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出張の仕事が済んで帰りは別の道をと、走りはじめてすぐにあった道の駅『シルクのまち かや』に寄り、ついでに『加悦SL広場』にも寄った。京都の『梅小路機関車館』に行ったことがあるので珍しさはない。田舎にいる子ども時分にSLは当たり前に走っていたし、三年間国鉄で通学したが、朝は決まってD51だった(帰りのダイヤはディーゼル・カーと半々)。
『2』というプレートのイギリス製120形蒸気機関車の運転席に上がった。左右前方の窓が回転丸窓になっている。帰宅してパソコンの画面に400円の入場券を置いてスマホで撮ってみた。丸窓から見える左側は103号蒸気機関車で、こちらはアメリカ製。右側はC57とC58で、この二つは国産。
この辺りは、露天掘りのニッケル鉱山跡。鉱山駅跡地に加悦駅舎を移設して展示場入り口にしている。太平洋戦争中、捕虜や強制連行した人たちに過酷な労働を強いた暗い歴史の地。その加悦鉄道で運転されたSLの他に、他所からのものも展示している。