鳥瞰ニュース

空にいるような軽い気分で・・・

カワニナの稚貝

2008年11月16日 00時33分01秒 | 随筆或いはエッセイ

カワニナは卵胎生なので極小のカワニナの姿で生れてくる。今か今かと待ち望んでいた稚貝をついに2匹発見した。サカマキガイは見付け次第排除してきたのだが、やつらの卵塊はいたる所にあっていつの間にか大発生する。そいつらかと思ったのだが虫眼鏡で確認した。私は稚貝のわかる男になった。

吸盤足もちゃんとある。サカマキガイとは区別できる丸くて薄茶色の足だ。巻きもしっかりきれいだ。そのチビカワニナを最大カワニナが吸盤足で踏んづけてしまっていた。窒息はしないだろうとは思いつつ少し心配した。でも数分後には外れていた。生きた心地がしなかった最初の試練であったかも知れないなどと、どうも擬人法の見方をしてしまう。吸盤に稚貝の型が一箇所残っている。その場所でしばらく留まっていたから凹んでしまったのだ。自然界にいたらきっと色んな型が付くのだろう。

コメント (7)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 交接 | トップ | カワニナの異変 »
最新の画像もっと見る

7 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
交接って、興味有りますよね?「神秘」です。 (sukebo)
2008-11-16 20:52:19
筋肉を「指令」するのは?「脳」でしょうか「局部」
でしょうか?その「エネルギー」は・・・・

ミトコンドリア?
電池も入ってないのに・・・よく動きます!

ほんと!こいつら、ショッチュウ「交尾」してます。

羨ましいの 心 だ~~~!!!
返信する
sukeboさん (とんび)
2008-11-16 22:08:35
摂取、排泄、繁殖これしかしないように見えるけれど、けっこう遊びみたいなものをするから笑ってしまいます。
無駄な動きほど観ていて面白いのはありません。
私はもうこの中毒状況から抜け出せないかも知れません。
水槽中毒!
返信する
「私は貝になりたい」の映画を観ていません。 (sukebo)
2008-11-17 22:51:11
その「フレーズ」が好きでこだわってますが、

ボク達は貝の世界とは「無関係」なところで生きているのでしょうね・・・?

「無関係」とは・・?
「私は貝になりたい」・・とは?

「私は貝にはなれません」・・・
  貝にもフィロソフィーがあるのかなぁ~・・


返信する
sukeboさん (とんび)
2008-11-18 09:05:20
まっこと残念ながら私もその映画観ていません。
名作としてよく語られる作品ですよね。
スマップの仲井クンが演る・・と、近頃テレビでよく宣伝してますね。普段のキャラクターとは違うシリアスな演技をしてるみたいです。
観ようかどうか思案中です。

ところで、ウチの巨大カワニナが昨日から変です。
殻から幕状の中味をべろんと出してころがっています。触っても引っ込めない。でも水中に戻したらちゃんと匍匐前進をする。
今朝見たら、また転がっている。他に1匹砂利に潜っているのもいる。寒くなったのでパニックになっているのかもしれないけれど、フィロソフィーの命題に取り組んでいる姿のように見えなくもない。『カワニナ 哲学に耽る二態』

私は貝になりたい・・・とは二枚貝をイメージした喩なんでしょうね。泥砂に潜って己の世界に引きこもる沈黙の世界に居たい・・生まれ変わるなら・・・てーこってすね。きっと。

返信する
ほとんどの動物は対称形で、二枚貝も貝殻二枚で対です。 (いしい)
2008-11-19 13:48:37
しかしカワニナさんやマキガイさんたちはいまだに発展途上なのか対称形ではありませんね。
建物なども対称であったり、崩しながら対を作ってみたり、そうして思想体系のなかの位置取りを確実にする仕組みにはまってます。
一方植物は構造秩序が薄くあっとランダム的です。
なんというか、東洋的とでもいうのでしょうか。
西欧のカワニナは秩序正しく、品行方正で凹んだりしたがりません。
うだうだと意味なく書き続けていないで、仕事をしなければなりません、ワタクシ。
返信する
いしいさん (とんび)
2008-11-19 20:16:50
記事更新するために、少しネットサーフィンしてみたら、対数螺旋という美しい言葉に出会いました。
スパイラルはデフレだって何だって美しいのでありますよね。
アット・ランダムに見えて実は皆、地球の自転に影響されて、くるくるくるくるスパイラルなんでありませう。
仕事をさぼって見ていただけたなんて嬉しいです。
返信する
皆様 (とんび)
2008-11-21 20:48:41
『スマップの仲井くん・・・』と書きましたが
仲井クンではなくて中居くんでしたね。
全然違う人になってますね。
あまり興味もないので、若ぶって書くと
間違いを起こします。
そうでなくてもしょっちゅう誤字脱字をします。
あわてんぼは生来です。ご容赦あれ。
中居くんゴメン。
返信する

コメントを投稿

随筆或いはエッセイ」カテゴリの最新記事