映画とライフデザイン

大好きな映画の感想、おいしい食べ物、本の話、素敵な街で感じたことなどつれづれなるままに歩きます。

モテキ  

2012-04-08 19:44:27 | 映画(日本 2011年以降主演男性)
映画「モテキ」を見た。これは実におもしろい。
もてない青年に突如もてる時期が来るという話だ。

出足からテンポがよく、楽しいコメディドラマ。業界人になろうと苦戦しているオタクの主人公はサブカルチャー大好きのオタク青年だ。ツイッターのつぶやきをベースに展開する話のテンポが現代的だ。まさに今を語っているこの映画があと20年たった時どう語られるのかが興味ある。
最後の詰め方がどうかな?という気もするが、良くできていると思う。

31歳の藤本幸世(森山未來)は、金なし彼女なしの青年だ。これまでは派遣社員でいたが、ニュースサイトのライター正社員職の就職試験を受けることにした。面接では編集長に女経験のない男は採用不可と散々言われたが、結局働くことになった。

そんな彼はツイッターにはまっていた。つぶやきは多いのになかなか相手にされないでいた。ある時男のアイコンとTMネットワークの曲の話題で話が合うので返信しあうようになり、飲みに行く約束までした。男同志と思いながら待ち合わせ場所で待っていたら、来たのがなんとスタイル抜群のかわいい女性みゆき(長澤まさみ)だったのだ。突然、“モテキ”が訪れたのだ。
2人で飲みに行くとノリが抜群にいい。聞くと同じ雑誌記者だという。
そのまま深夜まで飲み続ける。


その後主人公の前にミニカーのデザインをやっているというみゆきの年上の友人OLるみ子(麻生久美子)、ガールズバーの美人店員・愛(仲里依紗)が現れる。一体どうしたことだろうか。。。。


オタク文化に毒された典型的な青年主人公を演じる森山未來がうまい。いかにも気の弱そうなダメ男はそこら辺にうじょうじょいる。心理状況をナレーター的にバックでしゃべるのが効果的だ。しかも、今回はダンスも至る所で披露している。長澤と知り合った後で、舞い上がりつつ女性ボーカルグループPERFUMEと踊るダンスが楽しそうだ。ロケ地は風景的にさいたま新都心のケヤキ広場の前のように見えるけどそうかな?


いずれにせよ、今回の森山は役得だよ。
長澤まさみもかわいいなあ。しかもこの映画ではノリ全開だ。飲みつぶれながら主人公とベッドに向かうシーンはドキドキしてしまう。しかも、今回は若い音楽プロデューサーと不倫をしている場面が出てくる。途中のキャラと違うのであれという感じだ。麻生久美子のキャラもいい。33歳独身OLの心境を上手に表現している。一人カラオケでうっぷんを晴らすシーンは辛いものがある。オヤジギャルの匂いも出す。吉野家で牛丼お代わりして周りに拍手されるシーンが傑作だ。

音楽の使い方が実にうまい。特に前半はあっと驚かされた。いきなりの大江千里「格好悪いふられかた」は大好きなだけに懐かしい。その後も出演者の心境に合わせて選曲された歌の歌詞が印象的だ。こころの動きを強調する。出てくる曲はいずれもかなりファンキーだ。自分好みと若干違うけどダンスに合わせていい感じ。自分としては映画のテンポは「ブルースブラザース」を連想してしまった。

あとリリーフランキーや真木よう子など脇を固める連中もうまく、割と見応えがあった。

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