雪が降ったり、雨になったり、付き合いもあったり、趣味に没頭したりして、なかなか取りかかれなかった大根掘りを、帰る間際になってトライ。
普通の平地は1mくらいの積雪があり、ウチの畑は道路の除雪分を積み上げて置く場所になっているので帰省したばかりは山になっていた。
ところが、除雪組合のブルドーザーがやって来て、他の場所と雪消えがほぼ同時になるよう均して行った。
均したとはいうものの、大雑把な凸凹状態なので、大体の見当をつけて低い場所を掘ってみた。
一箇所目は、境界の小道だったようで不発。
次の場所で、およそ80センチ下から掘り当てた。
カブのような小ぶりの大根を作った場所に行き当たり、それにしたってあまりに小さい。
ブルドーザーが踏んだ雪はかたくて、中ほどはザラメ層、地表部分の数センチは氷。
ぎっくり腰にならないよう、慎重に汗をかきかき掘る。
途中から横穴を掘ったりしても、わずか10個を掘り出すのがやっとだった。
一番浅い積雪部で80cmほどだったが、あとは4月の雪解けを待つしかない。
かじってみたが、格別においしくも甘くもない。
もらった雪中ニンジンは油炒めをするとすごく甘くなったから、調理によっては雪下だったことの良さがあるのかも。
お世話になったお隣と同級生に、私の労力だけのプレゼントにした。
差し上げることもできないクズは持ち帰る。