1/27 TBS【私はドコの誰なのか? 記憶喪失の男女3名を緊急!公開大捜索20春】という番組を観ていて、最後に登場した28歳の男性が一番興味深かった。
彼の記憶と実際(?)とはまるで違っていた。
記憶の中にあるのは、学校も行かせてくれなかったという非道な叔母と、その叔母がいなくなってから独りで生きてきた経過。
そして、テレビを観たと電話してきた、彼の従兄弟と母親が語る彼の過去は全く違うものだった。
電話の身内の話は、疑いようもない真実に思われる。
番組の中でも、初めの紹介で「この方は他の二人とは違い記憶はありますが自分がどこの誰なのか知っている方をお探しです」というようなことだった。
解離性健忘という診断を受けてはいるらしいけれど、記憶喪失というより記憶創出という状態に思われた。
記憶創出という病の状況なり状態があるのかどうかは知らないので、検索したけれど無いようだった。
幼い子が『ごっこ遊び』をしているときに本当に成り切るような状態が定着してしまったのか。
妄想とかせん妄というような状態を通り越し、鮮明な記憶として虚の過去がかたち創られることがあるのか。
犯罪者の中には自分の犯した行為を完全に否定して、自分でもそれが真実だと思い込む人間もいるそうだから、その類いなのか。
それとも負の経験や動機というよりは、深い同情や共感によって、記憶が書き換えられるというようなことが起きるのか。
あるスイッチによって、別人格に成り切ってしまうのだとしたら、全く同じ過去の記憶を持つ二人の人間が存在することになる。
彼は精神科医や臨床心理学者のクライアントとして、催眠療法を受けることになるのだろうけれど、テレビはその後の彼を取り上げるだろうか。
是非とも知りたい。
プライバシーの問題があるので、気を使いながら、後でヤラセ疑惑もありながら、微妙に成立していた番組だった。
私の造語かもしれない『記憶創出』という言葉にときどきとらわれる。
彼の記憶と実際(?)とはまるで違っていた。
記憶の中にあるのは、学校も行かせてくれなかったという非道な叔母と、その叔母がいなくなってから独りで生きてきた経過。
そして、テレビを観たと電話してきた、彼の従兄弟と母親が語る彼の過去は全く違うものだった。
電話の身内の話は、疑いようもない真実に思われる。
番組の中でも、初めの紹介で「この方は他の二人とは違い記憶はありますが自分がどこの誰なのか知っている方をお探しです」というようなことだった。
解離性健忘という診断を受けてはいるらしいけれど、記憶喪失というより記憶創出という状態に思われた。
記憶創出という病の状況なり状態があるのかどうかは知らないので、検索したけれど無いようだった。
幼い子が『ごっこ遊び』をしているときに本当に成り切るような状態が定着してしまったのか。
妄想とかせん妄というような状態を通り越し、鮮明な記憶として虚の過去がかたち創られることがあるのか。
犯罪者の中には自分の犯した行為を完全に否定して、自分でもそれが真実だと思い込む人間もいるそうだから、その類いなのか。
それとも負の経験や動機というよりは、深い同情や共感によって、記憶が書き換えられるというようなことが起きるのか。
あるスイッチによって、別人格に成り切ってしまうのだとしたら、全く同じ過去の記憶を持つ二人の人間が存在することになる。
彼は精神科医や臨床心理学者のクライアントとして、催眠療法を受けることになるのだろうけれど、テレビはその後の彼を取り上げるだろうか。
是非とも知りたい。
プライバシーの問題があるので、気を使いながら、後でヤラセ疑惑もありながら、微妙に成立していた番組だった。
私の造語かもしれない『記憶創出』という言葉にときどきとらわれる。