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『外食の楽しみ』の書き出しに書いてしまったけれど、循環器の心電図検査と超音波検査を受けた。
循環器科の超音波検査は初めての体験。
上半身はだかになってベッドに上がる。
左側を下に横向きにと指図され、技師なのか医師なのか担当者が背後からゼリーを塗った装置で迫る。
前夜の寝不足が影響して朝の駐車場空き待ち時に、一瞬眠ってしまい目を開けたら前の車が5台分ほど前進していたことがあった。
この超音波検査の時にも一瞬眠ってしまった。
美人さんならそういうことはなかったはずだけれど、残念ながら優しい人ではあっても男性だったから緊張感を保てなかった。
心電図検査の時は女性だったけれど、タイプではなく、だからかどうか眠ることはなかった。
二つの検査とも検査は個室で行われ、ドアは内側から鍵がかかっていた。
それで、ことが終わって退出する時には、自分で鍵(クレセント)をひねって、ドアを開けて出るようにと両方とも指図された。
こちらがドアを開けて入室してドアが閉まると自動的に鍵がかかる仕組みなのか、施術師がかけたのかわからなかったが、出る時は自分で鍵を開けるようにと指図されることに違和感を覚えた。
細かいことだけれど、自分で鍵を開けて出て行くようにと言われる患者がどう思うか考えたことはあるのだろうか!?
荒野に独り去って行けと言われる気分といえば大げさか。
狭い個室での一人一人違う患者との空気を一気に吹き払って数をこなすために考え抜かれたマニュアルなのだろうか?
私は48番だった。