鳥瞰ニュース

空にいるような軽い気分で・・・

智積院へ梅を観に

2022年03月05日 12時44分44秒 | 旅行












なんとなく智積院に梅を観にいくことになり、少し早いかもしれないけれど、だからこそ混み合うこともないだろうと出かけた。
花金はサラリーマンのウキウキ金曜日なら、人混みを避けたい暇人にとっては花観の金曜日。
朝も早めにでて、智積院の線引のないゆったり駐車場にスペースも確保して、人のちらほらとしかいない境内をぶらつく。
お勤めが始まるのか、茶色い袈裟懸けの若い坊さんを何人も見たが、後で看板の説明を読んで感心した。
20年も修行しつつ真言教学だけではなく広く仏教を学ぶ本山なのだそうで、志半ばで病を得て亡くなる人もあり、それら学僧の墓場もあった。
いままさに多くの若い僧を集めて講義がおこなわれている講堂(?)が換気のために大戸が少し開けられていて、様子を見ることもできた。
満開の紅梅もあれば、まだつぼみばかりで一輪もほころびてない木もあれば、源平咲きの木は白花は開いているのに赤花はつぼみという具合だったり木それぞれの色々だ。
全体を平均すれば3分咲きまでいっていない1分咲き位で、だからこそ観光客(参拝客)もまばらでゆったりできた。
梅園というほどの規模ではないような気はするが、満開時には見事な梅林という様相になるのだろうと想像できる。
咲き誇る梅林には帰国子女なんかがいたら良さそうで、その心はバイリンギャル・・失礼しました。
工事中で残念な部分もかなりあったが、長谷川等伯の襖絵を観たり、躑躅(つつじ)の時季には見事なんだろうという庭園も観た。
宗派に関係なく誰でも泊まれる智積院会館という宿坊があって、泊まると朝のお勤めに参加することになっているようだ。
泊りがけで京都に来たいという知人があれば是非にと勧めたい。
『京都随一とも言われる大勢の修行僧による荘厳なお勤めの後は、僧侶が国宝の障壁画・名勝庭園のご案内とお茶の接待をいたします。』とある。
わざわざということになるけれど、そのうち泊まってみたい。
コメント (2)
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