ちょくちょく、なのでいまさら言上げするまでもないのですが、
本は読まない方です。すぐに嫌になってしまう。
昨日もそうでした。それでも、嫌になった時には、詩集をひらく。
というのが、なんとなく自分で身につけたしぐさのようになっております。
というので、本棚から、詩集を取り出す。
そういえば、最近詩集をひらいてなかったなあ。
などという、思いも浮かんだりします。
さてっと、身近にあったのが、杉山平一著「青をめざして」(編集工房ノア)。
短い詩が並びます。
そそくさと読んだ覚えがあるのですが、何の気なしにひらく詩集というのもいいものです。
以前ひらいたときに、気になった詩がありました。
辞書
辞書の中に迷いこんで
行きつけないで
よその家へ上りこんで
紅茶をのんで帰ってきた
そういえば、この頃は、本を読んでも、辞書で調べているような気分になることがしばしば。今回詩集をひらいて最初の方にある詩が気になりました。
繰り返し
カチカチカチカチ
時はきざんでいるが
進んでいるのではない
繰り返しているのだ
父は私であり
私の子は私だ
その次の詩は、というと、
思想
いくら眼鏡をぬぐっても
よく見えない
くもっているのは
目の方だった
う~ん。メガネをかけているせいか。何か気になります。
こういう短い詩をひらいていると、こちらの頭の中のページがめくられているような、何とも気分がめくれるような気がいたします。
そうそう、こんな詩がありましたっけ。
郵便受
引越しをしました。新しい住所です。
郵便受けも新しくしました。よいお便りを待っています。
うちの郵便受けは、といいますと、大工にこしらえてもらった木製で二本の柱が足がわり、それが土に触れるところから腐ってきておりました。ぐらぐらします。でもそのままにつかってる。ペンキがはげているのに、それもそのまま。住所は番地の番号のみ。アロエが植えてあったのが伸び放題で、梅雨時は、雑草とアロエの勢力争い。そのわりには、葉書や手紙は来ません。まわりをきれいにしなければ、手紙も来ませんよ。といわれそうな玄関脇です。
本は読まない方です。すぐに嫌になってしまう。
昨日もそうでした。それでも、嫌になった時には、詩集をひらく。
というのが、なんとなく自分で身につけたしぐさのようになっております。
というので、本棚から、詩集を取り出す。
そういえば、最近詩集をひらいてなかったなあ。
などという、思いも浮かんだりします。
さてっと、身近にあったのが、杉山平一著「青をめざして」(編集工房ノア)。
短い詩が並びます。
そそくさと読んだ覚えがあるのですが、何の気なしにひらく詩集というのもいいものです。
以前ひらいたときに、気になった詩がありました。
辞書
辞書の中に迷いこんで
行きつけないで
よその家へ上りこんで
紅茶をのんで帰ってきた
そういえば、この頃は、本を読んでも、辞書で調べているような気分になることがしばしば。今回詩集をひらいて最初の方にある詩が気になりました。
繰り返し
カチカチカチカチ
時はきざんでいるが
進んでいるのではない
繰り返しているのだ
父は私であり
私の子は私だ
その次の詩は、というと、
思想
いくら眼鏡をぬぐっても
よく見えない
くもっているのは
目の方だった
う~ん。メガネをかけているせいか。何か気になります。
こういう短い詩をひらいていると、こちらの頭の中のページがめくられているような、何とも気分がめくれるような気がいたします。
そうそう、こんな詩がありましたっけ。
郵便受
引越しをしました。新しい住所です。
郵便受けも新しくしました。よいお便りを待っています。
うちの郵便受けは、といいますと、大工にこしらえてもらった木製で二本の柱が足がわり、それが土に触れるところから腐ってきておりました。ぐらぐらします。でもそのままにつかってる。ペンキがはげているのに、それもそのまま。住所は番地の番号のみ。アロエが植えてあったのが伸び放題で、梅雨時は、雑草とアロエの勢力争い。そのわりには、葉書や手紙は来ません。まわりをきれいにしなければ、手紙も来ませんよ。といわれそうな玄関脇です。