筍と竹の子の違いは何だろうと思い、検索する前に、食品であれば筍で、食品とみなさなければ竹の子だろうと見当をつけた。
芽が出てから10日くらいまでは食用になるから筍であり、それ以上経つと食用に適さないので竹の子なのだとかなんとか、なんだかテキトウだ。
ちょっと大きくなり過ぎても先っぽの方は食べられると聞いているけれど、2m余りになったらどうにもならないだろう。
その竹の子を這い登る雨蛙が、ちょっと一休みという姿で張り付いていた。
蛙が水につかっているビーカーをゆっくり温めていくと、熱くなっていることに気づかずに死んでしまうという有名な話がある。
少し違う実験で、蛙の乗った小さな回転盤をゆっくり回転させると蛙の身体がねじれていくのは自分でも試したことがある。
回転に気づかないということより、蛙は何も見ていないようでも一点を凝視していて、見続けるために身体をねじっていくということ。
竹の子に這い登る雨蛙は、竹の急成長が分からず、気づけば思いもよらない高所に居たということになるのだろうか。
迂闊だ冒険だ挑戦だというような比喩的情緒的に感じる前に、ただ見たことのない珍しさから撮った。
跳び降りる時に小便をすることのあるやつだから、見上げる時にそれはかんべんして欲しい。