日当たりの良い場所なら、どこでもはびこるのがこいつだ。田舎で過ごしていた子ども時分は春先に太い茎を折り取って食べた。スッカンボと呼んでいて、生のまま皮をむいて酸っぱいのをかまわず食べたものだった。あんな酸っぱいものをたくさん生で食べて体に悪いことはなかったのだろうか。山菜として調理する地方もあるそうだが、私の田舎は調理してまでは食べない。
散歩コースの土堤で育つイタドリは痩せてるので食えるサイズにならない。ジメジメして日当たりがよい崖なんかだと太いのが生える。中空で節があり、タケノコと同じ形状。十円玉くらいの太さがあって50センチ位のものがベストだ。ポクンと手で折れる部分より上を食べる。皮を剥いたあざやかな緑色とみずみずしい酸っぱさが想いだされ唾液がでてくる。
追記:本日(4/17)散歩中に、大きさ太さ食べごろのスカンポを見つけた。フェンスにぶら下がっているメガネは私の百均予備用老眼鏡。大きさを比較するため、一緒に撮った。