交雑種らしき紫色のスミレがあるらしいのだが、見たことが無いのでおそらくは判別できないのではないかと思うのだが、他に見ておきたい花もあったので長野県との県境にある横尾山を訪問してみた。この山は比較的簡単に登れるうえに展望が抜群で、さらには植物の宝庫でもありかつ山梨百名山の一座でもあるたいへん登り得な山である。まずは咲いていた花と展望を紹介する。
登山口に咲いていたタチツボスミレ
サクラスミレはちょうど見頃。
普通のスミレ
樹林帯に咲いていたワダソウ
ミヤマハコベ
タケシマラン
フデリンドウ
ヒメハギとミツバツチグリ
ウスバサイシン。ヒメギフチョウの姿も見かけた。
稜線の林床にはヒメイチゲがたくさん咲いていた。
ヒメイチゲの可愛らしい花。
1時間ほどでカヤト野原に抜け出る。ここまで登ると大パノラマが広がる。向こうに見えるのは八ヶ岳。
瑞牆山と金峰山
南アルプス。中央右寄りの山が甲斐駒ケ岳、左寄りのいちばん高い山が北岳。
カヤト野原越しに見る奥秩父山塊
富士山
横尾山山頂。登山者にたくさん出会ったが私が到着した午後2時ごろは誰も居なかった。
普通に歩けば信州峠から2時間もあれば横尾山山頂に到着出来るのだが、カヤト野原の中を散策して写真を撮りながら3時間半かけて山頂まで登って来た。この季節にしては雲が出ずに展望が良好で、ずっと富士山が見えていた。しかし日差しが強くて暑かった。
さて、問題のスミレだが予想していた通り、それらしきものは咲いているのだが交雑かどうかは全く確信が持てず、とりあえずは写真を撮って来た。
カヤト野原に咲いていたサクラスミレ
サクラスミレの変わり者、チシオスミレ。
チシオスミレ。葉に赤紫色の筋が入っている。アカフタチツボスミレのサクラスミレバージョン。
これは普通のスミレだと思って撮って来たのだが??
花弁がやや大きくてふっくらしていたので、これが探していた交雑スミレ?かと思ったが。
近くにあった別株。葉を見直してみると翼が出ている。たぶんこれは普通のスミレだろう。
探していたのはサクラスミレとスミレの交雑種、アルガスミレというスミレである。葉っぱを見ればすぐにわかるだろうとあまり予習して来なかったのだが、実際に咲いているスミレを見るとサクラスミレ以外はみな普通のスミレに見える。なんとなく花弁の紫色が薄目でふっくらした花があるので撮影してきてネットで調べてみると、葉に翼があるのはどうやら普通のスミレのようでアルガスミレには翼が無いらしい。そういう目でもう一度撮って来たスミレの写真を見直してみるとそれっぽいのがいくつか写っていた。
花弁の色が濃い紫色だったスミレ。葉茎を見てみると翼が無くなんとなく葉の形もサクラスミレに近い。
撮っている時は絶対にスミレだと思って撮影してきたものだが、これも葉に翼が無く、花もやや大型でサクラスミレに近い。
確信は持てないが見てきたスミレの中にはアルガスミレと思わしきものがありそうである。判別が難しい交雑スミレなのでとりあえずは保留にしておきたいと思う。
本日の本命がこの花、タンポポに似た薄紫色の菊である。
ネットにしばしば登場して来るので時期さえ間違えなければ探すのはそれほど難しく無い。
アズマギク。咲き始めたばかりのちょうど良い時期に出会えた。
薄紫色の美人さん。
園芸種では無いこんな綺麗な菊が山の稜線上に咲いていることに感動する。
山梨県ではあまり見かけないこのアズマギクは不思議と登山道の近くを好んで咲いている。日当たりの悪いカヤト野原の中は居心地が悪く、日当たりの良い登山道周辺を好んで咲くのだろう。中には登山者に踏まれそうな場所に咲いているものもある。これからもずっと咲き続けて欲しい大切な花である。
登山口に咲いていたタチツボスミレ
サクラスミレはちょうど見頃。
普通のスミレ
樹林帯に咲いていたワダソウ
ミヤマハコベ
タケシマラン
フデリンドウ
ヒメハギとミツバツチグリ
ウスバサイシン。ヒメギフチョウの姿も見かけた。
稜線の林床にはヒメイチゲがたくさん咲いていた。
ヒメイチゲの可愛らしい花。
1時間ほどでカヤト野原に抜け出る。ここまで登ると大パノラマが広がる。向こうに見えるのは八ヶ岳。
瑞牆山と金峰山
南アルプス。中央右寄りの山が甲斐駒ケ岳、左寄りのいちばん高い山が北岳。
カヤト野原越しに見る奥秩父山塊
富士山
横尾山山頂。登山者にたくさん出会ったが私が到着した午後2時ごろは誰も居なかった。
普通に歩けば信州峠から2時間もあれば横尾山山頂に到着出来るのだが、カヤト野原の中を散策して写真を撮りながら3時間半かけて山頂まで登って来た。この季節にしては雲が出ずに展望が良好で、ずっと富士山が見えていた。しかし日差しが強くて暑かった。
さて、問題のスミレだが予想していた通り、それらしきものは咲いているのだが交雑かどうかは全く確信が持てず、とりあえずは写真を撮って来た。
カヤト野原に咲いていたサクラスミレ
サクラスミレの変わり者、チシオスミレ。
チシオスミレ。葉に赤紫色の筋が入っている。アカフタチツボスミレのサクラスミレバージョン。
これは普通のスミレだと思って撮って来たのだが??
花弁がやや大きくてふっくらしていたので、これが探していた交雑スミレ?かと思ったが。
近くにあった別株。葉を見直してみると翼が出ている。たぶんこれは普通のスミレだろう。
探していたのはサクラスミレとスミレの交雑種、アルガスミレというスミレである。葉っぱを見ればすぐにわかるだろうとあまり予習して来なかったのだが、実際に咲いているスミレを見るとサクラスミレ以外はみな普通のスミレに見える。なんとなく花弁の紫色が薄目でふっくらした花があるので撮影してきてネットで調べてみると、葉に翼があるのはどうやら普通のスミレのようでアルガスミレには翼が無いらしい。そういう目でもう一度撮って来たスミレの写真を見直してみるとそれっぽいのがいくつか写っていた。
花弁の色が濃い紫色だったスミレ。葉茎を見てみると翼が無くなんとなく葉の形もサクラスミレに近い。
撮っている時は絶対にスミレだと思って撮影してきたものだが、これも葉に翼が無く、花もやや大型でサクラスミレに近い。
確信は持てないが見てきたスミレの中にはアルガスミレと思わしきものがありそうである。判別が難しい交雑スミレなのでとりあえずは保留にしておきたいと思う。
本日の本命がこの花、タンポポに似た薄紫色の菊である。
ネットにしばしば登場して来るので時期さえ間違えなければ探すのはそれほど難しく無い。
アズマギク。咲き始めたばかりのちょうど良い時期に出会えた。
薄紫色の美人さん。
園芸種では無いこんな綺麗な菊が山の稜線上に咲いていることに感動する。
山梨県ではあまり見かけないこのアズマギクは不思議と登山道の近くを好んで咲いている。日当たりの悪いカヤト野原の中は居心地が悪く、日当たりの良い登山道周辺を好んで咲くのだろう。中には登山者に踏まれそうな場所に咲いているものもある。これからもずっと咲き続けて欲しい大切な花である。