自家用に栽培しているシイタケの石突をハサミで切ると、たまに茶色の穴が空いている。
取り除くためにヒダ近くまで切ると真っ黒い4mmほどの甲虫(こうちゅう)がでてくる。
ミニてんとう虫といった形なので、すぐに調べられるだろうと思ったが、なかなかたどり着けない。
ある蝿の幼虫(蛆)とか色々とシイタケを食害する虫はいるらしいのだが、なぜか黒胡麻そっくりなコイツが検索に引っかからない。
ChatGPTに聞いても、シイタケを喰う虫全般の名としてシイタケムシとしかでてこなくて、正式名が分からない。
ダンゴムシの仲間などという、あきらかに間違った答えもだしてくる。
つい先日に気づき、今の時期の出来損ないのシイタケの石突にはほぼ確実に居る甲虫なのに、一般的な認識がされてないのだろうか。
傘裏のひだがきれいな整ったシイタケが蝕まれていることはない。
いじけた出来損ないにこいつはたかるみたいなので、それらは石突を根元までほじくるように切り取って干しシイタケにする。
私の周りに居る、消毒をしないのだから自家製野菜には虫がいて当たり前でだから安心、という人になら差し上げても良いだろうか。
虫を見て『きゃー』などと叫ぶシティボーイズ&ガールズは、しっかりと管理された見た目キレイな野菜しか受け付けないのだろう。
虫喰い穴があり虫そのものさえ居る野菜こそ安全なのに。
結局、いじけシイタケの自家製干し椎茸は、私が自分ですべて消費するしかなさそうだ。