山梨百名山から見る風景

四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

紅葉の木々とオオバボダイジュ 御坂山系  令和5年10月30日

2023年11月05日 | 樹木類
 オオバボダイジュが見つからずに苦戦している私のブログを見て、花仲間が生育場所を教えてくれた。大菩薩山系に多いのかと思っていたのだが教えていただいたのは御坂山系の山だった。さっそく行ってみることにするが、勉強のために紅葉している他の木々も見て回ってきた。

    おそらく並んで生えているこの高い木がオオバボダイジュであろう。この木を観察する前に他の紅葉している木々を見て回ってみる。

    黄色く染まっているこの木は?

    葉の形から見てこれはウリハダカエデだと思う。

    木肌を見てみるとやはりウリハダカエデであろう。

    茶色っぽくなっているこの木

    これもおそらくウリハダカエデであろう。

    赤く染まっているこの木


    これはオオモミジではないかと思う。

    赤く染まっているこの木

    少し大きめの葉で、葉の形から見てハウチワカエデであろう。

    少し茶色く黄葉しているこの木

    葉の形はハウチワカエデに似ているが葉は小さい。おそらくコハウチワカエデではないかと思う。

    黄色く黄葉している背の高いこの木は?

    葉の大きさが大きくて切れ込みはあまり深く無い。イタヤカエデではないかと思う。

    黄葉している葉。カエデの仲間では無さそうである。

    この葉の形はダンコウバイではないかと思う。

    黄葉しているこの木

    たぶんブナだと思う。



    たくさん実を付けているこの木はサワシバであろう。

    さて、目的のオオバボダイジュに戻る。葉は黄葉して半分ほど落ちてしまっている。

    落葉しているオオバボダイジュの葉

    まだ青い葉も残っていた。

    ハート形をしていてシナノキに比べると葉はひとまわり大きい。

    木の幹

    縦向きに縞が入るがシナノキのように深く無く、剥げ落ちない。

    別株の木の幹も同様。

    木の高いところにはまだ種が残っていた。

    結実した大ボボダイジュの実

    球形の種がぶら下がって付く。

    新鮮そうな落ち葉を拾って調べてみる。

    葉の裏側

    少し白っぽくて毛が生えているようである。

    さらに接写してトリーミング。葉裏にも葉脈にも星状毛がたくさん付いている。この葉裏の星状毛がシナノキとの違いである。

    御坂山塊の黄葉は今が真っ盛りであるが、色付きはあまり良く無いように思う。

 花仲間に生育地を教えていたおかげで今年の課題だったオオバボダイジュは落葉してしまう前になんとか観察できた。来年は花の咲いている時期に見に来てみたいと思う。


コメント
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