左のC58はライトの後ろにタンクがあり、行軍する兵隊の背嚢を連想させ、ずんぐりした感じ。それに対し右のC57はシュッとしていて、『貴婦人』という愛称が頷けないこともない。
虫か何かをくわえたセグロセキレイが背後の電線に止まっていたので、少し離れて観察していたら、貴婦人に止まり車体中程で消え又現れて飛び去った。車体横のパイプの隙間に分かりやすく巣があった。子育て中でヒナがいるはず。
以前、トビを追い回すセキレイを見たことがある。子がいると強気になれる鳥だから、無事育てあげられるだろう。貴重な展示物だが、多少汚れたりするにしても黙認されているようだ。見学客はマニアっぽいおっちゃんが一人いただけだった。その人はカメラで撮ったりせずに、ひたすら肉眼で見て回っていた。単純に純粋に好き者なのだろう。
注;2枚目と4枚目はC57。3枚目はC58。