山梨百名山から見る風景

四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

1966カルテット横浜公演と病院新築記念式典

2013年06月10日 | 番外編
 sanaeさん、みちほさんたちと合流が決まっていた6月8日、9日でしたが、その2週間前に病院新築記念式典の余興をやってくれと依頼を受けました。日程は6月8日、既に集結が決まっていましたがおめでたい行事だけに断るわけには行かず、軽い気持ちで引き受けました。勝手知ったる病院職員の前で、いつもやっているスライド上映会をやれば良いのだろうと思っていましたが、数日後の担当事務員との打ち合わせでビックリ!。式典に参加するのは職員がメインでは無くて、山梨県内主要病院の病院長や事務長、関東地区主要社会保険病院の皆様、さらに山梨大学学長や山梨県医師会会長など、凄いメンバーばかりだということを知りました。これは今まで使っていた映像をさらに高画質で編集しなおさないといけないということになり、1週間かけて3本の映像を編集しなおしました。それは、世界遺産登録間近な「山梨の名峰から見る富士山」、山上の移り行く四季を描いた「南アルプス 春夏秋冬」、そして「八ヶ岳に咲く花たち」です。プロジェクターの解像度によって映像が全く変わってしまう星空はこの時は出さないつもりだったのですが、予備で「空架ける天の川」も準備しておきました。

 さて、映像はできましたが、残るは苦手な解説とトークです。八ヶ岳や南アルプスの山の歴史を調べたり、八ヶ岳と富士山の背比べの昔話を調べて原稿を書きましたが、いまひとつ。考えても良いセリフが浮かんできません。こんな時は考えないで気分転換。ということで、当直明けの6日(木曜日)、横浜の関内ホールで開催される1966カルテットの演奏会に行くことにしました。なにせニューアルバム「HELP!」発売翌日のコンサートですから、かなり気合が入っているに違いありません。一人だったのでキャンセルのあった前から7番目中央の好座席に座ることができました。



    1966カルテット 江頭美保、花井悠希、松浦梨紗(リーダー)、林はるか





 予想通りの力の入った素晴らしい演奏会となりました。プログラムもありましたが、披露した曲はプログラムを無視してニューアルバムからの曲を中心に、心に響く演奏を楽しめました。何よりも勉強になった(参考になった)のはリーダーの松浦さんの機転の利いたトークでした。お客様の反応を見ながら次々と笑いをとるようなトークを切り出して来る素晴らしいトークにすっかりハマりました。私も次の記念式典でこういうふうに話せたらと思いました。

 さて、式典当日、会が始まるのは5時からですが、プロジェクターと音声確認のため私は3時に会場入りしました。パソコンから映像を出力するとここで問題が発生。パソコン上ではフルサイズで映像が見られますがプロジェクター出力すると画面が小さくなってしまいます。止む無くパワーポイントに映像を張り付けて出力しますが、これによって折角の高画質編集した映像がDVDと同じくらいの画質に低下してしまいます。まあ、それも仕方無し。病院長挨拶とお客様の祝辞が終わり、いよいよ私の出番となりました。セリフは再三練習してきましたが、会場の雰囲気を見ると難しい話を聞いてもらえるような様子ではなく、練習したセリフは全て捨ててできるだけ簡単に説明します。そして予定の富士山、南アルプスを上映したところで、3本目は八ヶ岳を止めて空架ける天の川に変更しました。これが良かったようで、あまり見たことが無い山上の天の川の情景に、会場から「これはすごい!」というお言葉をいただきました。こういうことが出来たのはあのコンサートに出かけて刺激をいただいたからこそです。良い演奏や映像はそれを引き立てるトークと会場のお客様に合わせた機転の良さがあってこそ引き立つものだということを改めて感じました。


 新築記念会で上映しました「空架ける天の川」をYou-Tubeにアップしましたのでご覧ください。曲は1966カルテット初代ピアノ奏者の長篠央子(ようこ)さん(現在アメリカセントルイスに在住)奏でるビートルズの曲「Across the Universe」です。この曲を聞くたびに山上を流れる天の川の情景を思い浮かべており、いつか映像と組み合わせてみたいと思っていました。音楽は不要という方はフォトチャンネルでお楽しみください。


空架ける天の川(You-Tube)



空架ける天の川(フォトチャンネル)



 こういう記事はアメブロの「ヨッシーのブログ」で扱うはずだったのですが、1日の訪問者が多くて20人ほどしかおらず、こちらでアップさせていただきました。下記のブログランキングアップにもご協力いただけると幸いです。


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コメント (7)
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花見隊プラスα大集結 石割山  平成25年6月9日

2013年06月10日 | 山梨百名山
 2週間前の杓子山は素晴らしい花見山行となった。そして今回再び、今度は杓子山の隣、石割山に行くことになった。前回の花見隊メンバーに加えて嶺朋クラブメンバー、ヨッシー隊、のぞむ君、さらにるたんさんと、超豪華メンバー総勢14名となった。さて、皆さん、我ら花見隊のペースに付いてこられるかな??(速過ぎて・・・ではなくて遅過ぎてです。笑)

 9時半に石割神社赤鳥居に集結したメンバーは、準備体操もそこそこに10時、赤鳥居をくぐっていざ出発。いつもなら息咳切って長い階段を必死に登るところだが、今回は最初から階段脇の右の斜面左の草むらを目を凝らして探しながら歩く。もちろん人気の石割山だけあって続々とやって来る登山者は、草むらの中を覗き込む異様な集団を見て頭のおかしい人たちだと思ったに違いない。あの階段を登るだけで費やした時間は・・・40分!!

    総勢14人という大集団。石割山目指して出発。


    階段中腹の石碑と美しいクジャクシダ

 階段上の休憩地までは皆さまなんとか花見隊におつきあいして下さいましたが、さすがに遅過ぎるピッチにギブアップのようで、ここからは先に行ってもらうことにする。その後も花見隊他、鈍足隊はコースタイム全く無視で林道を歩き、時に林道を外れて旧道の通る左の林、右の林と笹や草の茂る道をかき分けて歩き、石割神社でようやく先行隊に追いつくが、すぐに先行隊は出発。山頂で待っていてもらうことにする。そしてほぼ想定していた時間通りの12時半、石割山山頂に到着した。コースタイムの2倍をかけて登る花見隊、こんな登山に読者の皆様はお付き合い出来ますか?おかげでいろいろな花に出会えました。

    蕾のヤマツツジ。今年のツツジははずれだが、この木の花付きはまずまず。


    この山にもスズムシソウ。みんなで目を凝らして探してみるものです。


    驚きの腐生植物、なんじゃこりゃ~? 


    これは花が散ったヤマウツボ。杓子山のサカネランに続いて大発見です。


    花が少し咲き残っていたヤマウツボ


    山頂付近に咲いていたアヤメ


    キンポウゲ(ウマノアシガタ)

 山頂でゆっくり食事しながら山談義。そして参加していただいた皆様からたくさんの果物や漬物やお菓子などの差し入れをいただき、山に登ったのに体重増加の私でした。ここで、数人の参加者は先を急ぐために下山し、残りのメンバーで記念撮影してから平尾山を経由して下山した。

    標柱を担いで下山しようとするのぞむ君・・・ではなくて


    記念撮影のために立てかけてあった山梨百名山標柱をちょっと拝借。


    ナルコユリ


    ホウチャクソウ


 石割神社赤鳥居に下山したのは午後3時、まだ時間が早い。人数が多いので行くかどうか迷ったのだが、折角県外からはるばる来てくれたゲストの方たちもいることだし、私の踏んだ跡を歩くという条件で、森を荒らさないように足元に細心の注意を払ってもらい、コアツモリソウ咲く富士山麓の森に踏み込んでみることにした。

    コアツモリソウ。2週間前よりも咲いている。


    首を曲げてごめんなさい。ちょっとだけお顔を拝借。


    これはどんな花が咲くのだろうか?穂が少し伸びている。

 30分ほど森の中をそっと散策させていただき、本日は解散となった。ご参加いただきました皆様、ご満足いただけましたでしょうか?


 山梨にはまだ私の知らない森や花がたくさん眠っている。むしろ、私がこのブログで紹介しているのはほんの一部でしか無いだろう。情報を提供してくださっている花の師匠やブロガーの皆様には心から感謝したい。そして、むやみに踏み込んで森を荒らさないように、大切に見守りながら森を守って行きたいと思っている。
コメント (8)
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