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『論理について』笠 信太郎(講談社学術文庫1978年第6刷)
■ 巻末の「講談社学術文庫」刊行に当たってという文章から引用する。**これは、学術をポケットに入れることをモット―として生まれた文庫である。学術は少年の心を養い、成年の心を満たす。その学術がポケットにはいる形で、万人のものになることは、生涯教育をうたう現代の理想である。(後略)**
この本は1979年5月15日に買い求めている。今は講談社学術文庫を読んでいないが、若いころは時々読んでいた。それで良しとしておこう。
**(前略)単なる知識の集積だけの現代の学問を反省、人生のための知識と知恵をいかに築いていくかを明快にとき、一人のすぐれた知識人の生き方をおのずと伝えてあますところがない。幅広い教養と豊かな人生経験に裏打ちされた深い洞察は混迷の現代を生きるわれわれに貴重な示唆を与える。** カバー裏面の本書紹介文より。