家の周囲を片付けていたときに、ヤモリがちょろちょろとでてきた。
寒いからか、動きが鈍い。
手荒につかんだりしたらケガをさせてしまいそうなので、慎重に追いつめて柔らかく手のひらに乗せた。
おとなならもう少し大きいはずなので、今年孵化した子どもに違いない。
二個一対になった卵が、立てかけた板の裏に産み付けられているのを何度か見たことがある。
かわいくても身近にいるトカゲ、カナヘビ、ヤモリなどの爬虫類は飼いたいと思わない。
カメは何となくの成り行きで飼っていたことはあるけれど・・・。
撮影直後にわたしの手から飛び降りて物陰にかくれた。
見送るわたしは悟空に対する観音の眼差し・・などというのは書いている只今の連想。
ヤモリは家守だから、居ついているのは好ましくありがたい。