鳥瞰ニュース

空にいるような軽い気分で・・・

墓地の眺め

2020年02月25日 00時49分49秒 | 散歩は夢中






門扉が開いていて駐車場があるとわかっていても、ちゃんとした用がなければ墓地には入りずらい。
宅地造成よりも墓地造成はひな壇が狭くてよい分、やりやすいのではないか。
そんなことを思いつつ、我が徘徊は墓地にまで及び、急な坂道と階段を高み高みへと徒歩で登る。
ひな壇造成の都合なのか、下界を見下ろす墓石列に背中合わせの列もあったりする。
高台の斜面にいても、下界を見下ろさず、さらなる高みを望み見る人にふさわしいのか。
値段は違うのだろうけれど、先着順に選べるのだろうし、背伸びしつつ妥協もしつつ選ぶ墓地。
同じ苗字で並んでいる墓があったのは、分家となった仲の良い次男三男が示し合わせて購入したのか。
この墓地(宇治霊園)にあることなど全く知らなかった知り合いのお墓に遭遇。
これは邂逅と言うべきなのだろう。
奥さんは15年以上前に亡くなり、彼も3年ほど前に亡くなり、他所に住んでいる子供さん方は家を売り払い、すでに違う人たちが住んでいる。
良いところばかりの性格で優秀な人でテニスを教えてくれた人でもあったから謹んでお参りする。
同時期に団地に越して来た仲間だったが、奥さんの存命中にお墓を購入したようだ。
夫婦二人の名前部分の彫りが新しく白っぽかった。
別のお墓に埃が出ないように覆いをしてコンプレッサー音を響かせ、作業をしている人がいた。
存命中に墓を作った印の赤い色が入っていた名前を、亡くなったから赤を削り取っているのだろう。
墓石が展示品特別価格で売られていたが、これに墓地の権利値段が加わるのか。
霊園管理棟の池にいる錦鯉は、覗きこんだら餌を催促して口を水面からパクパクする。
テグスのような糸が張ってあるのはミサゴ(鷹)対策なのだろう。
霊園の鯉もそれなりにシビアな生き方をしている。
コメント (2)
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