山梨百名山から見る風景

四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

雁ヶ腹摺山~姥子山(うばこやま)  平成19年11月21日

2007年12月04日 | 番外編
 平成19年11月21日 天候晴れ

 平日の休みがとれたので富士山を眺めに行くことにした。ちょうどこの日は山ショップエルクの雁ヶ腹摺山ツアーがあったので、お昼ごろに店長たちと山頂で落ち合うつもりで時間を組んだ。朝4時に出発、6時山頂で日の出を迎え、その後姥子山を往復して10時半雁ヶ腹摺山山頂で落ち合う、はずだった。
 携帯電話の目覚まし時計を3時50分に合わせ、11時に睡眠薬を飲んで寝たが、朝目を覚ますと外がうっすらと明るくなっている。時計を見るとなんと、もう6時になっている。目覚ましはどうなっているのか?と見てみると、設定を間違えたらしくマナーモードになっていて鳴らなかったらしい。不覚にも寝過ごす。(前回の大日岩といい、最近たるんでいる!腹の肉も!!)結局7時に自宅を出発して、子どもたちを学校に送り届けてから大峠に向う。
 登り始めは9時、富士山に少しずつ雲が巻き始めている。急いで登り、約45分で山頂下の富士山が良く見える岩場の上に立ったが、時既に遅し。富士山はもうすっかり雲に巻かれてしまっていた。そういえば雪の降った冬に来た時も道が凍っていて車が予定の場所まで行けず、日の出に間に合わなかった。簡単に登れると思うと気が緩むのか。
 
     雁ヶ腹摺山から見る富士山  時既に遅し、雲が巻き始める。

 
     山頂に雲が巻きつく富士山

 今日の目的はもう一つ、雁ヶ腹摺山から南東に下ったところにある姥子山を見に行くことだ。雁ヶ腹摺山山頂を経て右に曲がり、霜が溶けて滑る斜面をひたすら下るが、一向に山らしきものは見えてこない。下ること45分、ようやく高まり(山というより展望台といった雰囲気)が見えてきた。と思ったら、その手前に大きな林道が横切っていた。立派な林道で車のタイヤ跡がしっかりついており、左手にはダムの工事中らしき作業をしている車が何台も止まっていた。山奥深く入ったと思ったのになんだか白けた気分になってしまう。林道から姥子山(展望の良い東峰)までは20分ほどで到着、15人くらいの団体客とすれ違った。大月市秀麗富岳十二景に選ばれている山だけあって、富士山の眺望は良い。裏には先ほど登った雁ヶ腹摺山が立ち、左手には扇山、権現山、さらに三頭山が見える。その先の急斜面を下ると下には姥子山神社の祠が奉られており、そこからの眺望も良い。
 
     姥子山東峰(西峰のコルから)

 
     姥子山から見る富士山

 
     扇山(右)と権現山(左)

 さて、ゆっくり休んで再び雁ヶ腹摺山に登り返すが、帰りはひたすら登りとなるので結構辛い。山頂でELK店長たちと合流するはずだったのだが、到着したのは既に午後1時近くだったので店長たちは帰った後だった。残念。また富士山撮影に来る機会があるだろう。今度は寝過ごさないように。
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大蔵経寺山から深草観音  平成19年12月1日

2007年12月04日 | 八ヶ岳・秩父山系
 平成19年12月1日 天候晴れ

 私が嶺朋クラブという山梨の山岳会に入会したのが今年の6月。今回は入会後初めて会の山行に同行する。行き先は山梨市の岡神社から大蔵経寺の尾根を縦走し、岩堂峠を経て積翠寺まで縦走する。私が昨年5月に積翠寺の自宅から一人で歩いたのと全く逆のコースを行く。武田神社に8時待ち合わせ、今回の参加メンバーは私を含めて7人だ。武田神社に車を停めようと思っていたのだが駐車番のおじさんに見つかりここに車を停めては困るというので我が家まで移動、庭に車4台を停め、2台で山梨市の岡神社まで移動した。岡神社は藤の花の棚があり、花期には見事な藤が咲き山梨県の会報などでも報じられることで有名だ。
 
      山梨市岡神社  入り口の公園に車を止めさせてもらう。
 
    
        岡神社鎮座跡  ここまでは道あり。この先は・・・

 9時、岡神社の裏側の登山道(と思われる)場所から登りはじめる。途中の岡神社鎮座跡という石碑のある場所まではきちんとした道があったのだが、そこから先は道なのか獣道なのかわからないような山の急斜面をひたすら登る。やや左方向に向いながら登って行くと登り始めて1時間ほどのところで採石場の護岸工事をした上部に飛び出した。ここでしばし休憩後、護岸の縁に沿ってついている道を行くと間もなく大蔵経寺からのメインルートに合流した。ここからはしっかりとした広い道で傾斜も緩くなり、20分ほどで大蔵経寺山の標柱の立つ場所に到着した。道なき道を歩くのもまた楽し。
 
    採石場の上部に飛び出す

 
    大蔵経寺山で記念撮影

 ここから先、岩堂峠までの道は結構長い。林の中で展望は恵まれないが、里山の雰囲気をたっぷりと味わえる。前回歩いた時はイノシシに荒らされて掘り返されたような形跡が道の随所に見られ、荒れた道だったが随分と整備されてきれいになっていた。標柱もしっかりとつけられている。大岩園地と岩堂峠の分岐の標柱には岩堂峠まで60分と記載されているが、ここはそれほど時間はかからず、約30分で到着できる。その下の深草観音は何度訪れても静かで良いところだ。(今回で4度目となる。)
     
      深草観音のハシゴを登る小池さん

    
   上積翠寺日吉神社前の柿の木。盗んで食べてはいけません。(たぶんシブ柿!)

 上積翠寺の集落の中を通ると、立派な蚕神社が道の横に奉られており、かつて養蚕が盛んに行われていたことが伺える。車を停めた我が家にはほぼ予定通り、午後3時半に到着した。家では妻と娘が手作りのシフォンケーキを作って出迎えてくれ、娘の得意料理のケーキに会の皆さん大満足してくれた。その後、市内のニュー芙蓉という施設に移動、この日は嶺朋クラブの忘年会が泊りで催され、夜中まで大騒ぎした。
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