今日は、年一回の海岸掃除。
昨年までは、打ち上げられた竹や木材を燃やしていたのですが、
今年からは、空き缶・プラスチックをひろい集めるだけになる。
燃やすのは、楽しいのですが後処理の役員負担軽減のため中止。
そのあとに、草刈りして青天のなか手配した弁当を食べて終り。
大村はまさんは、書道も教えていたようです。
気になったので、その箇所を引用してみます。
「大村が昭和3年、22歳で最初に教壇に立ったのは、
信州の諏訪高等女学校(現・長野県諏訪二葉高等学校)だった。
・・・・・
ある時期、大村は書道の先生も兼ねていて、生徒全員に、
それぞれの名前と住所を書いたお手本を配った。
また正月には、
新しい年に『大切にしたいことば』を持つようにさせ、
一人ひとりの『大切にしたいことば』を、ていねいに筆で
清書して与えていた。・・・・」
(p39 苅谷夏子著「大村はま 優劣のかなたに」ちくま学芸文庫 )
はい。この箇所が気になっておりました。
大村はまは、戦後、中学の国語の先生になりそれを最後まで通します。
大村はまの「国語教室通信 昭和44年~48年」というのが
全集の増補版にあるのでした。それをひらいていたら、
それは手書きの学級通信でした。一週間に一回の回数で
出していたようです。それをパラパラひらいていたら、
ありました。昭和44年11月29日の「国語教室通信」。
はい。教室通信の一面見出しは「書き初めの準備」とあります。
うん。楽しくなるので、この箇所だけ全文を引用しておきます。
「♢本校では、毎年一月に一年生を主体にする書き初め展が催されます。
♢12月の終わりに練習し、一月のはじめの国語の時間に書きます。
♢練習用のたんざくを使い、それに、新年の志を書くことにします。
♢めいめいのことばがちがうわけですから、どのように書くか、
見本を書いてあげたいと思います。
♢自分のことばを考えて、12月8日(月)に提出、
おくれると、書いてあげられません、提出日厳守。
♢どういうことばでもいいですが、字数が多いと、
あの小さいたんざくに、書きにくいでしょう。
漢字一字でもいいでしょう。
漢字二字のことばには、皆さんがモットーとして
揚げてもいいことばがいろいろあるでしょう。
外国語は使わないことにします。
かたかなで書くことばは使わないことにします。
♢このたんざくをラシャ紙にはって展示し、
あと自分のつくえの前にでもはっておく
ことができるようにしましょう。
♢用紙は学校で用意します。
筆は細筆です。これは自分自分が用意。
はい。45年1月10日の「国語教室通信」の見出しは
「書きぞめ展」とあります。
ここは、はじまりと、おわりとを引用。
皆さんのいっしょうけんめい書いた
「新年の志」全部展示します。
一、飾りつける日 ・・・・
一、会場 ・・・・・
一、見る日 ・・・・
一、片づけ ・・・・
一、学校で書いたほかに、
家で書いたのがあったら、ぜひ持ってくるように。
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