![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/51/11/c8a8a4d73d6878165c39e0a322addfa4.jpg)
田舎に生まれ育った身には、こんなうたい文句でこんなものが売っているのを見ると、つい面白がって買ってしまう。
飼われるものより、飼う側の気持ち第一のキャッチコピー。
これは消臭剤で、臭い部屋にでもぶちまけるのかな、などと勘違いしそうだ。
カブトムシの独特の臭さまで消えてしまうのだろうか。
子どもの頃は、捕まえては、大きな篩(ふるい)を逆さまにして何匹も飼った。
飼った、とは言えないかもしれない。
卵を産ませるとか、それが変態していく環境を作って観察するという意識はなかった。
何匹も入れて喧嘩するのを面白がったり、糸を付けておいて飛んだヤツを引き戻したり、スイカの皮を入れて食わしてみたりという具合に閉じ込めておいて、最後はそのまま死なせてしまっていた。
カブトムシの成虫期間は2ヶ月程らしい。
ペットショップで飼育用品が何もかも売られていて、マニュアル通りにやれば、ブリーダーも簡単にできそうだ。
そのつもりはなくても増えすぎて処分に困るのではないかと思われるけれど、今やその道をまっしぐらに進んでしまっている気がする。
何しろカブトムシは、餌を巡って喧嘩をしても互いを傷つけることもなく、肉食ではないから共食いもない。
やる餌くらいは昆虫ゼリーなんぞを与えないで、バナナやリンゴにしよう。
田舎の堆肥場から偶然掘り出した幼虫を死なせてしまうのが惜しくて、いつの間にか悪い道に入ってしまった感じだ。