それとなく知ろうとするのだけれど、まだ名を知るに至っていない憎いヤツ。
力仕事をやろうと思えば、まだまだいくらでも生えていて、枝元をたどれば何度も切られた痕のある太い株が残っていたりする。
種から生えたのだろうと思われるような苗を引っこ抜くと、ぞろぞろと地下茎が現れる。
先日降った雪の上に置いて数えたら、細い地下茎にさえ6本も芽がでていた。
落ち葉の積もった腐葉土だから、簡単にぞろぞろと抜けることもあるが、アケビの地下茎や他の木の根も自在に伸びていて末端までは辿れずに途中で千切れる。
残ってしまったその細根からまた芽が伸び上がるはず。
気づいたら抜くということを地道にやらないと、原野に戻るのはすぐだろうという恐怖感すら感じる。
山の中で見ることはないヤツなので、いわゆる林縁植物なのかも知れない。
ウチではこれだけ猛々しく蔓延っていても、原野になったら他の植物に追いやられるヤツなのだと思われる。