たまには花見の人出に揉まれてみようと出かけた。木津川と宇治川と桂川の三川合流地点で大阪・京都府境の桜の名所。平日だけれど、良い天気だったから京阪電鉄の八幡市駅からぞろぞろ大行列になっていて、急ぎたくても流れに従うしかない混みよう。
木津川に架かる御幸橋から撮ったのが最初の画像。新しく橋を作っていたので、橋の架け替えかと思ったが、渡ってる橋は古くない。新名神高速道路が通るのかと、思いついた。帰ってから検索したら、確かにそのようだ。赤いクレーンがカッコいい。
背割りというのは瀬割りのことだと、これも検索して知った。近づいて平行する木津川と宇治川が勢いで合流してしまわないように、しかるべき地点まで割っておく堤ということ。いわば、結ばれる約束だけれどその日まで我慢させる掟のような縛りのようなモノ。
堤のてっぺんの道は車一台が通れるほどの幅しかない。両側にソメイヨシノが植えられ、そのすべてが巨木古木に成長して、堤の先っぽまで約1キロ半続いている。他所では余り見られないだろうと思われるほどの桜満開トンネルになっていた。
カラスの巣があった。尾羽が出ているので抱卵中。もうすぐ葉が吹き出して見えなくなってしまうだろう。マンホール蓋は駅の近くで、一瞬だけ行列を邪魔するようにして撮った。桜の花ばかりで八幡市章がないデザイン。往復5kmはちょうどよい運動になったけれど、だらだら歩きにならざるを得ないので普段の散歩より少し疲れた。