映画「テルマエロマエ」大ヒット中の映画を劇場で見てきました。
娘の世界史の教科書を見たら、現在ローマ史をやっている。
教科書の中で五賢帝の名前を見たら、妙にこの映画が気になってきた。
50億円以上配給収入があるという。これだけ人気が出るんだから、何かあるんでしょう。
そう思いながら見た。
コメディとしてみる分には十分楽しめた。銭湯感覚のお気楽な感じでいいと思う。
映画は娯楽なんだから
時は2世紀初頭のローマ帝国、五賢帝の一人ハドリアヌス帝は領土を拡張して全盛時を迎えていた。
そのローマに一人の技師ルシウス(阿部寛)がいた。主人公である。彼はローマの公衆浴場(テルマエ)の設計を請け負っていた。しかし、最近はいい考えが浮かばず、後進の技師に仕事を奪われつつあった。
そんなある日、テルマエの中で湯を楽しんでいた主人公は、水の中にもぐっていいアイディアがないか必死に考えた。
そうすると、水が渦を巻きどこかに連れて行く。そのまま水の流れに任せて行き、水面から顔を上げるとそこは日本の銭湯の湯舟であった。
なんだいここは?そうか属州にある奴隷たちの浴場か。主人公はそう思った。
湯に使っている日本人のおじいさんたちはビックリ!でも外人さんが来ているくらいにしか思っていない。
みんなやけに平たい顔だなあと主人公は銭湯のなかの老人たちを見る。浴槽の裏手にある富士山の絵がイタリアの火山に見える。
こういう絵をテルマエのバックに入れるなんてなかなかいいじゃないか!
風呂のお客がくれた飲み物を飲んだ。フルーツ牛乳だった。なんてうまいんだ。
外へ行き、反対側の女湯に入った。そこでビックリした一人に山越真実(上戸彩)がいた。漫画家の彼女はスケッチを描こうとしたら主人公はいない。
主人公はローマに戻った。水におぼれているところを助けられ目を覚ます。あの平たい顔の国のアイディアいいじゃないかと考える。そうして熟考していくうちにまたまた日本の家の風呂へ。
住宅の風呂で幅1mの小さい浴槽だ。個人用のお風呂なんてローマにはない。
大きな身体をかがめて中に入っているところで気づく主人公だ。
その家では漫画家志望の上戸彩が先生に漫画を酷評されていた。才能がないから田舎へ帰れと言われてしゅんとしている上戸彩だ。
風呂の中にはその家のおじいさんがいた。おじいさんはヘルパーと思しき外人の男を見て、背中を洗ってくれと頼む。アカすりででるアカに驚く。言われるままに、シャワーを手にする。こんなもの見たことない。驚く主人公だ。
シャワーハットをみてまたまたビックリだ。目に水が入らない。
家の中にいるところをまた上戸彩が気づく。でも気がつくとまたいない。
主人公はまたローマのテルマエで目を覚ました。
同じようなこととなり、また熟考しているうちに衛生陶器のショールームで働いている上戸の元へまた行ってしまう。ジャグジーバスとウォッシュレットにビックリする。
いいアイディアが次から次へと浮かび、アイディアをどんどんローマのテルマエに取り入れていった。
その話を聞きつけた皇帝ハドリアヌスは主人公を呼びつけ、テルマエの設計を依頼するのであるが。。。。
このあとハドリアヌス帝の後継者問題という世界史を揺るがす話にまでこの映画が絡んでいく。
大胆な広がりだけど、フィクションなんだからこのくらいオーバーな表現でも悪くはない。
ローマ時代の歴史は比較的整っていてわかりやすい。五賢帝時代というのはローマの平和と言われ、大全盛時代というのはそのむかし世界史で習った。トリヤヌス時代に領土がもっとも拡大したと習ったものだ。
その五賢帝の中で、ハドリアヌスの名前は地味だ。でも名前は意外にすらすら出る。
昔野球の南海ホークスで「ハドリ」という選手がいた。野村克也と並んで主砲だった。小学低学年の時巨人との日本シリーズでものすごいホームランを打ち、最後のインタビューを英語でやり取りしていた姿が鮮明に目に浮かぶ。その連想でハドリアヌスの名前を覚えていた。
どうでもいい話だが今回ハドリアヌス帝時代が背景と聞き個人的に親しみを覚えた。
市村も顔が濃い。だからこの皇帝役も違和感が少ない
「十三人の刺客」のときもよかったが、この映画でもさすがうまいね。
旅館の娘である売れない漫画家と主人公の浴槽技師との結び付け方は若干強引であるが、なんか楽しい。
銭湯、温泉といった日本風の風呂に加えて、ウォッシュレット、ジャグジーバスをローマのお風呂に取り入れていく。こういうのは時代背景その他を別として単純に楽しむしかない気がする。
劇場の中で笑い転げそうになったシーンも割とあった。
タイムマシーンに乗ったが如く、前後の時間を行き来する。最近はそういうやり方の映画が多い。
どれもこれもみんな楽しい。
PS 家に帰ってみたら、大滝の温泉宿からコメントいただいていた!
衛生陶器のことまで書いていたけど、あのものすごい伊豆の滝を見上げる絶景風呂のこと書かなかったのにすみません!これは凄いですよ。
娘の世界史の教科書を見たら、現在ローマ史をやっている。
教科書の中で五賢帝の名前を見たら、妙にこの映画が気になってきた。
50億円以上配給収入があるという。これだけ人気が出るんだから、何かあるんでしょう。
そう思いながら見た。
コメディとしてみる分には十分楽しめた。銭湯感覚のお気楽な感じでいいと思う。
映画は娯楽なんだから
時は2世紀初頭のローマ帝国、五賢帝の一人ハドリアヌス帝は領土を拡張して全盛時を迎えていた。
そのローマに一人の技師ルシウス(阿部寛)がいた。主人公である。彼はローマの公衆浴場(テルマエ)の設計を請け負っていた。しかし、最近はいい考えが浮かばず、後進の技師に仕事を奪われつつあった。
そんなある日、テルマエの中で湯を楽しんでいた主人公は、水の中にもぐっていいアイディアがないか必死に考えた。
そうすると、水が渦を巻きどこかに連れて行く。そのまま水の流れに任せて行き、水面から顔を上げるとそこは日本の銭湯の湯舟であった。
なんだいここは?そうか属州にある奴隷たちの浴場か。主人公はそう思った。
湯に使っている日本人のおじいさんたちはビックリ!でも外人さんが来ているくらいにしか思っていない。
みんなやけに平たい顔だなあと主人公は銭湯のなかの老人たちを見る。浴槽の裏手にある富士山の絵がイタリアの火山に見える。
こういう絵をテルマエのバックに入れるなんてなかなかいいじゃないか!
風呂のお客がくれた飲み物を飲んだ。フルーツ牛乳だった。なんてうまいんだ。
外へ行き、反対側の女湯に入った。そこでビックリした一人に山越真実(上戸彩)がいた。漫画家の彼女はスケッチを描こうとしたら主人公はいない。
主人公はローマに戻った。水におぼれているところを助けられ目を覚ます。あの平たい顔の国のアイディアいいじゃないかと考える。そうして熟考していくうちにまたまた日本の家の風呂へ。
住宅の風呂で幅1mの小さい浴槽だ。個人用のお風呂なんてローマにはない。
大きな身体をかがめて中に入っているところで気づく主人公だ。
その家では漫画家志望の上戸彩が先生に漫画を酷評されていた。才能がないから田舎へ帰れと言われてしゅんとしている上戸彩だ。
風呂の中にはその家のおじいさんがいた。おじいさんはヘルパーと思しき外人の男を見て、背中を洗ってくれと頼む。アカすりででるアカに驚く。言われるままに、シャワーを手にする。こんなもの見たことない。驚く主人公だ。
シャワーハットをみてまたまたビックリだ。目に水が入らない。
家の中にいるところをまた上戸彩が気づく。でも気がつくとまたいない。
主人公はまたローマのテルマエで目を覚ました。
同じようなこととなり、また熟考しているうちに衛生陶器のショールームで働いている上戸の元へまた行ってしまう。ジャグジーバスとウォッシュレットにビックリする。
いいアイディアが次から次へと浮かび、アイディアをどんどんローマのテルマエに取り入れていった。
その話を聞きつけた皇帝ハドリアヌスは主人公を呼びつけ、テルマエの設計を依頼するのであるが。。。。
このあとハドリアヌス帝の後継者問題という世界史を揺るがす話にまでこの映画が絡んでいく。
大胆な広がりだけど、フィクションなんだからこのくらいオーバーな表現でも悪くはない。
ローマ時代の歴史は比較的整っていてわかりやすい。五賢帝時代というのはローマの平和と言われ、大全盛時代というのはそのむかし世界史で習った。トリヤヌス時代に領土がもっとも拡大したと習ったものだ。
その五賢帝の中で、ハドリアヌスの名前は地味だ。でも名前は意外にすらすら出る。
昔野球の南海ホークスで「ハドリ」という選手がいた。野村克也と並んで主砲だった。小学低学年の時巨人との日本シリーズでものすごいホームランを打ち、最後のインタビューを英語でやり取りしていた姿が鮮明に目に浮かぶ。その連想でハドリアヌスの名前を覚えていた。
どうでもいい話だが今回ハドリアヌス帝時代が背景と聞き個人的に親しみを覚えた。
市村も顔が濃い。だからこの皇帝役も違和感が少ない
「十三人の刺客」のときもよかったが、この映画でもさすがうまいね。
旅館の娘である売れない漫画家と主人公の浴槽技師との結び付け方は若干強引であるが、なんか楽しい。
銭湯、温泉といった日本風の風呂に加えて、ウォッシュレット、ジャグジーバスをローマのお風呂に取り入れていく。こういうのは時代背景その他を別として単純に楽しむしかない気がする。
劇場の中で笑い転げそうになったシーンも割とあった。
タイムマシーンに乗ったが如く、前後の時間を行き来する。最近はそういうやり方の映画が多い。
どれもこれもみんな楽しい。
PS 家に帰ってみたら、大滝の温泉宿からコメントいただいていた!
衛生陶器のことまで書いていたけど、あのものすごい伊豆の滝を見上げる絶景風呂のこと書かなかったのにすみません!これは凄いですよ。
こちらは、映画『テルマエ・ロマエ』『ノルウェイの森』のロケ地、伊豆の大滝温泉天城荘でございます。
昨年(2011年)9月の台風被害復旧が捗らず余儀なく休館をいただきながら、再開に備えを進めてまいりました。おかげさまで、大勢の皆さまからの応援とご協力によりこのゴールデンウィークに再開できました。多くの皆さまにまたおもてなしをさせていただけるようになりましたこと本当に感謝でございます。
再スタートによって明確になった新たな課題等もあります。真摯に、今後もコツコツ個性に磨きをかけて、一人でも多くの皆さまの健康と幸福のお役に立ちたいと存じます。
これからも『テルマエ・ロマエ』『ノルウェイの森』ともども伊豆の大滝温泉天城荘、湯の国ニッポン、何卒宜しくお願いします。
皆様の益々のご健勝をお祈り申し上げます。
“湯の国ニッポン♪”ともに頑張ろう日本!
☆ 突然で驚かれましたよね。この思いが届けられればと願っております ♪
映画を見ている時に、滝が出てきたので伊豆の温泉だなあと気が付きました。でも出演者はズウズウ弁しゃべっているので御愛嬌だと思っていました。
昨年の台風大変でしたね。
行きたいなあ!
“湯の国ニッポン♪”ともに頑張ろう日本!
いい言葉です。
伊豆の大滝温泉天城荘です。
コメントをありがとうございます。
“湯の国ニッポン♪”自然の恵と命の繋がりと出合に感謝です。
『世界に広がれ“温泉パワー♪”ともに頑張ろう“湯の国ニッポン♪”』ですよね。
☆ 思いを汲んでいただきありがとうございます。
☆ この時期、近所のわさび田に自生している“ホタル”を観賞できます。たとえようのない優しさと切なさを感じる光と残像の幻想的な舞い、あれは命を紡ぐ求愛の光、そのために命を燃やしている姿なのだそうです。そんな大切な時間と命への感謝、『温泉の三養』、「たまには温泉でも」と愛を叫んでしまいそうです ♪