トイレ手洗いでガチャンと押すと一定量の水が出た後に止まる器具が、止まらない故障になってから何年にもなる。
手洗いの下にある元栓蛇口をひねり、水を出して止めては面倒だけれど、これも業者に頼むのが怖くて我慢してきた。
ネットを見たり、ホームセンターでリサーチしたりしたけれど、器具が古いこともあり、この修理は難しそうで、ほぼ諦めかけていた。
それでも台所の混合水栓を交換できたことで、自信も湧いて、またまた何とか直らないかといろいろ調べ始めた。
部分的に取り替えて直すという発想しかなかったのだが、『どうせ直すなら手をかざしたら出るのがいい』という意見がでた。
出っぱなしになったのだから、先っぽに止水栓を付けたらいいではないか、というのはコロンブスの卵だ。
ネット検索で後付のタッチレス水栓が見つかり、5000円足らずだったが、安物買いの銭失いは数え切れぬほど味わってきたので倍程の良いのにする。
2日程で届き、既存先っぽのフィルター金物を外し、4種類付属の蛇口金物から合うのを選び、回して締めて、本体の充電ができたらカチッと嵌めて、元栓をひねって水量調節で完了。
工事というほどのこともなく、コロナ禍にタッチレスが進んだ流れを受けて、わが家のトイレ手洗いもタッチレス水栓になった。
雨が降りそうな空模様だからか、ひょろひょろとした草の花が咲き渋ったような様子で、種の形からすぐにぺんぺん草と分かった。
下から咲き上がって花も種も同時に見られるのか、咲く時期というもののない花か、手の入らない隙をついて所構わずか、儚くしぶとげな生え方だ。