鳥瞰ニュース

空にいるような軽い気分で・・・

癌の告知 その10

2016年09月15日 01時01分19秒 | 健康ネタ

近くのゴルフ場に設置されている日本蜜蜂の巣箱;本文とは特には関係ありません。

インターネットで調べていて疑問に思うのは、記事に日付がない場合が多いこと。
日進月歩の業界というのか、分野というのか、治療法においては、ぜひとも最新記事に更新しておいて欲しいもの。
様々な意見はあっても、変化してもいるだろうに、古い記事が日付のないまま放置されているのは許せない気がする。
特に大学病院などは、最新情報として発信していて欲しい。
いつの時点の記述か、記事の中で探らなければならないのは不親切だ。
微妙に内容が変わっているし、矛盾さえありそうなのだ。
医師と治療方針の話をするときに、自分がインターネットでこれこれの記事を読んだなどと言うことはあまり意味がない気がする。
『あーそれは数年前の話です・・今は・・』ということになりそうだ。
患者は自分に都合の良い記事を選択しがちだろうし、直接聞いたわけでもない発表者の一方的記述を代弁者のように主張するのは担当医師に対して失礼に違いない。
どういう医師に当たるか、信頼関係を築けるか、安心して委ねる気になれるかどうかなども治療に大きく影響しそうだ。
セカンドオピニオンを求めるまでなら当たり前だろうけれど、病院巡りまでしたり、ネットサーフィン三昧で専門家並みの知識をにわか勉強で得たりすると、悲劇が待っていそうだ。
前立腺癌で死んだ長兄は切除手術も放射線手術も選ばずに、自分で様々なことを調べ、民間療法を選んだ。
彼は医者と大げんかしたのだと、先ごろ次兄から聞いたが、怪しげな治療でも癌が見つかってから十年余り生きた。
死の直前になって、切除手術をすればよかった・・と悔やんでいたらしいが、どう選択したらどうなったかは、三つ子四つ子が同時期に発症しての比較でもしない限りわからないだろう。
前立腺癌ではなかったけれど、舌癌手術後数年して肺に見つかった癌再発に対して、医師の勧めた手術を拒み奇妙な治療に走った義兄も、医師と信頼関係を築けなかった1人。
彼も周りに『何だかなぁ』と言う気分を残す死に方になった。
死に方にまで至ったので、この項はここで終わりにして、治療方針が決まったらまた別のタイトルで書くことにしたい。
       この項終わり
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癌の告知 その9

2016年09月14日 00時00分27秒 | 健康ネタ

地震による亀裂;本文とは特には関係ありません。

只今は、骨シンチグラフィーの順番待ち。
骨に癌が転移していないかを確認すべき患者が私の前に1ヶ月人数分待機していたということかもしれない。
待つとなれば、今まで何となく避けていた前立腺癌のあれこれをインターネットで調べ、周りの同病相憐れむことになった人達に、それぞれの経過などを教えてもらうよう努めるべし。
友人と従兄と兄に電話で聞いてみた。
3人とも完治状態で、血液検査で再発を監視しているけれど、その兆候なし。
放射線治療2人、切除手術1人。
一番古い12年前の人は切除。
皆が年相応程度の元気は保っている。
癌を克服したのだから皆が自分の体験を饒舌に語ってくれる。
1週間あまり経ったら、帰省してその1人に会うことにもなっている。
あと2、3人、田舎には体験者あるいは今現在当事者がいるので、話を聞くことになるかもしれない。
前立腺癌友の会の輪は広がるばかり。
            つづく
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癌の告知 その8

2016年09月13日 00時07分07秒 | 健康ネタ

垂れる稲穂;本文とは特には関係ありません。

セックスレスの人生について、それほど思い入れがあるわけではないけれど、ガンジーの映画をどうしても思い出す。
非暴力を貫いて、インドを独立に導いたガンジーとその夫人は敬けんなクリスチャンだったから、性の欲望に負けないことをある時、神に誓ったのだという。
映画の中でガンジー夫人は、『私たちは一度だけ誘惑に負けたの・・』というようなセリフを、とても可愛いい印象的な表情で言った。
単なる欲望全般でいうならば、聖人の列に並んだマザーテレサが、チョコレートの誘惑に負ける自分を時々は許したというようなインタビュー記事を読んだことがある。
などと、ウダウダ横道にそれながら書いているけれど、最終的には来月の骨シンチグラフィーを撮ってからの面談で決めることになる。
私の治療方法の選択基準は、ブログに書いて大っぴらにしつつも、あまり周りに気付かれないまま普通の生活を長持ちさせること。
つまりQOL(クオリティ・オブ・ライフ;生活の質)重視。
そうなると、骨への転移がなく周辺転移が微小ならば、一気に正面突破短期決戦的療法の手術選択となる。
必然的か偶発的か、結果として『ペレの憂鬱』を起こしても従容として受け入れる用意はある・・と、再度宣言しておこう。
      つづく
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癌の告知 その7

2016年09月12日 00時01分22秒 | 健康ネタ

今年の花梨の実;本文とは特には関係ありません。

前立腺癌治療での最大の副作用は、やはり勃起不全と頻尿などの排尿障害。
それぞれの療法での個人差や確率や期間などの説明があった。
前もっての下調べをしていなかったので、口は挟まずに黙って聞くことに集中した。
尿についての時に、現在はどうかと聞かれた。
顔や上半身に汗をかきやすいせいかオシッコをあまりしないことを伝え、気にしないと答えた。
気にしないという返事は変かもしれないが、何となく頻尿にはならないだろうという確信がある。
失禁については、パンツ型オムツやパッドなんかの進化は素晴らしいので気にしなくてもよさそうと思う。
勃起不全で思い出すのは、ブラジルの英雄と言われる元サッカー選手のペレが出ていたED啓発コマーシャル。
彼が当事者なのか演技なのかは別にして、この問題を『ペレの憂鬱』と名付けておこう。
も、いっか・・というのが実際のところだ。
性愛より友愛の方が気楽でいいと、しみじみ思う今日この頃なのだから。
ただ、父がやった睾丸摘出と女性ホルモン投与は、可能性を完全に摘んでしまうし、ヤダなという気がする。
幸いなことに去勢のことは言われず、手術療法なら可能性がかなり残るという口ぶり。
その時はその時、『ペレの憂鬱』を感じることもなく新しい性を生きることができるかもしれない。
無性あるいは中性としての、第二の人生あるいは余生。
煩悩から解放される新世界よ。
        つづく
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癌の告知 その6

2016年09月11日 00時57分20秒 | 健康ネタ

道端のヘブンリーブルー;本文とは特には関係ありません。

私は一度だけ入院したことがあり、八人部屋の私のベッドの向こう側に末期癌患者がいた。
毎日やってくる奥さんが、問わず語りに最近モルヒネを使ってもらっていると言っていた。
ある晩その患者がベッドから落ち、私がナースコールを押した。
すごい音がしてユルユルと表情なくもがいている彼を見て、身体に力が入らず命が尽きようとしている状態というのはこういうことかと衝撃を受けた。
確か、その日のうちにナースセンター横の個室に移された。
その個室前を通りかかった時に一度ドアが開いていたことがあって、覗き見たら花屋の店内かと思うほどの生花が飾られていた。
意識のはっきりしているうちにと、たくさんの人が訪れ、別れを告げているところだったのだろう。
ここで、ようやく本題に戻ろう。
私の癌は、前立腺癌悪性度の指標(グリソンスコア)は3+4=7で治療が必要な癌とある。
中悪性度で治療を受ければ治る可能性が高いという。
治療としては、切除手術(ロボット手術)と放射線治療の2種類があり、私の上の兄が17年ほど前に選択した民間療法は問題外だという。
そうして、父が受けたコバルト照射というのも、今は違う放射線治療になっている。
自分だけは大丈夫かも知れないと期待して、わざわざ調べることをしなかったけれど、私の耳に入ってくるだけで重粒子線あり、陽子線あり、X線ありという具合。
私の担当医師は重粒子線治療には否定的で、あえて重粒子線にしなくてもX線の一種の何とか線照射で十分だという考え。
手術と照射の2択となるが、あえてどうしてもその二つが嫌なら化学療法も選択できるとは言ってくれた。
その理由として、『たとえば彼女がいて、副作用が困るということであれば・・』とのこと。
          つづく
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癌の告知 その5

2016年09月10日 00時20分50秒 | 健康ネタ

本文とは特には関係ありません。

脱線ついでに、自死を考えてみる。
三木卓の作品に母を看とる私小説があった。
ボケて問題のあった母親が、ある日全く正気になって周りに今までのことを感謝し、一切の食事を絶ってしまい、ほどなくして亡くなったという最期が描かれていた。
認知症が痴呆症と言われていた時代に典型的なその症状を呈した母を亡くし、その後多くのそれ関連の本を私は読んだ。
後の祭りだったけれど。
最後まで理性を保っていられるから、癌になって死にたいという医師の述懐を読んだこともある。
『病院で死ぬということ』を書いた山崎章郎のホスピスについて書かれた本では、末期癌の痛みは麻薬を上手に使えば完全に制御できるとあった。
昨秋、旧い友人をホスピスに訪ねた折、彼は腹水が溜まって異様な体型になっていたが、治療を一切しないことや、痛み止めがうまくいっていて好き勝手に過ごしていることなどを語ってくれた。
年内の余命だから、来春まで続く連続テレビドラマは観ないとも言っていて、その通りになった。
ホスピス内の俳句クラブに入っていて、『それでは披露します』と背筋を伸ばし、私一人を前に吟じてくれた姿を時々思い出す。
私の母方は認知症の血筋で、父方は前立腺と心臓に欠陥を持つ血筋。
治療をしないという選択なら、まともな意識のまま死を迎えることができそうだ。
痛みには強い方だけれど、痛さを徹底的に避けて、最期は麻薬の世話になって理性的恍惚のままに世を去るのも悪くない。
          つづく
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癌の告知 その4

2016年09月09日 02時57分35秒 | 健康ネタ

翅を開いたヒメアカタテハ:本文とは特には関係ありません。

告知というものを考察してみよう、といったつもりはない。
思いつくままの脱線や周辺事情を何となく書いておきたいと思うだけ。
バブル景気崩壊後に、遅れがちの不景気が建築関連業にやってきて、弱小零細業者に倒産や連鎖的自己破産の嵐が吹いていた頃のことで、京都のある有名なお寺の幹部だった人の娘が話してくれたエピソードを思い出した。
自分の父親の死に様を、いつか書いて本にしたいと言っていた。
癌を宣告されたその坊さんは治療しないことを選択し、行かず後家(本人がそう言っていた)の娘に伝えたのだそうだ。
『わしは即身仏になる』
『よっしゃ、おとうちゃん! 協力するゎ』
どういう種類の癌だったのか、末期だったのか、それまでの経緯や諸事情は聞かなかった。
ただ一切の食事をいきなり絶って、お経を唱えるだけの生活に入ったのだそうだ。
最期近くなると唇がひび割れ、痛そうで見ていられず、筆に水を含ませては濡らしたのだという。
父と娘だからできたことかも知れないけれど、自殺と自殺幇助ではないのか、と聞きながら思ったものだった。
その話を聞いたのは、彼女の雇われ先が不渡りを出し社長が逃げて後始末に追われながらも、仕事を引き継いで何とかやりくりしている時だった。
『いつか、本を出版してゃ! 応援するから頑張って』と私。
『ありがとうね』と彼女。
そうして私は何とか逃げのび、彼女は嵐に翻弄されどこかに消えた。
         つづく
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癌の告知 その3

2016年09月08日 06時19分39秒 | 健康ネタ

翅を閉じたヒメアカタテハ:本文とは特には関係ありません。

生検を8ヶ所とした根拠を聞いてみたい。
それより、こんな重要事項をほとんど質問をすることもなく、黙って聞いてきた自分に不満を感じる。
次に医師と向かい合う時には質問事項を用意して、せっかくiPhoneを持っているのだから録音の許可も得よう。
生検は12ヶ所の場合も16ヶ所の場合もあるようだから、8ヶ所だけに限定し、右側だけから見つかったことの突っ込んだ詳しい内容を知りたい。
それを知るための、あるいは確信的な範囲形状を知るための検査が、すぐに追加で行われた全腹部CTだったようだ。
10月のかかりには転移の有無を確認するための骨シンチグラフィーを撮る。
そこで初めて治療法の選択となるのは理解している。
私の今までの考え方生き方からすれば選択肢は狭い。
ほとんど迷いなく、これしかないという一点突破を目指すはずだけれど、このあたりで熟慮してみるのも良いかもしれない。
【治療せず】という緩慢な自殺を選ぶことだってできるのだ。
        つづく

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癌の告知 その2

2016年09月07日 07時58分33秒 | 健康ネタ

翅を閉じた蝶:本文とは特には関係ありません。

癌は、癌と書いたり、ガンと書いたり、がんと書いたりする。
大きな違いなのか、微妙な違いなのか、医師ははっきりと『8ヶ所中 4ヶ所から前立腺癌(いずれも右側)』と書いた。
私は癌患者になった。
悪性新生物を体内に持つ身となった。
エイリアンに支配されようとしている。
告知を受ける前日に電車の中で、生まれて初めて席をゆずられた。
スポーツキャップをかぶり、そこそこ若作りをしていたのに、病臭のような負のオーラが出ていたのか。
さほどためらうこともなく、「あ、すみません」なんて、素直に座らせてもらった。
キャップを深くかぶっていても、はみ出ている髪は真っ白(頭頂部は薄くなってきたごま塩まだらで、裾周りはフサフサ白髪という生え方)では隠しようがない。
前立腺癌悪性度の指標にグリソンスコアというものがあると教えられた。
前もって調べることをしなかったのは、たぶん無意識に目をそらしていたから。
中悪性度で治療をすれば、治る可能性が高いと言うので、「初期で軽度ということですか」と聞いてみた。
同じ言葉をなぞり「初期で軽度ということです」と言ってくれた。
でも、聞いた内容を思い出しながら調べてみると、初期で軽度は楽観的に過ぎるという感じがする。
            つづく
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癌の告知 その1

2016年09月06日 05時30分33秒 | 健康ネタ


おそらく、ほぼ、たぶん、きっと、癌にちがいないと思いつつ、2:8の2くらいの割で、癌は見つかりませんでしたと言われるのを期待していた。
14:40~という先の未定な予約時間ではあったけれど、それにしても2時間近くも廊下の椅子に座って待たされるのはあんまりだ。
次々に呼ばれてはしばらくして出てくる患者を観察したり、持っていった『未成年』という本を読んでみたり、フッと意識をなくしたり、短い夢をみたり、来し方をとりとめもなく思い出したりする。
ようやく専用ポケベルが鳴って診察室に入る。
30代と思われる若い医師から、「やはり癌がありました」と普通に告げられた。
告知をしながら、メモ書きをしていく。
このメモは確認作業をしつつ、私に渡すためのもの。
そっくり、書き写そうと思ったけれど、画像を撮ってみる。
初めの画像は、病院の前栽にあったもので、告知無しを願って前回撮ったが、コクチナシは枯れたのか、存在を確認できなかった。



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毀(こぼ)つ

2016年09月05日 01時41分22秒 | 言葉の世界


『こぼつ』というのは建築用語なのか古くからある大工言葉なのか、変換すると簡単に『毀つ』とでてくる。
私の田舎(新潟県十日町)では、家の解体のことを『やこぼち』と言っていた。
検索しても無かったから、『やこぼし』としてみたら有った。
その記事に『こぼち続ける・・』という部分もあった。
屋毀し、屋毀ちというのは、古い言葉の残っている地方に、生き続けている表現かもしれない。
大規模宅造地の中にある我が団地でも、ついに毀つ家が現れた。
『毀つ家が現れた』と何となく書いたけれど、これは論理的矛盾をはらんでいる。
毀しが実行されたら、家は消えるのだから。
同期の分譲分で、よく知った家だったから感慨深い。
改装改造関連業者のセールス攻勢があると、建て替えるつもりだと話しをかわしてきたのだ。
何らかの負の事情ではなく、最適な耐震、断熱、防音、防火仕様の家への建て替えだろう。
MOTTAINAIと思いつつ、羨ましかったりもする。
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何とか茸

2016年09月04日 00時06分22秒 | 健康ネタ


かたいキノコだったから瓦茸(カワラタケ)か。
先日、何となくチャンネルをポチポチ替えていて、目に留まったのが胆嚢ポリープを取り上げた番組。
確か私もそうだったようなと思いだし、毎年の【健康診断結果報告書】ファイルを見たら6年前から連続して胆嚢ポリープの文字。
『日常生活に注意を要し、経過の観察を必要とします。』とあり、【腹部超音波所見】には、『経過観察のため6カ月後にご受診ください。』とあった。
10mmという大きさが分かれ目らしいので、私のポリープはそれ以下ということなのだろうか。
小さくなることはないのなら、半年ごとに検査を受けるべきなのかもしれない。
気にし始めたら、まことにもって面倒なことになる。
先日の前立腺MRI画像を撮る前に、これに気づいていたら『胆嚢ポリープがあるのでついでにお願いします』なんてことができたんだろうか?
肝胆膵と前立腺ではお門違いだからと却下されるんだろうか?
次の機会があったら、言うだけ言ってみるか。
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キュウリの分かれ道

2016年09月03日 00時00分29秒 | 身の周りの植物




キュウリの苗は2本だけ買って育てたけれど、こちらは十分に元をとった。
ここまできても液肥なんかを適当にやったら、まだまだ採れるかもしれないと思っていた。
ところが、奇妙なコースをたどった台風10号が去ると同時に1本だけ急に枯れた。
茎のどこかで千切れそうそうになってもいなかったし、顕著な病気らしさもない。
そうして、水を多めにやっても、液肥をやっても回復せず理由がわからない。
もう1本は花をつけ、キュウリの子もあって、葉っぱも元気。
枯れた葉っぱにはアブラムシのようなものも見える。
田舎で採って陰干しにして煮出したスギナ汁をスプレーした効き目がなくなったにしても、いきなりのゲンナリは解せない。
どこでどういう分かれ道があったのか、この先も分かりそうにない。
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業(ごう)や

2016年09月02日 00時23分58秒 | 身の周りの植物


我が家の小さな小さな庭の小さなゴーヤ。
1本50円という格安の苗を、値段に惹かれて買った。
『安物買いの銭失い』と関西では言う。
1本の苗に対し、1個しか生らなかった。
『業やな!』
立派な物が生ったなら、まだしも、どれもハリネズミの子ども程度。
たくさん採れても困るけれど、『来年こそは』と思ったりする。
写っているのが4個目で最後の1個。
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これはバオバブか?  その2

2016年09月01日 01時25分03秒 | 身の周りの植物


バオバブという名の木を知ったのは、二十歳前に「星の王子さま」を読んだとき。
検索してみると、挿絵やバオバブがどう書かれているか全く忘れていて意外だった。
バオバブの挿絵は、のちに宮崎駿の「天空の城ラピュタ」に影響を与えただろうと、今頃思う。
我が画像の樹は痩せたバオバブではなくて、クスノキか、ハンノキか、ムクノキか・・と思いつくのはこれくらい。
植木職の技術は全く知らないけれど、こんな大木を移植するのは大変だろう。
植木市で見る、根を土ごと縄で丸くしているのは根巻きというのだということは何となく知っている。
幹をミイラの包帯みたいに巻くのはどういう効果があるのだろう。
保温なのか、休眠(仮死状態?)させるためなのか、水分蒸発防止なのか。
断面から細枝が噴き上がるように生えているのがオブジェのようだ。
国立大学教授の退官が65歳か70歳か知らないけれど、記念植樹が根付かなかったり枯れたりしたら大事(おおごと)だから10年保証とかになっているのだろうか。
かんかん照りが続いたら、水やりや栄養補給も含んでの値段なのだろう・・多分。
3本の突っかい棒は何年で外せるのだろう。
まさかピラミッド・パワーでどうこうというわけではないだろう。
昨日の画像に写っているビルは大入院棟。
この樹を見ながら命に想いをはせる患者もいるんだろうな・・と、いつになく湿りがち。
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