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漫画に描かれる蜂の巣は木の枝や軒先からぶら下がっていて、蓮の台を逆さまにした状態でハニカム(六角の部屋)は下向きで蜂の子は逆さま。
それに対し、ニホンミツバチの巣はハニカムが横向き。
薄い層の裏表に室があって中仕切りがあり、下へ下へと発達成長をする。
縦に何層ものハニカムのヒダが集合している。
ハニカムはきっちりと規格通りになっているが、ぶら下がりは結構不揃い。
妙なところで癒着していたりして、それが強度を増しているのか、端から剥がせるような簡単な作りではなかった。
ハニカムは横向きだけれど、わずかに角度が付けてあり蜜が垂れないのだとか。
それを観察して角度を測ったりするのは目的に無い。
六角の室に蓋がしてあるのは、さなぎ状態の子だろう。
魚釣りのエサにする目的でアシナガバチの巣を子どもの頃よく捕ったから解る。
蜜の溜まっているハニカムも薄茶だったり、こげ茶だったりする。
蜜の発酵度の違いだろうか、時季の違いだろうか、これも追求するのは只今は目的にならない。
画像は引越し先に一団を定着させるため、箱にぶら下げる囮(おとり)育児室部分。
最上部に箱ごとステンレス針金で串刺しにしてぶら下げた。
重過ぎたのか、一つだけ二日後に見たら落ちてしまっていた。
下げ止まった巣は、せっせと働き蜂がハニカムの補強をしたり、子の世話をしたり、増設をしたりしているはず。