山梨百名山から見る風景

四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

新春のダイヤモンド富士を求めて 竜ヶ岳3連登(その3)

2013年01月21日 | 山梨百名山
 空にはきれいな星空が広がった。1月5日の朝はいまひとつの空模様でダイヤモンド富士は不発に終わってしまったが、夜になると空が晴れてすっきりした星空が見えてきた。予想したよりも雲が南下せず、南西側の雲の切れ目がちょうど山梨県にかかってきたようだ。しかし、この空もそう長くは続いてくれないだろう。明日はダイヤモンド富士が見られるだろうか。目覚まし時計を午前3時半にセットして寝る。


 平成25年1月6日

 目覚まし時計の音で朝3時半に目を覚ます。パソコンで本栖湖ライブカメラの映像をチェックすると、月光に照らされた富士山の姿が映し出されていた。今シーズン最後の竜ヶ岳ダイヤモンド富士撮影のチャンス、神様からの贈り物だ。機材をチェックしてさっそく出発する。そして本栖湖キャンプ場から5時に登り始める。

    薄明の富士山。休憩所の立つ展望地から撮影。こんなに澄んだ空は久しぶりだ。


    すっきりと姿を現した富士山。

 前日より30分ほど早く登り始めたのでまだ薄明のうちに中腹の休憩所に到着した。澄んだ空、明け行く水平線の中にすっきりとした富士山が立っていた。私と同じように頑丈な三脚を担いだカメラマンがすぐ後に到着した。撮影の談義をしていると、山頂の手前に富士山の裾野まですっきり見える展望地があると教えてくれた。竜ヶ岳山頂は笹の背丈が高く、富士の裾野や朝霧高原の景色が見えないのが難点だ。ジグザグの道がついた斜面を登り切り、傾斜が緩くなったあたりで笹原の切れ目に土の斜面が広がっているのを容易に発見できた。登山道を逸れてそこに行ってみると、抜群の富士山の眺望が得られる場所だった。幸いにして他には誰もいない。

    朝日射す御坂山塊  西湖には霧が湧いている。


    本栖湖と八ヶ岳・奥秩父山塊


    山頂左斜面が輝き出す。空に流れるのは飛行機雲、邪魔です。

 三脚を構え、構図を決めてダイヤモンド富士の約10分前(7時37分ごろ)からインターバル撮影を開始する。あとは全てカメラとタイマーにおまかせで、その間に朝食のパンをちぎって食べながらダイヤを待つ。いつもならばこの時間から構図を変え絞りと露出を変えながらシャッターを切りまくるのだが、この撮影だと構えてそのままなので、あとは待つだけだ。ただし、露出を間違えると全てが全く使いものにならない画像になってしまう。果たして、出来上がりはいかに???

    輝く山頂


    ダイヤモンド富士の始まり。山頂がチカッと光る瞬間。(インターバル5秒でシャッター切り続けた中の1カット)

 7時過ぎから空に薄雲が出始めてしまい、かつ、飛行機雲がなんとも邪魔。絞りF9で撮影したが、もう少し絞っても良かったのかもしれない。ダイヤの輝きがいまひとつ、雲の影響もあったが、若干ボヤけたダイヤになってしまった。これをビデオ編集ソフトでつなぎ合わせて動画に編集すると・・・流れ行く雲と次第に光り出す富士山山頂、そしてダイヤモンドの輝き、まずまずの予定した通りの映像に仕上がった。(こちらはまた後日公開します。)

    竜ヶ岳のダイヤモンド富士Ⅰ


    同上Ⅱ


    竜ヶ岳の笹原に差す朝日。この場所はなかなかの好展望地。

 なんとか新春のダイヤモンド富士撮影に成功し、満足して下山。この日も山頂は踏まなかった。予想通り、次第に空には雲が広がり出した。本栖湖の駐車場に到着した頃には空は薄雲におおわれ、青空ではなくて白い空に変わっていた。


    下山途中で見る富士山。空には雲が広がり出す。霧氷になるとこういう木々を前景に良い写真が撮れそうだが、光の入る角度がいまいち。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

新春のダイヤモンド富士を求めて 竜ヶ岳3連登(その2)

2013年01月21日 | 山梨百名山
 新春の2日から3日にかけて竜ヶ岳で一夜を過ごしたが、3日の朝はダイヤモンド富士にはならず、そのうえ撮影データを誤って消去してしまうという大失敗を犯し、肝心なところはお見せ出来なくなってしまった。竜ヶ岳ダイヤモンド富士の残すチャンスは5日と6日のみ、翌週の週末になると日の出は富士山頂から外れてしまう。


 平成25年1月5日

 天気予報と天気図、雲画像を検討し、富士山が見える確率が高そうなのは5日の土曜日だった。早朝3時半に起床し出発。ところが、精進湖に到着してみると富士山頂には雲がかかっていて富士山全容は見えない。しかし、ひょっとしたら雲の切れ間から太陽と富士山頂が見えてくれるかもしれないという期待を持って、かつ、おそらくこれが今シーズン最後のチャンスだろうという思いで竜ヶ岳に登る。


    精進湖から見る未明の富士山。車のボンネットにカメラを置いて撮影。これでダイヤモンドが見られるのか?でも空には星が・・・

 しかし、夜が明けるにつれて空の様子が見えてくる。北側は空が見えるが東から南、さらに西にかけては雲が広がっている。中腹の休憩所のある展望地に着いた頃にはすっかり明るくなっていたが、富士山の半分から上はすっぽり雲の中だ。ダイヤモンド富士はほぼ絶望的だ。雲間から一瞬だけでも出てくれないかとわずかな期待を抱いてひとまずは山頂を目指す。しかし、7時を過ぎても全く富士山頂は姿を現す気配無し。本栖湖湖畔からの直登ルートと合流するところで朝7時半、あと10分ほどでダイヤモンドの時間だが、全く期待できないのでここで折り返して中腹でダイヤの時間を迎える。雲間がわずかに光ったのみでダイヤモンド富士は不発に終わる。

    休憩所のある展望地から見る富士山。これではダイヤは・・・後ろで帰ろうかという人の声が聞こえた。


    御坂山塊に射す朝日。向こう側は雲の隙間から陽が射している。


    八ヶ岳側はかろうじて青空が見える。


    富士の裾野に光が広がっている。ちょうどダイヤモンドの輝いている頃だろう。


    雲間が一瞬光ったのみでこの日のダイヤモンド富士は不発。

 天気図からして明日も同じような空かもう少し悪い空模様と予想される。これで上映してみたかったダイヤモンド富士のインターバル撮影動画はおあずけになってしまったとこの時は思った。これから2月に入ると、今度は毛無山山塊でのダイヤモンド富士の季節になるのでまた向こうで撮影すれば良い。1,700m以上ある毛無山塊のダイヤモンドは竜ヶ岳よりもずっと綺麗だ。だが、早朝に登るのが難しいことと、氷点下15℃まで冷え込む寒さ対策、さらに雪の対策が必要となり、どうしてもテント泊になってしまう。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする