『復活』トルストイ(新潮文庫 上:1973年35刷 下:1973年31刷)
■ **トルストイがかりに『復活』以外、何も書かなかったとしても、なお且つ彼は、偉大なる作家として認められたであろう。**(上巻408頁) 上下2巻の場合、解説は下巻の巻末に載っているものと思うが、この小説は上巻に載っている(などと小説の内容と関係のないことを書く)。
今は海外の作品をあまり読まない。昔もそうだった。従って残した文庫本で海外の小説は少ない。上掲のような解説があるが、やはりトルストイといえば『戦争と平和』であろう。ぼくはこの長編を読んでいない。この先、読む機会はないだろう。「読まずに死ねるか作品」に何があるかなぁ・・・。