山科区には日ノ岡ホッパラ町という地名がある。
「ほっぱらかす」という言い方は京都弁なのだろうか。
放りっぱなしにするという意味だが、そのテのおぞましい歴史が込められているらしい。
三条通り日ノ岡の交差点を山の方に上ると、御陵封ジ山町という町名銘板があった。
日ノ岡にも封ジ山にもカタカナが入っているが、これもまた歴史的謂れがありそうだ。
天智天皇(中大兄皇子)の大墳墓が山科陵。
それらはともかく、町名銘板を撮ってからしばらくして目に付いたのが散り敷いたレンギョウの花。
疎水縁の公園に抜ける路地だが、木に咲いている花より散ったなりの花に風情があった。