鳥瞰ニュース

空にいるような軽い気分で・・・

退院その後、予後、余談  その3

2017年01月16日 22時02分42秒 | 健康ネタ

雪景色を撮ろうと入り込んだら天理教

一昨日からの下腹部の痛みをこらえながら、そろそろと病院に行ってきた。
そうでなくても、本日は1ヶ月点検・・ではなく、術後1ヶ月の診察日。
診察前に採尿もあったけれど、垂れ流しなのにできませんがな。
12ccあればいいんですが・・とナースは言いつつ医師に問い合わせてくれて、それはパスということになった。
血液検査の結果は、間違いなく炎症を起こしているようだとのこと。
もしかして手術痕から尿が体内に漏れているようなことがないか、念のためにとCTを撮ると言われ、そうでもしてもらわなくては歩けないほどの痛みをどうしてくれる・・と一安心。
そうして、体内への尿漏れはなく、腹膜の炎症だろうとて抗生物質と痛み止めの処方箋を出してもらっての帰り道に、ご自由にご参拝くださいという看板を見て入り込んだのが天理教寺院。
左のオブジェは両手の平に玉。
何を表しているか近づかなかったけれど、右側にある南方系植木の巨大ヒドラ形状が目を引く。
ほとんど雪は消えて、踏んで滑ることもなく、そろそろと帰ってきた。
バスと電車を何回か乗り継いでだったが、帰りはラッシュ時になってしまい、少々しんどかった。
こんな時こそヘルプマークをぶら下げたいものだと思ったのは、これを書いているたった今。
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雪のなか女子駅伝は大変

2017年01月15日 14時18分14秒 | 勝手に応援




朝起きて、ベランダから西を望み、小さな庭を見下ろす。
今日は何も予定がないので、ひたすら寝転んで養生。
昨夕から下腹部の痛みで歩くのがしんどくなっている。
脱ぐのはともかくも、パンツやズボンを履く行為が痛くて辛い。
履くというのは、一瞬だけでも片足立ちをしなければならない。
今後、どうなっていくのか分からない。
一時的に歩けなくなって、緊急追加手術のために入院することになるのかも。
この雪のなか女子駅伝の方々は大変だろうと思いつつテレビ観戦。
長崎の選手が帽子を被って快走した。
雨や雪の時は、ツバのある帽子を被って行動するのは常識だと思っていたが、意外に帽子の選手がほとんどいない。
頭がダイレクトに濡れると気分的にもすごく消耗するのに、何だか不思議。
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世界文化遺産に降る雪

2017年01月14日 17時10分17秒 | アングル








朝から雪が降るかもしれなかったけれど、約束があって宇治上神社に行ってきた。
風邪から咳喘息状態になってしまったせいで、咳の度に腹に力が入る。
そうしているうちに右下腹が痛くなってきて、足を引きずるような歩きしかできない。
痛み止めを呑み、厚着をして出かけた。
強運の持ち主がいるということで積雪はなく、用事が済んでから帰りがけに雪が舞い降りてきて、なかなかの風情。
池に流れ込む水が温かいからか、鯉がひとかたまりになっていた。
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ホシハジロ

2017年01月13日 13時56分13秒 | 


一昨日に、瀬田川沿いの崖上から撮った。
今の時期、この道路は交通安全のお守りを求める立木観音参りが盛んで、土日祭日は混む。
撮った場所は、南郷洗堰を過ぎて川が狭まり岩場が急流を作っている場所。
昨年のオリンピックでメダルを取ったカヌーのスラローム競技の練習をしてるのを見る場所でもある。
このカモは、わざわざ何でこんな急流に浮いているのだろう。
ヒドリガモだと思い込んでいたが、検索して見ると、雑食で潜水が得意なホシハジロ。
岩場の急流であり、なおかつ深いという条件でしか採れない餌があるのだろうか。
力がみなぎっていて、こんなとこででも遊んでみようか、という様子に見えた。
こいつらは、穏やかな湖面や池で、首を隠してただ浮いているシーンばかり見てきたから意外。
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琵琶湖の岸辺から

2017年01月12日 16時43分23秒 | 旅行

長浜の湖岸から湖北を望む


東岸から湖西比良山系を望む

もしかしたら積雪があるかもしれないと覚悟をして、湖北長浜に行ってきた。
昨日は、冷たい雨がかなり降っていると電話で聞かされていた。
それが雪になるのだろうと予想していたけれど、朝の時点での高速道路の注意表示は、北陸道今庄・武生間はチェーン必要とあっただけだった。
寒気の南下が遅れているようだ。
昼過ぎまで長浜にいたが、小雨が少しぱらついただけ。
仕事は想定外の手こずり方だったけれど何とか予定時間で終わり、それならばと高速代は節約して湖岸道路を走り、比良山系を撮ったりしながら戻ってきた。
今日の教訓は、動き回る仕事の時の尿もれパッドは、けち臭く半分に切ったのを使ったりせずに、前から後ろにきっちり1枚を使うべし。
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南郷洗堰あたりの景色

2017年01月11日 13時40分40秒 | 旅行


近江八景の一つである瀬田の唐橋近くに用があって行ってきた。
帰りは別の道をと、瀬田川沿いを走らせていたら、南郷洗堰をすぎてすぐに橋を架ける工事が見えた。
画面左には一緒に写せなかったが、同じ塔がこちら側の岸にできていた。
仮の工事用吊り橋が架けられている。
たぶんこれはキャット・ウォークと呼んでいるはず。
新名神高速道路に違いないと確信したけれど、帰宅してネットで見たら、どうもルートが違う。
では何なのか、ちょっと検索しただけでは分からなかった。
インターチェンジの支線道かも。
この塔はまだ骨組みの骨組みなのかもしれない。
街中と違い、シートで覆われていないからいい。
滋賀県からの帰りは、これを見る楽しみが増えた。
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退院その後、予後、余談  その2(自家製喉薬)

2017年01月10日 15時59分15秒 | 健康ネタ




体育会系の精神論とか根性論には距離を置いて生きてきた。
でも、これだけはやらなくてなならないという事は、体調が悪くても気力のようなものを使って、大体はこなしてきたつもり。
ところが、今のこの事態はいかんともしがたい。
下の不具合に、上では大風邪ひいてゲホゲホでは、気力も湧かない。
喉の痛い風邪には、自前の特効薬があるから大丈夫と思っていたのに、何という体たらく。
痛くてしょうがないから、スプーン一杯ずつ舐めていたら、チリも積もれば・・で底をついてしまった。
そこで泥縄式に喉薬を作った。
秋に拾ってきたカリンの黒く腐ったのは捨てたが、一つだけなぜか表面に蜜を出していつまで経っても腐らないが残っていた。
細かく切ったのをぎゅうぎゅう瓶詰めにして自家製ニホンミツバチの蜂蜜をたっぷり入れる。
蜂密が結晶化して固まってしまっていたので、鍋の湯の中に入れてコトコトと瓶ごと温めた。
一個のカリン果実で450L瓶一つ半。
前の果実片は、そのまま喉が痛む都度かじってしゃぶる。
下の画像の左端小瓶は固まった蜂蜜、隣の小瓶は温めて液状に戻ったもの。
右の瓶に追加で入れて出来上がり。
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退院その後、予後、余談  その1

2017年01月09日 15時22分15秒 | 健康ネタ

いつのまにか生えていた、葉牡丹の未熟苗(?)。これでも春がくれば董立ちして花が咲くと思われる。

12月26日(月曜)に退院してから2週間が過ぎた。
1月7日に予定されていた重要な仕事を、何としてもこなさなければならないので、それまでに尿漏れを少しでも改善させようと、骨盤底筋体操ルーティン・ワークを地道にこなした。
結果、全く効果はなく、改善の兆しもなかった。
奇跡は諦めて、パンツオムツとパッドで臨んだ。
集中力を高めて必死にやれば、オシッコは大丈夫・・・などということは決してなく、寒い日だったにもかかわらず汗をかきながら一生懸命にやっても、タラタラと流れっぱなし。
親のこころ子知らず、もうムスコとは縁を切りたい気分。
退院以来、二階のベッドに移動するのも大変で、居間のコタツとトイレと風呂場だけを行き来していた。
それあってか、風邪までひいてゲホゲホいいながらだったが、仕事はこなすことができた。
その後、咳がひどい状態になり二日間続いている。
咳をしてもそれほど痛くないほどに腹の手術痕は治っている。
咳をするのはむしろ腹筋の運動になりリハビリになっているように思われる。
ところが咳の度に股間が温かい。
間欠泉の噴出に似ている。
おしっこが溜められないとはいえ、姿勢によっては少し溜まるのだが、咳で腹圧が膀胱を縮めたらひとたまりもない。
よくもまぁ、今まで風邪ひいて咳してもお漏らししないで済んでいたものだと感心するくらいに、今の私にとって咳とオシッコの噴出は必然的同時進行。
今日までの概略はこのような状態。
書くこともなくなって、こんな愚痴もどきでお茶を濁したり、オムツを濡らしたり。
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春の萌(きざ)し

2017年01月08日 18時57分30秒 | 身の周りの植物

もう芽が出てきた

ニラに似ているけれど、食べたら大変なことになる水仙。
葉っぱを揉んで匂いをかいでみた。
ニラの匂いもしないし、アサツキのネギ臭さもないので確かに水仙。
ウチの庭では水仙の花はほとんど咲かない。
肥料をやらなければならないのだろうし、しっかりと陽の当たる場所でないと咲かないようだ。
やがて春はやって来ると一番最初に教えてくれる愛(う)い奴だから、咲かなくても球根を掘り起こして捨てるわけにもいかない。
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冬の装い

2017年01月07日 17時41分17秒 | 日記


【春の萌(きざ)し】というタイトルでも良いかもしれない。
よく行く運動公園の駐車場脇に植わっている辛夷(こぶし)のつぼみ。
完璧な防寒仕様になっている。
撮ってみてトリミングしたり拡大したりして初めて、左のつぼみの基部に虫がいることに気づいた。
脚が6本ありそうなので、何の仲間かわからないけれど昆虫にちがいない。
これを撮った二日前は穏やかな陽気だった。
今朝はフロントガラスの霜をプラスチック板で剥がし取って出動した。
今年初めての仕事なので気合を入れてこなした。
あの虫は辛夷のつぼみに潜り込んで寒さをしのいだのだろうか。
私は尿漏れ紙パンツのおかげで大事な今日をしのいだ。

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(続々) 男の病 その20 一応の締めくくり

2017年01月06日 18時23分23秒 | 健康ネタ

最高体重から5Kgほど減った身体。

年賀状のご挨拶の後に、近況としてウチの血筋が持つ病での後遺症と闘っているなどと、舌足らず訳ありげな言葉を添えたので、何人かから見舞い問い合わせのメールと電話をもらった。
それらの人は、インターネット環境がそろっていても、私が《とんび》の名でブログを書いていることを知らない人たち。
こちらから見て欲しいと知らせた方々と、誰それから聞いて覗いていると言ってくれた人たちには、自分の備忘録ではあるけれど、全員宛ての文章を書いているつもり。
その数が増えるにつれて、私の文章は独りよがりのものでなくなって、こなれていくことを期待したい。
そんなことを思いつつ締めくくりは、自分をトルソー(両脚、両腕、頭部の五体を欠いた胴部分)のようにした画像を載せてしまおう。
腕が写っている不完全トルソー画像で見苦しいけれど、へたな文より正確に伝えられる。
ロボット(ダ・ヴィンチ)支援による腹腔鏡手術痕6箇所を示したい。
これは鏡に向かって撮っているので左右逆転している。
絆創膏を貼ってあるのがドレンの穴痕で、かなり体液が滲み出している。
対称の位置の内出血がある部分の穴は、いまだに、ふとしたはずみに痛い。
右下パンツの近くは小さい穴だったからか何の問題もない。
対称の左端は、パンツに擦れてはかさぶたが剥がれ、いつまでも乾ききらない。
ヘソの上の穴は最大だったのか、接着剤でくっつけてある。
ボンドという言い方をナースが言っていたが、ヘソが二つになったみたいで自分で見ても気持ち悪い。
もしかして、私は二人の母が居る胎児だったのではないか・・などということは決して無いけれど、帝王切開で生まれたのがアレキサンダー大王ならば、二つのヘソを持つ子はどんな偉業を成し遂げるか・・などというファンタジーが創られてもいい。
その第二のヘソの左上は小さい傷で、ほぼ完全にふさがっている。
右手の白い腕輪はプラスチック製で、京大病院の入院患者である証(認識票)。
これは担当ナースから退院時にハサミで切ってもらった。
ハサミでは切れるが、一旦パチンとはめたら、引きちぎることなんかできない輪なのだ。
左手にしているのは、個人用タンス引き出しの中にある貴重品入れの鍵。
紙パンツから出ているチューブは導尿カテーテルで、右にある点滴スタンドの下に蓄尿パックがぶら下げられている。
紙パンツは本当に素晴らしいと、毎日毎日思う今日この頃。

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2017年の年賀状

2017年01月05日 02時48分48秒 | 身の周りの植物

2016年11月19日乗客を乗せたイベント本番往路


2016年10月27日試運転の復路後ろ姿(これは年賀状には使っていない)

このたびの年末年始の諸々は、病気にかこつけて、失礼をさせてもらうこと多々。
年賀状はやめると宣言して、出さなくなった人を何人か知っている。
一気にやめるのもナンだなぁということもあり、くれた方々にだけ返事をだす格好で書くことに決めていた。
元日におめでたくも年賀状がいつものように配達されて、私個人宛のものも数十枚。
返事は出すことに決めていたものの、出来合いの印刷やスタンプで済ますのは、あんまりだと思われて、ようやく元日にSL画像で行くことに決めた。
故郷のJR飯山線でSLを走らせる企画があり、たまたま行き合わせて撮れたもの。
汽車しか走っていなかった飯山線にジーゼルカーが走った時は『電車がきた』と興奮したことを覚えている。
都会の写真や絵本でしか見たことのない電車と同じものだったから、そう思った訳だけれど、いまだに電化されていない赤字路線。
汽車は白い蒸気とちょろちょろ生暖かい水を垂れ流し、黒い煙と石炭の粉を吹きあげ、ポーッとかブォッブォッブォッとか発しながら進む圧倒的存在だった。
それに比べたら電車はスマートで、レールのつなぎ目で出す音以外は静かなものだ。
ただいまの我が身に照らし合わせ、希望的意味合いも、ポンコツが遮二無二進む感じも込めて、こいつを選んだ。
はた迷惑も顧みず、とりあえずは、どっこいしょよっこらしょと色んなものを垂れ流しつつ喚きつつ行く所存。
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秘密基地

2017年01月04日 02時46分26秒 | アングル


三週間前、入院するために家をでてバス停に向かった。
その途中で、こんなものを見つけ、思わずわざわざ近づいて撮った。
オトナが作った芸術作品のオブジェではなくて、子供たちの作った【秘密基地】にちがいない。
大型ごみを出す日は二日後だから、そういう場所から持って来たものではない。
すぐ近くに、いわゆる不法投棄をやられてしまう場所もないから、家から持ち出したモノのはず。
鏡が置いてある場所は玄関内ということなのだろう。
この鏡とほぼそっくりなものを私は最近、百均で買ったことを思えば、小学低学年生でも自分で買える鏡と、二日後に廃棄されることになっている椅子を使った秘密基地。
12泊して退院して来たら、これらは痕跡すらなかった。
何日間保たれた秘密基地だっただろう。
二日後の大型ごみの日のため、自分たちで自主的に取りはずしたのか、それとも子供たちの親が気づいて撤去したのか、ご注進があって自治会が景観保護のために処分したのか・・・。
このイタズラが、何日もったか興味のあるところ。
微笑ましいと見守る文化なり風土なりが育って欲しいもの。
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ベンチにルイ・ヴィトン

2017年01月03日 16時06分16秒 | アングル


バス停に着いたら、ベンチにこれがあった。
1ヶ月近く前のことだが、書く記事がなくなったので、何てこともないこんなことでも・・。
反対側から同時にやってきたおばさんと目を見合わせ、とりあえず私が手にとって中身を検分。
一瞬の高揚と期待を裏切って、中身は1円玉2つと5円玉1つだけ。
万札どころかレシートさえもなかった。
抜かれたんやね!
指紋つけたらアカンな!
私には幸いなことに、エンボス加工がしてあって、指紋は取れないだろうと思われる。
どうしたものかと思ったが、おばさんと相談するまでもなく、持ち主が探しに来ることもあろうから、そのままにした。
ブランド物に疎いので、これがルイ・ヴィトンであることも知らなかった。
この財布が高いのか、偽ブランドっぽいかどうかも分からない。
帰りもバスに乗ったが、すっかり忘れてしまっていたので確認することもなかった。
ベンチのルイ・ヴィトンがどういうことになったか知るすべもない。
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(続々) 男の病 その19 清拭のこと

2017年01月02日 05時03分06秒 | 健康ネタ

うちの庭のビワの花。フェルト感が冬を物語る。

清拭(せいしき)は馴染みがないので、パッと漢字のイメージが出てこない。
手術の翌日、体格の良いナース・ペアがきて、両側から支えられ歩行訓練をしたことは書いた。
身体に点滴とドレンと導尿カテーテルを付けて立ち上がらせられて、私はどこに拉致されていってもおかしくない格好だったはず。
でも、だんだん泌尿器科のメンバーのそれぞれを知るにつけ、ベストペアだったことがわかった。
それはともかく、病院は完全看護だから、午後の面接時間以外は手術直後でも痛くても辛くても重症者個室に、寝返りも打てず私は独り寝ていた。
ベッドは褥瘡対策で柔らかいマットレスに交換されていたが、しょっちゅう見回りに来ては、痛くないかとか、三角の当て枕を持って来ようかとか言ってくれる。
しかし、手術した部位というより腹全体から色んな痛みを感じるので、ベッドの背を少し起こしたり、膝角度をコントローラーで調整したりはしたものの、ほぼ姿勢良く仰向けの状態でいた。
それをナースは気にして、「大丈夫ですか・・いつも同じ姿勢で寝てますけど・・」と言う。
私にすれば、動けないほど痛いんだから、ほっといてという気分なので、「ダイジョブじゃないけど大丈夫」と答えるしかない。
その日その後、初めての清拭をしてもらった。
こちらはされるがままの赤ん坊状態だったけれど、想い出しても恥ずかしさはなく、儀式のようだった気がする。
次の日は、若いナースが熱いくらいのおしぼり(タオルだった)を5〜6個入れたナイロン袋を渡してくれた。
それに、ファミレスなんかで出してくれるような使い捨ておしぼりを1つ渡された。
「これは?」と聞くと、「オシモを拭いてください」と言う。
「ん?」と一瞬ポカンとしてしまったが、『あー股間のことね』。
一番若いと思われるナースは、真剣な表情を崩さない天使だった。
数時間前に観た【バック・トゥ・ザ・フューチャー】にナイチンゲール症候群というのが出ていたが、泌尿器科病棟では現れにくい症状だと思われる。
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