鳥瞰ニュース

空にいるような軽い気分で・・・

残材処理

2020年03月16日 02時36分18秒 | 農事




昨年、高所作業車を使って友人と枝下ろしした杉と欅(けやき)の残材処分をやっている。
薪ストーブを使っている近所の人から、薪として利用したいから譲って欲しいと申し出があったので、友人がやってくれていた残材処理の後を任すことにしたのが昨年末のこと。
そうして今年今月初めに来てみれば、薪ストーブの人は自分のやりやすい範囲だけチェーンソーで切り取り、あとは放ったらかし。
元は田んぼだった湿地に落ちた枝とか、曲がりくねった枝先とかも、費用対効果に合わないからか手をつけていない。
友人が杉っ葉を付けたまま運びやすい長さに切ってくれて仮置きしていた杉の残材には全く手を付けず持ち帰っていなかった。
薪ストーブの人には今回まだ出会ってないので話はしていないけれど、わが農事の師によれば『杉は燃えるときにパチパチと音を立てるので薪として使うのを敬遠する人もいる』のだとか。
譲って欲しいという申し出は、こちらにすれば渡りに船なので、喜んで応じたけれど、お金を払うわけでももらうわけでもないから、枝先から葉っぱまで綺麗に処分されていると思うほうが間違い。
杉の残材は、とりあえず葉を切り落としてから、あとをどうするかはこれから考えるのだが、実際は画像に写っている量の3倍ほどある。
枝先だけの3分の1は友人が処分してくれてあり、あとの3分の1はケヤキのコロの土台がわりに使う。
欅の方は数ヶ月間放置されて苔も生えてしまっているので薪にできるかどうかも分からないし、ナメコの種菌を植えつけてナメコ作りがうまくいくかどうかも分からない。
それでも、放置状態は見てくれが悪いと農事の師が苦言を呈すので片付けをやらざるを得なくて、慣れぬチェーンソーを使って残材処理に着手したのだ。
画像の井桁に組んだ残材の量は欅枝全体の4分の1ほど。
あとの4分の1はもう少しチェーンソーで細切れにしないと運べない状態にして現場に置いてある。
残りの4分の1は薪ストーブの人が持ち帰っているのだが、残材処理を実際にやってみると、それだけでも、実にありがたいことだとしみじみ理解した。
枝先の4分の1は切り落とした現場に処分地を作ってあるので、積み上げて朽ちるに任せる。
最近の肉体労働で、私の指紋は消えかけている。
欅残材を撮った画像の右端の人影は夕日を背に受けた私。
さりげなく自分を登場させるのは、ヒッチコックのやり方を真似たのだけれど、いかだ流しの船頭みたいだ。
コメント (5)
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