会」、「ダリアアレンジメントワークショップ」
午後:落語会「まっちゃま寄席」、「町並みミニツアー」、ゆかた無料着付け「ゆかたde NIGHT」
※詳しくは公式ブログをご覧ください。
http://cha-nomisuke.blog.ocn.ne.jp/yumekaido/

※イベント地図は、こちら

これは何とも賑やかなイベントである。しかも、手作り感覚がいい。ライトアップに行燈、寄席、ウォーキング・ツアー、浴衣の無料着付け、フリーマーケット、ダリアバスケット作り教室、リコーダーのコンサート…。路肩の水路に設置した「螺旋式水力発電機」によるライトアップ、という面白い仕掛けもある。イベントは昨日(8/23)から始まっているので、公式ブログにはその様子が掲載されている。

ついに来ましたね、この日が。今週の初めあたりから、地元の方々がそわそわしながら庭木を整えたり、格子を磨いたり、水路の草を抜いたり、という風景をあちこちで見てきました。その姿をみて、あーもうすぐだなぁ。と私たち実行委員も思うわけです。

本日は宇陀松山夢街道町並みライトアップの初日でした。夕方から、セルフライトアップのお宅のセッティング支援やら、路地の照明並べやら、地域の方+ボランティアの方と一緒に準備の作業をしました。

で、本日はサプライズなことがありました! 水力発電だけでもびっくりでしたが、なんと薬の館周辺の自治会さんが初日から手作り行燈を並べてくれていたのです。聞いてないよーッ(笑)というか、こういうサプライズは大歓迎。割と長い区間なので、大変見応えがありましたよ!個々の灯籠も、作り手のキャラクターがにじみ出ていて、ひとつひとつが面白いです。静かな町並みを撮影に来たカメラマンの皆さんも、これには大喜び。25日には、他の自治会も手作り行燈や灯火の演出がありますので、お楽しみに。

明日、24日からは、うだアニマルパークで「ほんのりあんどん」始まりますよ!3500個の灯火は圧巻です。静かな演出の町並みとは好対照なので、両方お楽しみくだされば幸いです。


ここで重伝建・宇陀松山のことを紹介しておく。『奈良まほろばソムリエ検定 公式テキストブック』(山と渓谷社刊)の「宇陀市松山地区伝統的建造物群保存地区」によると《松山地区は宇陀市の西南に位置し、近世城下の商家町から在郷町へと変遷したところである。交通の要所であった松山は人馬継所として、また宇陀紙、吉野葛といった特産物を活かして商業活動を発展させ、地域経済の中心地として栄えた。松山は、明治になっても裁判所、郡役所、図書館などの公共施設が置かれ、地域の行政の中枢として重要な役割を果たした》。

《宇陀市松山地区伝統的建造物群保存地区は、東西約三四〇㍍、南北約一四七〇㍍、面積一七㌶、宇陀川に沿って緩やかにカーブを描いて南北に延びる通りに、江戸時代から昭和前期にかけて建てられた建物が連続する。また町中や古城山西麓に点在する社寺、宇陀川を水源として地区内を流れる水路、さらに地区東方に広がる古城山等が一体となって歴史的景観を構成している》。

重伝建に指定された頃は、さほど住民の盛り上がりが感じられなかったが、知らないうちに町がここまで成長・成熟していたとは、驚きである。公式ブログには《一部の自治会の方に独自に行灯点火していただきました。通常は最終日だけなのですが、自主的に開催する雰囲気が… (第13回にして)本当の意味での地域の行事として定着してきたことは喜ばしいです。(正直これを見たときは疲労の極地でしたが回復しました)》という感想も書かれていた。

皆さん、ぜひ宇陀松山をお訪ねください! 宇陀松山の皆さん、お訪ねになる方を温かくお迎えください!
※イベント地図(PDF)はこちら


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バサラ祭り2012は、8月25日(土)と26日(日)です!(Topic)

2012年08月23日 | お知らせ
奈良の夏の終わりを告げる「バサラ祭り」、今年(2012年)は8月25日(土)と26日(日)の両日開催される。同僚のMくんにもらったガイドブックの表紙は、「古事記完成1300年」を記念して、アメノウズメ(天宇受賣命)だった! いわずと知れたアメノウズメは、アマテラスの「天の岩屋戸ごもり」に登場する芸能の女神であり、日本最古の踊り子である。《岩戸の前に桶を伏せて踏み鳴らし、神憑りをして、胸をさらけ出し、裳の紐を陰部までおし下げて踊った。すると、高天原が鳴り轟くように八百万の神が一斉に笑った》(Wikipedia)というあの神さまである。


同僚3人。向かって左端がMくん。トップ写真を含む4枚は一昨年のバサラ祭りで撮影(10.8.29)。

アメノウズメは、のちに「猿女の君」という名を賜り、稗田町(大和郡山市)周辺に住む。その子孫が古事記を誦習した稗田阿礼であり、稗田阿礼もアメノウズメも、稗田町の賣太(めた)神社に祀られている。だから奈良県とは、深いゆかりのある神さまなのである。
古事記を少しかじったので、妙なウンチクから入ってしまったが、バサラ祭りのことを同祭のHPから拾っておく。


「バサラ祭り」とは、1999年夏に始まった奈良で行われるストリートダンスを中心としたお祭りです。特徴は、ライブ感覚あふれる市民参加型の夏祭りで、各団体(踊り隊)がアイデアを凝らした衣装、踊りで繰り広げる ダンシングパフォーマンス・パレードを繰り広げます。

若者たちの熱気と情熱、古都の粋と賑わいが、先行き不透明な時代に、活気と元気を届ける「バサラ祭り」。地元の人々はもちろん、夏の奈良を訪れる観光客を強く惹きつける祭りとして注目を集め、マスコミでもより大きく取り上げられています。目指すのは、『奈良の夏が変わる。そして、奈良の夏が時代を変える!』


2012・バサラ祭りは8月25日(土)・26日(日)開催!!スケジュールは以下のとおり。(時間は変更される場合があります。)

25日(土)
(奉納演舞)薬師寺会場 大講堂前 11:30~13:30ごろ
(パレード)大和西大寺会場 12:00~15:00ごろ
(パレード)平城宮跡会場 13:00~19:00ごろ
(ステージ)平城宮跡会場 大極殿ステージ 14:00~19:00ごろ

26日(日)
(パレード)JR奈良 西会場 13:30~16:00ごろ
(パレード)JR奈良 東会場 14:00~19:00ごろ
(パレード)春日参道会場 下三条(JR奈良~やすらぎの道)14:00~19:00ごろ
(パレード)春日参道会場 上三条(やすらぎの道~猿沢池)15:30~16:30ごろ
(奉納演舞)東大寺会場 中門前 15:30~16:30ごろ


パワフルな県庁伐折羅(ばさら)チームの面々。こちらは11.8.27の撮影


Mくんは会社の同僚たちと独立したチームを作ろうと奔走しているが、まだメンバーが十分集まらず、今年も「県庁伐折羅(ばさら)」チームの一員として出場することになった。Mくんたちは、今もメンバーを募集している(最新の社内報に載っている)。ぜひたくさんの同僚に手を挙げていただき、来年こそは独立チームとして出場してほしいものである。

ガイドブックによると県庁伐折羅チームは《奈良県庁職員を中心にその友達・家族も一緒に参加しています☆奈良は無限のコズミック・エナジーを秘めた、神秘のまち。Space on your hand! その手で宇宙をつかめ!》《参加人数 男10名 女15名 計25名 出場12回目》というものである。ちなみにMくんが書いてくれた県庁伐折羅チームのタイムスケジュールは

25日(土)
12:00 薬師寺
14:00 西大寺駅北口(2回)
16:12 平城宮跡(2回)
16:39 大極殿
(17:46 総踊り)

26日(日)
14:07 上三条(2回)
15:35 東大寺
16:35 JR奈良駅東
17:18 下三条(3回)
(18:30 総踊り)


天気予報によれば、土日とも「晴れ時々曇り」で降水確率は20%である。県庁伐折羅チームはじめ参加される42チームの皆さん。大いに踊って、奈良の夏の最後を盛り上げてください!





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平城京天平祭☆夏2012は、8月24日(金)~26日(日)まで!(Topic)

2012年08月22日 | お知らせ
暑さも朝夕は少し和らいで、いよいよ「平城京天平祭☆夏」の季節となった。昨年は雨に祟(たた)られたが、今年はぜひ、無事に開催させてほしいものである(昨年の写真はブログ「My memory~光と影の中で」に出ている )。県のHP(平城宮跡事業推進室)によると、

ようこそ光の宮跡へ「平城京天平祭☆夏2012」

キラキラと輝く光の小道を通り抜け第一次大極殿前庭に入れば、そこはろうそくの揺らめく灯りが美しい燈花会。堂々たる姿を光る柱で再現する「ひかる朝堂院」や平城宮跡を音と光で包む「平城京 音と光の祭典」。また、光る天平衣装を身にまとい宮跡内を練り歩く「光の天平行列」や、飲食やこどもたちが楽しめる縁日がある「夏の夜市」も平城宮跡の夜をにぎやかに彩ります。光と灯りに包まれた平城宮跡で思い出に残る、夜のひとときをお楽しみください。

《実施概要》
【期間】平成24年8月24日(金)~26日(日) 計3日間
【時間】18時30分~21時00分 (「夏の夜市」は16時00分~開催) ※少雨決行、荒天中止
【場所】平城宮跡内(第一次大極殿前庭 ・ 南門前広場 ・ 佐伯門~南門前広場 ・ 第一次朝堂院周辺)
【会場アクセス】近鉄大和西大寺駅南口より徒歩約15分
【主催】平城宮跡にぎわいづくり実行委員会・奈良県・奈良市・平城京天平祭実行委員会
【ホームページアドレス】 http://www.tenpyosai.jp/
*イベントに関する詳細な問い合わせ先*
平城京天平祭実行委員会 事務局  連絡先:0742-25-0707(平日10時00分~17時00分)

天平行列の準備の様子は、銀とき子さんのブログ「独語力。」にアップされている。衣装から小物まで、念が入っている。お祭りの期間中は、無料シャトルバスも運行される。奈良市のHP(観光振興課)によると《近鉄大和西大寺駅南口およびJR奈良駅西口からそれぞれ平城宮跡(「朱雀門」西側バスターミナル)を結ぶルートでシャトルバスが運行されます。運行時間は15時30分~21時30分で、料金は無料。なお運行時刻は当日の交通状況等により変動する可能性がありますのでご了承ください》とある。 

今年は、OSK日本歌劇団により、阿倍仲麻呂をテーマとしたステージショーも開催される(8/25~26午後8時~ 無料)。阿倍仲麻呂といえば、遣唐使として唐に渡り、長年高官として唐朝に仕え、念願の帰国の直前に「天の原ふりさけみれば春日なる 三笠の山にいでし月かも」という歌を詠みながら暴風雨によりベトナムに流され、最終的には唐で亡くなったという人物である。奈良新聞(8/21付)《国内初「仲麻呂」を 25日、26日に平城宮跡でOSK》によると、

OSK日本歌劇団が25、26日の午後8時から、奈良市の平城宮跡でステージショー「仲麻呂 長安~奈良 夢の旅人」(北林佐和子作・演出)を上演する。24~26日に開く「平城京天平祭☆夏2012」の一環。平成22年7月、中国・上海万博日本館の県PRイベント「奈良ウイーク」で上演され、毎回、立見が出るなど好評を博した作品が丸2年を経て、国内の観客に向けて初披露される。

奈良時代に遣唐使として中国に渡り、唐の高官として活躍した阿倍仲麻呂の青春を描いたミュージカル。迫力ある群舞もふんだんに盛り込み、仲麻呂は初演時と同じ県出身のトップスター桜花昇ぼるさん(斑鳩町観光大使)が演じる。

桜花さんは「上海では中国のお客さまの反応が素晴らしく感動した。同じ作品を天平祭で再演できるのは非常にうれしい」と話している。会場は佐伯門東側広場に特設される「にぎわいステージ」。開場午後4時。400席。無料。立ち見可。問い合わせは同祭実行委員会事務局、電話0742(25)0707。


年々充実する「平城京天平祭☆夏」に、ぜひ足をお運びいただきたい。


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