透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

朝日村針尾の青面金剛像

2022-05-03 | B 石神・石仏


長野県朝日村針尾にて 撮影日2022.05.02


左端に祀られている一面六臂の青面金剛像。舟形に形を整えた像。

 
六臂、6本の腕。2本で胸の前で合掌、右腕は上が剣で下が蛇を持っている。上に挙げた左腕は何も持っていない。何か必ず持っているということでもないようだ。下に下げた腕は輪を持っている。その輪に釣り下げたものが何か分からない。足の下に二猿。大半は三猿だと思う。

刻字、向かって右側は正徳五、年は読み取れない。正徳五年は西暦1715年。江戸中期の建立ということになる。左側は七月吉日、かな。下には大石原村中とある。原という文字ははっきりしないが、この辺りの集落名は大石原だから。