透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

火の見櫓のある風景を描く

2020-08-17 | A 火の見櫓のある風景を描く


火の見櫓のある風景 松本市今井にて 2020.08.17

 夏休み最後の日(17日)にスケッチをした。これで課していた宿題は全てクリア。

線描から彩色までに要する時間を短くする、という条件を付けた。で、現地で線描に要した時間はおよそ20分。自宅で色塗りに要した時間はおよそ30分。かける時間によってスケッチはかなり味わいが変わる。じっくり時間をかけることが常によいわけでもない。

眼前に広がる風景を美的感性というフィルターを通して見てみる。それは実際の風景とは違う、自分だけに見えている風景だ。それを画面上に再構成する。リアルに再現するのではなく、あくまでも再構成。

緑はもっと深くて、木々の差はそれ程ない。でも色に変化が欲しかったので適宜明るい黄緑に変えた。

それにしても中景だけの風景は描きにくい・・・。


 


「10月はたそがれの国」レイ・ブラッドベリ

2020-08-17 | H ぼくはこんな本を読んできた

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 レイ・ブラッドベリの短編集『10月はたそがれの国』(創元SF文庫)。手元にあるのは2004年61版だが、初版は1965年と、古い。版を重ねて長年読み継がれている名作。19作品を収める。

レイ・ブラッドベリはSFの抒情詩人と評される作家。短編作家とも言われるが、『華氏451度』のような長編の名作もある(過去ログ)。

『10月はたそがれの国』は読んでも読まなくても、書棚にあるだけでよい。ぼくにとってそんな本だ。