goo blog サービス終了のお知らせ 

山梨百名山から見る風景

四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

晴天の富士展望、本社ヶ丸  平成22年1月9日

2010年01月21日 | 御坂・毛無・天子山系
 平成22年1月9日 天候晴れ

 薄雪の降った翌日、三つ峠の向うにある本社ヶ丸を訪れてみた。この山は山梨百名山の一つで、三つ峠に並ぶ富士山と、裏側には大菩薩山系、秩父山系、八ヶ岳、南アルプスがずらりと見える眺望の良い山である。大月市の秀麗富岳十二景にも選ばれている。4年ほど前に山梨百名山制覇のために登って以来、また登ってみたいと思いつつも機会がなかった。御坂の三つ峠登山口から2時間ほどで行ける手軽な山である。
 前日甲府は若干雨が降った程度だったが、山の上は雪だったようだ。御坂トンネルの手前から道路には薄雪が積もり、トンネルを抜けて左折して御坂茶屋に向う道は上部に行くほど雪が多くなり、5cmほど積もっている場所もあった。三つ峠登山口のゲートは開いており、駐車場まで行こうと思ったのだが、凍りついたように固い路面の場所があり、まだノーマルタイヤの自分の車ではカーブを曲がるに不安があったので、中腹あたりの道路脇の広場に車を止めた。

    三つ峠登山口へ行く途中の道路脇広場に車を止める.(ちなみに,まだノーマルタイヤ)


    清八林道終点から見る富士山  残念ながら樹氷にはなっていなかった.

 薄雪の積もる路面は結構滑りやすく、転倒に注意しながら登山口に向う。三つ峠は駐車場から右に登るが、本社ヶ丸はゲートを越えて清八林道を真直ぐ進む。雪はところどころあったりなかったりで、ゲートから歩き始めて40分ほどで林道の終点に到着した。樹氷を期待していたのだがそれほどの雪はなかった。

    清八山付近の松の木と富士山


    御坂山塊越しの南アルプス  いちばん左が黒岳,その隣の三角錐は釈迦ヶ岳.

 ここから先は登山道らしい山道になり、清八山を越えて本社ヶ丸に進む。稜線上は若干の雪が積もるが、アイゼンを装着するほどではなかった。3~4人の下山してくる人たちとすれ違った。清八山の先にちょっとした岩場があるが、初めてこの山に登った時、まだ初心者だったので、凄い崖のように見えたが、再度向き合ってみるとちょっとした岩場にしか過ぎないように見える。技術が上がったこともあるが、恐さを感じなくなったのは若干問題なのかと自問して進む。

    清八山の先の岩場.薄雪積もるが,登るのは容易だった.


    本社ヶ丸山頂と富士山


    三つ峠と並ぶ富士山

 10時50分、山頂到着、予定通りゲートから2時間弱で到着だ。三つ峠の右に富士山が並んで聳える絶景だ。右手には白雪を纏った南アルプス連山がずらりと浮かんで見える。惜しいことに、この日はPLフィルターを自宅に置いてきてしまったため、折角の富士山や南アルプスが白飛びしてしまう。
 20分ほど山頂で過ごし下山するが、清八山とのコルのところに道標があり、「この先危険」と書かれた矢印看板がある。一応道はあるので、どうなっているのか興味深々だ。ちょっとだけ覗いてみよう、と進んでゆくと、途中で道が崩落し、そこには補助ロープが張られていた、ロープがあるので通過は可能だが足場は悪い。かつ、この補助ロープも固定が悪くてゆらゆら揺れる。慎重に通過して進むと、清八山のピークを巻いて林道終点に向う登山道の途中に出ることができた。おそらくは清八山を越えても10分か15分くらいしか違わないであろうから、危険を侵して通る道ではないだろう。

    「危険」の先の道は崩落し,補助ロープがつけられていた.

 12時、車のところに到着。年末年始は簡単に登れる楽な山ばかりだったので、そろそろ星空を見に行きたいと思う。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする