和田浦海岸

家からは海は見えませんが、波が荒いときなどは、打ち寄せる波の音がきこえます。夏は潮風と蝉の声。

いろはかるた。

2009-11-28 | 詩歌
外山滋比古著「ことわざの論理」(ちくま学芸文庫)を読んで、その味わいに感銘。ということで、12月の次はお正月で、興味は「いろはかるた」へ

まずはおなじ文庫の森田誠吾著「いろはかるた噺」(ちくま学芸文庫)
ちなみに求龍堂の森田誠吾著「いろはかるた噺」には、「付 江戸いろはかるた復刻一組」というのがカラーでありました。ちょっと絵だけからは、どういう言葉とつながるのか見当もつかなかったのには、まいります。すこし壁にかけてながめていたくなる一組。ちなみに付録のかるたはつながって折畳んであるだけなので、絵入り全体を一枚としてながめられます。絵篇と言葉篇と、言葉の方もくずし字で、なんとも、そのそっけない書きぶりが勉強になります。

この前テレビで灘高校の名物先生・橋本武氏の紹介番組を見たのでした。
そういえば、「橋本武のいろはかるた読本」(日栄社)というのがあり、
いろはかるたを読むには、こりゃ一番に読みやすい。
小松英雄著「いろはうた」(中公新書)は副題に「日本語史へのいざない」とある。
学術的な新書で、お気楽な「いろはうた」を期待している私などには、歯が立たない一冊。池田弥三郎・檜谷昭彦著「いろはかるた物語」(角川書店)も口絵がカラーで滴翠美術館蔵の江戸「赤犬棒かるた」・上方「いやいやかるた」が掲載されており興味をそそられます。

幸田露伴にも「いろはかるた」の簡単な紹介・解釈の文があり、それは全集40巻に載っているのでした。こちらはさらりとしたものですが、含蓄あり。

私の手元にある「いろは」は以上。
もっとよい本があれば、ご教示ねがえると助かります。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 小石川植物園。 | トップ | 漢文科。 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

詩歌」カテゴリの最新記事